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渕崎 員弘*; 浜谷 望*; 長谷 高貴*; 片山 芳則
Journal of Chemical Physics, 135(9), p.091101_1 - 091101_4, 2011/09
被引用回数:14 パーセンタイル:44.6(Chemistry, Physical)シンクロトロンX線回折測定によって、SnIに、圧力に依存する二つの熱力学的に安定な液体様態があることを示した。液体-液体臨界点シナリオに基づくと、われわれの最近の測定は第二臨界点がもしあるとすると、それは、結晶相の融解曲線が突然折れ曲がる点の近くに位置するかもしれないことを示唆している。この領域は、水の場合とは違って、実験的に比較的容易に到達できる。
渕崎 員弘*; 長谷 高貴*; 山田 明寛*; 浜谷 望*; 片山 芳則; 舟越 賢一*
Journal of Chemical Physics, 130(12), p.121101_1 - 121101_4, 2009/03
被引用回数:20 パーセンタイル:57.3(Chemistry, Physical)常圧ではSnI四面体分子からなるヨウ化錫の放射光X線回折その場観察測定を行い、融解曲線の傾きが急激に変化する1.5GPaを境として、液体に二つの異なった構造があることを明らかにした。この発見は、元素だけでなく、一般の化合物においても、熱力学的に安定な不規則構造の多形が存在する証拠を与えるものである。既に発見されている2つの非晶質構造を含む、擬2元正則液体モデルに基づいて考えられる相図を提案する。分子動力学シミュレーションによって、隣あう2つの分子間において、頂点と底面を向かい合わせた配置が、低圧液体相から高圧液体相への転移に重要な役割を果たしていることが示唆された。