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木島 滋; 相川 裕史; 安積 正史; 星野 克道; 亀有 昭久*; 笠井 雅夫*; 狐崎 晶雄; 小林 朋文*; 松田 俊明; 宮 直之; et al.
JAERI-M 83-171, 39 Pages, 1983/10
かなり大きな間歇的エネルギー損失を伴う独特のアクティビティーが、中性粒子入射加熱時のタブレットIIIトカマクにおいて、しかも専ら閉じ込めの良い(Hモード)放電時に観測された。pの上昇と共に、幅2-5msで約10ms間隔をもつ周辺リサイクリング光の大きなバーストの繰り返しが見られる。1回のバーストによってはき出されるエネルギーは蓄積全エネルギーの少くも2-3%に相当すると見積れる。この周期的なエネルギー損失は、プラズマ・エネルギーの最終到達値にして10%程抑制されている事に相当する。バーストに先立ち、ダイバータ部に大きなピークをもつ約20kHzでm=n=0の大きな磁場の揺動が観測された。これ以外に、全運転領域を通じて一般的に閉し込めの劣化或いは改善を支配していると思われるような特別のアクティビティーは観測されていない。
永見 正幸; 横溝 英明; 嶋田 道也; 吉田 英俊; 伊尾木 公裕*; 出海 滋*; 新谷 吉郎*; G.Jahns*; D.Baker*; C.Armentrout*; et al.
JAERI-M 9509, 22 Pages, 1981/05
Doublet-IIIにおいて、D形断面と円形断面プラズマの比較を行い以下の結果を得た。電子エネルギ閉じ込め時間はneqに比例し、イオンのエネルギ閉じ込め時間は新古典理論の2倍までの大きさで証明される。特に、D形断面プラズマは円形断面プラズマに比較し大きなプラズマ電流を流せるため、高電子密度領域では、イオンのエネルギ損失を軽減することによりエネルギ閉じ込め時間は著しく増大する。即ち、Doublet-IIIにおいて、エネルギ閉じ込め時間は、大プラズマ電流、高電子密度、D形断面条件下で最大(75msec)となる。