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米田 安宏; 晝間 裕二*; 永田 肇*; 竹中 正*
Japanese Journal of Applied Physics, 49(9), p.09ME09_1 - 09ME09_4, 2010/10
被引用回数:12 パーセンタイル:45.18(Physics, Applied)(BiNa)TiO(BNT)はrhombohedral-tetragonal相転移温度以下において脱分極温度(T=200C)が存在する。脱分極がtetragonal相において起こるため、平均構造はtetragonal構造のままである。一方、局所構造も脱分極温度においてはほとんど変化していないことから、ドメイン構造の変化だけが起こっていると考えられる。脱分極温度の低さが応用上のネックにもなりうるため、Tを上昇させる試みがなされている。しかし、実際にはTを上昇させることは非常に困難である。数少ない成功例の一つがAサイトのLi置換である。BNTのLi置換効果のミクロスコピックな機構を明らかにするためにLi置換BNTの構造解析を行った。BNTをLiで置換することによってAサイトイオン周辺の局所構造が変化することがわかった。Li置換によってAサイトのランダムネスが消失し、オーダーした構造が出現する。このオーダーした構造によってrhombohedral構造が安定化し脱分極温度を押し上げる要因になったと考えられる。
米田 安宏; 晝間 裕二*; 永田 肇*; 竹中 正*
no journal, ,
BiNaTiOは圧電振動子としてPbTiOの代替材料として注目されている。圧電振動子としての利用上の問題点は脱分極温度(T)が低いことで、Tを上げるために多くの試みがなされてきた。BiNaTiOへの添加剤として唯一脱分極温度を上げることができたのがリチウムである。脱分極温度上昇の起源を突き止めるため、LiをドープしたBiNaTiOの構造解析を行った。その結果、LiをドープしているにもかかわらずBiNaTiOの構造からランダムネスが減少しており、オーダー構造が支配的となっていることがわかった。