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E.Kim*; 中村 尚司*; 紺野 敦子*; 上蓑 義明*; 中西 紀喜*; 今村 峯雄*; 中尾 徳晶*; 紫田 誠一*; 田中 進
Nuclear Science and Engineering, 129(3), p.209 - 223, 1998/00
被引用回数:67 パーセンタイル:97.25(Nuclear Science & Technology)CとBiの中性子核破砕断面積は20から150MeVのエネルギー領域のp-Ni準単色中性子場で測定された。照射実験は東大核研(INS)、原研高崎研(TIARA)、理研で行われた。中性子スペクトルはTOF法で測定され、単色中性子ピークフルエンスの絶対値はTIARAでは反跳陽子カウンターテレスコープで、INSと理研ではLiターゲットの放射化法で測定された。本研究ではC(n,2n)CとB(n,xn)(x=3,12)反応の断面積を求め、得られた実験値は他のグループの実験値やENDF/B-VIデータと比較を行った。比較の結果、我々の実験値は他のグループの実験値やENDF/B-VIデータとよく一致している。本論文で述べられている20MeV以上でのBi(n,xn)反応と40MeV以上でのC(n,2n)C反応データは、今まで存在しなかった初めての実験値である。また、Bi(n,xn)(x=3,12)反応は高エネルギー中性子スペクトロメータとして応用できると考えられる。