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柳澤 和章; 久米 民和; 幕内 恵三; 田川 精一*; 茅野 光男*; 井上 登美夫*; 武久 正昭*; 萩原 幸*; 清水 雅彦*
Journal of Nuclear Science and Technology, 39(10), p.1120 - 1124, 2002/10
被引用回数:3 パーセンタイル:22.77(Nuclear Science & Technology)本件は、日本原子力学会からの投稿依頼に応えたものである。発表内容は、平成11年度に調査した「我が国の放射線利用経済規模」及び平成12年度に実施した「我が国と米国の放射線利用経済規模」をとりまとめたものである。調査対象が膨大であるので、(1)工業利用,(2)農業利用,(3)医学・医療利用,(4)原発と放射線利用の4つに仕分けした。本件は(4)原発と放射線利用についての報告である。なお、上記調査はいずれも文部科学省の委託調査(特会)であり、成果の発表にあたっては相手方の了解を得ている。主な成果; 1997年における米国の原子力売上は158b$であり、内訳は放射線利用が119b$(75%),原発売上が39b$(25%)であった。此に対して我が国の原子力売上は99b$で、内訳は放射線利用が52b$(53%),原発売上が47b$(47%)であった。米国の原子力売上は我が国の約1.6倍となったが、米国では工業と医学・医療の分野で放射線利用が積極的になされていることが一つの理由である。相対的であるが、原発売上額は米国よりも我が国の方が大きい。
荒川 和夫; 曽田 孝雄*; 貴家 恒男; 中西 博*; 赤田 民生*; 八木 徹也*; 萩原 幸; 瀬口 忠男
JAERI-M 92-176, 32 Pages, 1992/11
基油にペンタフェニルエーテルとモノアルキルテトラフェニルエーテルを増ちょう剤にベントナイトを用い、耐熱・耐放射線性グリースを開発した。新規に開発したグリースの耐熱・耐放射線性は、高温下(125,150,175および200C)で
線照射を行い、ちょう度変化、離油度、重量減少(基油等の揮散・蒸発量)および分子量分布の変化から評価した。このグリースは、150
Cで4MGy程度まで使用可能であり、耐熱・耐放射線性に優れていることが明らかとなった。
吉田 勝; 桜井 靖夫*; 玉田 正男; 熊倉 稔*; 萩原 幸; 片貝 良一*
Radiation Physics and Chemistry, 39(6), p.469 - 472, 1992/00
L-Ala-GlyoEt,L-Val-GlyoEt,L-Leu-GlyoEt,L-ILe-GlyoEtの側鎖シーケンスをもつポリメタクリロイルヒドロゲルを合成し、溶媒の種類と温度変化に対する応答性を調べた。いずれのヒドロゲルでも10Cでの膨潤率は、30%水-70%2-プロパノールのときに極大を示した。また、極大値はL-ILe-GlyoEt
L-Leu-GlyoEt
L-Val-GlyoEt
L-Ala-GlyoEtの順に増加した。L-ILe-GlyoEtを含むヒドロゲルを用いて、温度応答性を調べたところ低温で膨潤し高温で収縮する性質を示した。
中嶋 秀夫; 西 正孝; 江草 茂則; 吉田 清; 辻 博史; 瀬口 忠男; 萩原 幸; M.A.Kirk*; R.C.Birtcher*
JAERI-M 91-124, 41 Pages, 1991/08
超電導マグネットの開発において、材料特性のデータベースは無くてはならないものである。原研では、超電導材料の臨界電流密度、構造材料の極低温での機械的特性および複合材の照射効果のデータ等の測定を行ない、貴重なデータベースを保有している。これらのデータを公表することは、ITERの超電導マグネットシステムを設計・製作する上で貴重であり、ここに記述する。
萩原 幸
Isotope News, (442), p.2 - 6, 1991/04
