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関口 高志*; 関根 一郎*; 冨澤 奈緒美*; 平野 健吉*; 石田 秀朗*; 藤田 朝雄; 山田 勉
no journal, ,
高レベル放射性廃棄物の地層処分施設における坑道掘削時の湧水抑制対策として、グラウト技術は重要である。しかしながら、既存のセメント材料では対応できない微細な亀裂まで止水することが求められる可能性がある。そこで、微細な亀裂に対する代替材料として、ポゾラン材である超微粒子球状シリカを用いたグラウト材料を提案し、その適用性にかかわる基礎物性試験を行った。流動性と圧縮強度特性については、グラウト材料としての適用性を有することがわかった。また、pH測定試験からは、低アルカリ性材料として成立する可能性があることを確認した。今後は、最適配合の選定と浸透性能等に関する室内試験データの拡充を行う。