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阿部 陽介; 都留 智仁; 藤田 洋平*; 大友 政秀*; 佐々木 泰祐*; 山下 真一郎; 大久保 成彰; 鵜飼 重治
Journal of Nuclear Materials, 606, p.155606_1 - 155606_12, 2025/02
被引用回数:0 パーセンタイル:0.00(Materials Science, Multidisciplinary)軽水炉の事故耐性燃料被覆管用として開発中の酸化物分散強化型Fe-Cr-Al合金では、Crリッチ析出物(相)に起因する脆化挙動の解明と予測が課題となっている。我々は、熱時効によるFe-Cr-Alモデル合金における
相の形成に対するAl添加の影響を調査した。ビッカース硬さ試験と過去の研究のデータベースを用いて作成した機械学習モデルにより、低Al添加合金では
相の形成が促進され、高Al添加合金では抑制されることが示された。第一原理計算では、Cr-Al-空孔複合体はCr-Cr対よりも安定であり、
相の核生成時にAl原子を取り込むことがエネルギー的に有利である可能性があることが示された。一方、Al-Al対の形成は非常に不安定である。Al添加量が少ない場合には、
相の界面付近でのAl-Al対の形成は回避できる。しかし、Al添加量が多量の場合には、Al-Al対の形成が避けられなくなり、
相の不安定化につながることが示唆された。
中野 政尚; 藤田 博喜; 水谷 朋子; 永岡 美佳; 井上 和美; 小池 優子; 山田 椋平; 吉井 秀樹*; 檜山 佳典*; 大谷 和義*; et al.
JAEA-Review 2018-028, 120 Pages, 2019/02
本報告書は、原子力規制関係法令を受けた「再処理施設保安規定」、「核燃料物質使用施設保安規定」、「放射線障害予防規程」、「放射線保安規則」及び「茨城県等との原子力施設周辺の安全確保及び環境保全に関する協定書」、「水質汚濁防止法」並びに「茨城県条例」に基づき、平成29年4月1日から平成30年3月31日までの期間に日本原子力研究開発機構核燃料サイクル工学研究所から環境へ放出した放射性排水の放出管理結果をとりまとめたものである。再処理施設, プルトニウム燃料開発施設をはじめとする各施設からの放射性液体廃棄物は、濃度及び放出量ともに保安規定及び協定書等に定められた基準値を十分に下回った。
原 圭吾*; 足立 猛*; 秋宗 秀俊*; 大東 出*; 藤村 寿子*; 藤田 佳孝*; 藤原 守; 伏見 賢一*; 原 かおる*; Harakeh, M. N.*; et al.
Physical Review C, 68(6), p.064612_1 - 064612_9, 2003/12
被引用回数:11 パーセンタイル:57.48(Physics, Nuclear)Cuのガモウ・テラー準位が
Ni(
He,t+p)と
Ni(
He,t+
)同時計測実験で研究された。アイソスピンT=1とT=2の1
準位(E
6
12MeV)が
Ni(
He,t)反応で強く励起された。磁気スペクトロメーターを用いて測定されたトリトンと半導体検出器で測定した陽子崩壊との同時計測が行われた。この実験で、世界初の
N(
He,t+
)実験が行われ、陽子崩壊と
線崩壊強度を用いてガモウ・テラー共鳴の微視構造が議論された。
阿部 陽介; 佐々木 泰祐*; 都留 智仁; 藤田 洋平*; 大友 政秀*; 山下 真一郎; 大久保 成彰; 鵜飼 重治
no journal, ,
軽水炉の事故耐性燃料被覆管材料として開発中の酸化物分散強化型Fe-Cr-Al合金では、Crリッチ析出物(Cr-Rich Precipitates: CrRP)の形成による脆化挙動の解明と予測が課題となっている。本研究では、14種類の組成の異なるFe-Cr-Al合金に対して350Cにて10.5MeVの自己イオン照射を行い、CrRPの形成挙動を系統的に調べた。照射は、2桁異なる3水準の損傷速度を用いて0.24及び0.64dpaまで行った。3次元アトムプローブを用いて照射後試料中のCrRPの定量解析を行い、各実験変数がCrRP関連量に及ぼす影響を相関行列と重回帰モデルを用いて評価した。その結果、CrRPの数密度・体積率・内部Cr濃度は、Cr添加の増加・Al添加の減少・損傷速度の減少に伴って増加した。また、いくつかの交互作用が確認された。系統的な実験・解析に加えて、実験的に解明することが困難な原子レベルでのメカニズムを明らかにするために、第一原理計算を用いてCrRPの形成挙動に及ぼすAl添加の影響を調べた。原子配置エネルギーや短距離秩序パラメータ等を用いて解析を行い、実験データとの比較を通して考察した。
阿部 陽介; 佐々木 泰祐*; 都留 智仁; 久保 淳; 山下 真一郎; 大久保 成彰; 藤田 洋平*; 大友 政秀*; 鵜飼 重治
no journal, ,
軽水炉用耐事故燃料被覆管材料として開発されている酸化物分散強化型Fe-Cr-Al合金では、Crリッチ析出物(Cr-Rich Precipitates: CrRP)の形成による脆化挙動の解明と予測が課題となっている。しかし、CrRPの生成に及ぼす照射やAl添加の影響については、十分理解されていない。本研究では、組成の異なる14種類のFe-Cr-Al合金について、自己イオン照射によるCrRP生成挙動を系統的に調べ、CrRP関連量に対する各実験変数の影響を重回帰分析により定量的に評価した。また、CrRP形成の安定性に及ぼすAl添加の影響を第一原理計算により調べた結果、CrRPの安定性に及ぼすAl添加量の依存性がイオン照射実験の結果と一致することが示された。