昭和62年に始まった放射線高度利用研究施設の建設整備は、今年は着手以来5年目を迎え、第1期計画としてのAVFサイクロトロンおよびタンデム加速器の研究利用が開始される。施設整備の現状を加速器及び周辺実験装置について述べた。また、先行研究の現状と今後の展望を述べた。さらに、外部との研究協力の推進状況として、研究グループ活動、原研・大学プロジェクト共同研究、国際共同研究ビーム利用国際会議等について紹介した。
吉田 勝; J.S.Yang*; 熊倉 稔*; 萩原 幸; 片貝 良一*
European Polymer Journal, 27(9), p.997 - 1005, 1991/00
被引用回数:35 パーセンタイル:80.94(Polymer Science)メタクリロイル-D-アラニンメチルエステル(MA-D-AlaOMe)と、そのL体(MA-L-AlaOMe)を放射線共重合し、得られたポリマーゲルの水の中での温度変化に対する膨潤挙動を調べた。このゲルは0-40Cの温度範囲において、安定な低温膨潤・高温収縮の可逆的応答性を示した。一方、ゲルのカルボキシル保護基(メチル基)を加水分解し、カルボン酸(-COOH)とし、pH応答性を調べたところ、pH3以下で収縮、逆にこれ以上のpHで膨潤を伴なう可逆的応答性を与えた。
萩原 幸
International Journal of Radiation Applications and Instrumentation, Part D; Nuclear Tracks and Radiation Measurements, 19(1-4), p.899 - 902, 1991/00
日本における放射線化学研究・開発の推進拠点として、原研・高崎研究所が現在推進中のコバルト-60及び電子加速器を用いたいくつかの放射線利用研究に加えて、イオンビーム利用研究計画と施設整備の進捗状況を報告する。特に、シンポジウムの主旨に鑑み、イオンビームによる材料研究を中心に、計画されている研究の概要と整備中のイオン加速器施設、周辺実験装置の仕様、ビーム利用の特徴等を報告する。
江草 茂則; 瀬口 忠男; 萩原 幸; 中嶋 秀夫; 島本 進; M.A.Kirk*; R.C.Birtcher*
Radiation Effects on Polymers, p.591 - 608, 1991/00
核融合炉用超電導磁石中で使用される高分子複合材料の機械的性質に対する放射線照射効果に関して、著者らによる1983年以降の研究成果をレビューする。このレビューでは、室温或は5KでCo-
線及び中性子照射されたのち、77K、4.2K、及び室温で試験されたガラス繊維強化高分子複合材料の機械的性質について紹介する。その実験結果に基づいて、複合材料の放射線劣化機構を提案するとともに、複合材料の種類、試験温度、放射線の種類、及び照射温度等の因子について考察する。
荒川 和夫; 曽田 孝雄*; 貴家 恒男; 中西 博*; 赤田 民生*; 八木 徹也*; 萩原 幸; 瀬口 忠男
JAERI-M 90-133, 33 Pages, 1990/08
本報告書は、グリースの熱劣化、放射線劣化および放射線・熱複合劣化試験を行なった結果について述べたものである。放射線・熱複合劣化試験には、高温下における放射線劣化、放射線熱逐次劣化試験及び熱
放射線の逆逐次劣化を含んでいる。グリースの耐放射線性は、ちょう度変化、重量減少(基油等の揮散・蒸発量)および基油の分子量分布の変化から評価した。高温下における放射線照射試験において、全てのグリースは、著しい変化を示した。この挙動は、劣化の初期に硬化するものおよび初期に軟化し、その後硬化磨るものに大別できる。グリースの硬化は、重量減少と基油の架橋により生じ、一方、軟化は、ゲル構造の損傷により生じることが実験的に確認された。また、グリースの劣化の挙動には、放射線と熱の相乗効果のあることが見出された。
金子 義彦; 河原崎 雄紀; 工藤 博司; 杉本 昌義; 鈴木 康夫; 田中 俊一; 中村 知夫; 永島 孝; 西田 雄彦; 野田 健治; et al.
