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Li, H.*; 櫻庭 俊; Chandrasekaran, A.*; Yang, L.-W.*
Journal of Chemical Information and Modeling, 54(8), p.2275 - 2285, 2014/08
被引用回数:16 パーセンタイル:69.43(Chemistry, Medicinal)本論文では、タンパク質-タンパク質並びにタンパク質-リガンド結合部位がタンパク質の形状と、内在的なタンパク質運動に強く依存することを示す。68のタンパク質-タンパク質複合体ならびに240の非配列相同的な酵素を対象に解析した結果、結合部位は分子振動が最も小さくなる場所に位置しやすいこと、またタンパク質-タンパク質複合体の場合は各タンパク質の回転・曲げ変形角が最大となるよう位置することを発見した。さらに、この発見をタンパク質ドッキング計算に応用することで、結合位置が天然構造に一致する率を2倍に引き上げた。また、酵素を対象とした場合、90%の活性残基がタンパク質の内在性ドメインの境界面に近い50%の残基に見いだされることを発見した。これらの結果は酵素の活性部位が重心から見て非等方的に位置することを示唆した。