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林 高史*; 須山 賢也; 望月 弘樹*; 野村 靖
JAERI-Tech 2001-041, 158 Pages, 2001/06
使用済燃料中の核種組成は、燃焼期間中のさまざまなパラメーターの変化に影響を受けることが知られている。本研究ではこれらのパラメーターのうち、これまで詳細に検討されていないホウ素濃度,ホウ素濃度変化,冷却材温度,冷却剤温度分布,比出力,運転パターン,定期検査の時間に着目し、これらのパラメーターを現実的に考えられる変動幅で変化させた場合の、使用済燃料の組成の違いを統合化燃焼計算コードSWATで計算した。次にこの組成の違いが中性子増倍率におよぼす影響を調べるために、使用済燃料の無限配列を想定して汎用核計算コードSRAC95または連続エネルギー中性粒子輸送計算コードMVPを用いて臨界計算を行い、中性子増倍率を求めた。本報告ではこの計算結果を、中性子増倍率を高く評価するパラメーターは何か、という視点で整理した。これは燃焼度クレジットを導入する際の燃焼計算の計算条件の選定に有用な情報を与えること考えられる。
not registered; 藤田 秀人; 黒沢 明; 林 直美; 小林 健太郎; 北嶋 卓史; 佐藤 嘉彦
PNC TN8410 98-047, 278 Pages, 1998/02
平成9年3月11日10時6分頃、アスファルト固化処理施設のアスファルト充てん室においてアスファルト固化体を充てんしたドラムから火災が発生した。さらに、同日、20時4分頃、同施設内で爆発が発生した。この火災・爆発事故の原因を究明し事故の再発を防止するために、アスファルト固化処理施設火災・爆発事故原因究明・再発防止対策班が設置され、事故発生時の状況や事故当時の運転操作などの調査及び分析・試験を実施し、その結果を科学技術庁が設置した「東海再処理施設アスファルト固化処理施設における火災爆発事故調査委員会」へ提出すると伴に、自らの火災・爆発事故の原因究明及び再発防止対策に資した。本報告書は、アスファルト固化処理施設の火災・爆発事故の原因究明及び再発防止対策のために、アスファルト固化処理施設の運転状況について調査した結果をまとめたものである。
林 健*; 西 剛史*; 太田 弘道*; 羽鳥 仁人*; 粟野 孝昭*; 五十嵐 誉廣; 越名 崇文*
no journal, ,
耐食性向上・化学反応抑制等を目的とした表面被覆材料の劣化診断技術を確立することを目的として、レーザースポット周期的加熱放射温度測定法を用いた二層材料の局所的な熱拡散率の測定、および二層材料の熱拡散解析式による温度応答解析を行い、二層材料に対する熱物性値の測定方法と分析方法についての検討を行った。二層材料には、熱拡散率が既知であるAlおよびCuにSiO系塗膜をコーティングした材料を用いた。測定の結果、コーティング面を検出面側に置いた場合に厚さ方向の測定で熱拡散率が著しく低下した一方、コーティング面を加熱面側に置いた場合は熱拡散率の低下が見られなかった。値の低下が生じる原因および劣化診断法への適用については今後の検討課題である。