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篠崎 彩子*; 小松 一生*; 鍵 裕之*; 藤本 千賀子*; 町田 真一*; 佐野 亜沙美; 服部 高典
Journal of Chemical Physics, 148(4), p.044507_1 - 044507_8, 2017/01
被引用回数:9 パーセンタイル:42.42(Chemistry, Physical)重水素化-グリシンの結晶構造における圧力応答を、粉末および単結晶X線回折および高圧下での粉末中性子回折測定を用いて、室温で調べた。8.7GPaまでの相変化は観察されなかったが、格子圧縮率の異方性が見出された。中性子回折測定は、6.4GPaまでの圧縮で、軸に沿った分子間DO結合の距離が増大することを示した。軸に沿った他のDO結合の距離は圧力が増加するにつれて減少し、3GPa以上では最短の分子間水素結合となった。対照的に、軸に沿った-グリシン分子層間に形成された分岐したN-DOおよびC-DO水素結合の長さは、圧力が増加するにつれて著しく減少した。分子間距離の減少は、他の2つの軸と比較して、軸の最大圧縮率をもたらした。Hirshfeld分析は、強固なN-DO水素結合の収縮というよりも空隙領域の縮小で圧縮が起こることを示唆した