日本原子力学会誌, 32(6), p.578 - 582, 1990/06
1990年1月24日~26日の3日間、水戸プラザホテルで「第2回原子力先端研究国際シンポジウム」が開催された。本シンポジウムでは、2つのセッションでそれぞれ7件及び10件の招待講演が行われ、112件のポスター発表があった。またパネル討論として、「原子力と加速器-強力中性子源、強陽子源によるブレークスルーへの期待」が論じられた。加速器及び原子力に携わる研究者の積極的交流を通じて、加速器の応用による原子力研究の新たな展開が期待されるシンポジウムであった。
曽田 孝雄*; 荒川 和夫; 貴家 恒男; 中西 博*; 赤田 民生*; 廣濱 三男*; 八木 徹也*; 萩原 幸; 瀬口 忠男
JAERI-M 90-010, 24 Pages, 1990/02
グリースの高温下における放射線劣化の研究を行うための予備的な実験として、耐熱試験法の検討を行った。グリースの種々の性状は基油の蒸発量により劣化する。基油の蒸発速度をコントロールするため、グリースの層厚(厚み)と材料容器の形状について検討したところ、ガラス容器の深さ17mm、グリースの厚み6mmとすることにより、JIS K-2220 B法の蒸発量と良く一致した。また、同一恒温槽で異種グリースを同時に熱処理するときには、試料容器にふたをすることが必要であることなどが明らかとなった。
萩原 幸
放射線化学, (48), p.42 - 43, 1989/09
本年3月、科学技術庁が行ったヨーロッパにおける基礎研究環境調査に参加し、5ケ国、14の研究所・機関を訪問して基礎研究強化のためどのような方策が取られているか調査した。ここでは、ヨーロッパの基礎研究風土の底流を為すものとしては、多様な価値観の容認、個人の尊重、能力・業績中心の評価と研究者の流動性について、各国の状況を紹介した。なお、訪問した国は、スウェーデン、西独、スイス、仏、英国。代表的な訪問研究機関は、カロリンスカ研究所、マックッスプランク量子光学研究所、スイス連邦工科大学、IBMチューリッヒ研究所、バーゼル免疫研究所、パスツール研究所、LURE、ラザフォード・アプルトン研究所等である。
萩原 幸; 田中 隆一
日本原子力学会誌, 31(9), p.983 - 986, 1989/09
放射線高度利用研究として、イオンビーム照射利用研究を進めるための施設の建設・整備について紹介した。まず、研究内容として宇宙、核融合炉開発、バイオ技術、新機能材料の研究の概要を紹介した。つぎに、加速器施設としてAVFサイクロトロン、タンデム、ヴァンデグラーフ、イオン注入装置の性能を述べるとともに、拡大照射野、マイクロビーム、パルス照射など、ビーム利用の特徴を紹介した。
河西 俊一; 宇田川 昂; 萩原 幸
JAERI-M 87-185, 21 Pages, 1987/11
エポキシ樹脂の耐放射線性の機構を明らかにするために、芳香族アミン()と脂肪族アミン(DETA)で硬化したエポキシ樹脂での発光挙動の研究を行った。
河西 俊一; 萩原 幸
JAERI-M 87-155, 22 Pages, 1987/10
新しい難燃性助剤として開発されたCON-BACNの高分子に対する耐放射線性付与効果を明らかにするために、モデル化合物であるアセナフチレンとアセナフテンの発光挙動を検討した。
貴家 恒男; 萩原 幸
Polymer, 28(10), p.1915 - 1921, 1987/10
芳香族ポリサルフォン(PES,U-PS)、ポリエステル(U-Polymer)、ポリアミド(A-Film)、ポリエーテル・エーテル・ケトン(PEEK)についての酸化雰囲気での照射効果の検討を行った。空気中・線線量率10KGY/hで照射した場合、比較的低線量(短期間)で劣化するPES,U-PS,U-Polymerは高線量率の電子線照射の場合とほとんど同じ劣化挙動を示したが、A-Film,PEEKでは高線領域で急激な劣化を起した。これは酸化層の厚さが長時間照射で内部まで拡大するためと結論した。酸素加圧照射の場合はすべてのポリマーは高線量率電子線照射の場合の1/5~1/10の線量で劣化した。ポリマー内部まで放射線酸化が起きたためである。酸素加圧下で照射したPEEKについて、動的粘弾性測定を行った。線量と共にガラス転移温度が低下すること、結晶化に帰因する
