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林 哲平*; 山下 琢磨*; 光安 優典*; 小野 健太*; 岩見 聡音*; 木野 康志*; 関根 勉*; 岡 壽崇; 高橋 温*; 清水 良央*; et al.
International Journal of Radiation Biology, 102(7), p.888 - 895, 2026/07
被引用回数:0 パーセンタイル:0.00(Biology)福島第一原子力発電所事故によって放出された放射性核種による長期的な慢性被ばくによる生物影響を調べている。放射線によって野生ニホンザルの歯のエナメル質中に生じる炭酸ラジカルを電子スピン共鳴(ESR)装置で測定することで、個体の被ばく線量を推定している。本研究では、マイクロ波出力や掃引速度などのESR測定条件を検討した。
山下 琢磨*; 林 哲平*; 光安 優典*; 小野 健太*; 岩見 聡音*; 木野 康志*; 関根 勉*; 岡 壽崇; 高橋 温*; 清水 良央*; et al.
International Journal of Radiation Biology, 102(7), p.880 - 887, 2026/07
被引用回数:0 パーセンタイル:0.00(Biology)東京電力・福島第一原子力発電所事故による野生ニホンザルに対する低線量率で慢性的な被ばくによる放射線生物影響を調べている。放射線生物影響をきちんと理解するには、個々の個体の被ばくを推定する必要があり、我々は歯のヒドロキシアパタイト中に生成する炭酸ラジカルを指標に被ばく線量を推定している。本研究では、電子スピン共鳴(ESR)測定して得たESRスペクトルから炭酸ラジカル成分を抽出する分離プログラムを開発し、その実用性を評価した結果を報告する。
林 哲平*; 山下 琢磨*; 光安 優典*; 小野 健太*; 岩見 聡音*; 木野 康志*; 関根 勉*; 岡 壽崇; 高橋 温*; 清水 良央*; et al.
no journal, ,
福島第一原子力発電所事故後、低線量率での慢性的な放射線被ばくが社会的関心を集め、野生動物への放射線影響に関する研究が行われてきたが、慢性的被ばく下での影響についてはさらなる解明を要する。我々は、福島県の野生動物の放射線影響を調査する一環で、汚染のない対照地域のニホンザル1頭の歯に対して
線照射を行い、炭酸ラジカルのESR信号強度の線量応答曲線を調べてきた。しかし、線量応答曲線の個体依存性の研究はこれまで行われておらず、複数の個体で線量応答曲線を比較することは、今後の線量推定のために有用な知見を与える。そこで、対照地域のニホンザル3頭の線量応答曲線の個体間比較を行ったところ、傾きは最も差が大きな2個体の間で1.7倍異なったため、炭酸ラジカルの生成しやすさには個体差があることが示唆された。90%予測区間を考慮すると、約100mGyよりも高い被ばくを検出可能と見積もられ、本研究の試料調製・測定プロトコルが低線量領域に適用可能であることがわかった。今後の線量推定においては、本研究のように対象エナメル質に対して段階的に異なる線量の
線を照射する「付加線量法」を用いることが望ましい。