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論文

GPSとGISを利用した線量測定現地調査ツール及び調査結果管理システム(DRaMM-GiGs)の開発

北村 暁; 藤原 健壮; 吉川 英樹; 五味 克彦*

原子力バックエンド研究(CD-ROM), 20(1), p.15 - 19, 2013/06

除染のための線量率測定等の調査を迅速かつ確実に実施するために、あらかじめ校庭や田畑における線量率の測定地点を格子状に設定するとともに、測定結果を入力する際に位置情報と日時情報が同時に記録され、結果を集約することを可能としたシステムを開発した。本システムでは、地理情報システム(GIS)を用いて測定地点の情報を一元的に設定及び管理することができるだけでなく、高精度の位置情報システム(GPS)及びカメラを内蔵した携帯情報端末(PDA)を用いて測定地点まで容易にアクセスすることが可能である。また、すべての測定結果をPDAに記録することで、測定結果が測定地点の位置情報や現場写真と連携した形で管理されることから、これらの情報をパーソナルコンピュータに集約することで、測定の日時、地点及び結果を効率よく一元的に管理できる。その結果、測定地点の決定や測定結果の整理に費やしていた膨大な時間と多くの人工が大幅に低減され、作業を迅速かつ確実に遂行することに貢献した。

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