'分散ピークは低温に移動しつつ、その強度を増加することから、酸化雰囲気照射では主鎖切断のみで劣化すると結論した。
貴家 恒男; 萩原 幸; 小田島 敏浩*; 坂井 英男*; 中倉 敏行*; 升谷 正宏*
JAERI-M 87-048, 29 Pages, 1987/03
熱可塑性のポリアリルエ-テルスルフォン(PES),ポリアリルエ-テル・エ-テル・ケトン(PEEK)をマトリックスとした炭素繊維複合材料を調整し、その電子線照射効果を検討した。PES複合材料は3MGy以上の照射で層間剥離を起こすようになり劣化した。PEEK複合材料は180MGyの照射後も機械特性の劣化が少なく、繊維破断で破壊し、優れた耐放射線を示した。あらかじめ炭素繊維をPESで表面処理したのち複合化したPEEK-PES複合材料はPEEK複合材料より耐放射線性が劣るが、90MGy照射後も初期強度の85%を保持していた。120MGy以上の照射では繊維破断に加えて層間剥離も起こるようになった。PEEK-PES複合材料の動的粘弾性測定から、繊維表面のPESの劣化により繊維~マトリックス界面が損傷を起こし、複合材料を劣化させる事が明かとなった。
江草 茂則; 佐々木 隆; 萩原 幸
J.Appl.Polym.Sci., 34, p.2163 - 2176, 1987/00
被引用回数:8 パーセンタイル:45.49(Polymer Science)エポキシ樹脂とアクリル系モノマーの高粘性混合物に電子線を照射することにより、グラフト重合を開始させた。重合系の温度測定から、重合反応は約5秒間の電子線照射中のみならず照射後も進行することがわかった。電子線電流が6.0mAと比較的高いときにはその重合反応は20秒ほど続くのみであるが、0.6mAと低いときには重合反応は照射後50秒も継続する。得られたグラフト重合物のGPC分析から、アクリル系モノマーの重合物の分子量分布は、電子線電流が下がるに連れて著しくブロードになることがわかる。さらに、グラフト効率は電子線電流の増加とともに大きくなる傾向が認められる。これらの結果は、ポリマーラジカルなどの活性種の易動度と濃度の電子線電流依存性によって解釈される。
江草 茂則; 佐々木 隆; 萩原 幸
J.Appl.Polym.Sci., 34, p.2177 - 2186, 1987/00
被引用回数:5 パーセンタイル:34.12(Polymer Science)エポキシ樹脂とアクリル系モノマーの高粘性混合物に電子線を照射することにより、水分散性を有する改質樹脂を合成した。この改質樹脂をブタノール/シクロヘキサノン混合溶媒中で70Cに加熱したのち、アルカリ水かエタノールを添加すると安定なエマルジョンが得られた。ストップド・フロー法によるエマルジョンの粒子径測定の結果から、改質樹脂を70
Cで加熱中にいわゆるPOOエマルジョンが生成され、アルカリ水またはエタノールの添加は単にその粒子を分解するのみであることが判明した。さらにエマルジョンの安定性のpH依存性から、この粒子の構造は、エポキシ樹脂が核をなしその周りをアクリル系ポリマーが覆ったものであることが示唆された。
宇田川 昂; 貴家 恒男; 伊藤 洋; 萩原 幸
高分子論文集, 44(8), p.631 - 639, 1987/00
被引用回数:0 パーセンタイル:0.00(Polymer Science)2MeVの電子線を用い、室温にて炭素繊維強化エポキシ樹脂複合材を照射したのち、180Cまでの種々の温度で空気中で2時間アニーリングした。