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報告書

花崗岩における原位置試験(平成2年度)

長 久*; 野口 義文*; 森田 誠也*; 中村 直昭*; 岩崎 浩*; 堀田 政國*; 穂刈 利之*

PNC TJ1380 91-001, 470 Pages, 1991/05

PNC-TJ1380-91-001.pdf:26.46MB

釜石原位置試験場では、地層科学研究の一環として、当面割れ目系岩盤中の地下水流動現象と物質移動に関する試験、研究およびその技術開発を中心に実施している。1991年度は、岩盤透水性試験と単一割れ目における地下水流下試験の実施を主たる内容とした。このため、新たにKD-90坑道を掘削して排水坑道とし、その周辺に間隙水圧モニター用の試錐孔を配置した。また、既存のKH-1孔における区間水開放後の深度別の水質分析、原位置試験場付近のサンプルを用いた岩石溶出試験を実施した。各試験、研究の成果は次のように要約される。(1)1990年度から実施している試錐孔およびKD-90坑道における地質学的, 岩石鉱物額的調査結果によれば、岩盤透水性試験エリアは亀裂周辺の変質の程度、充填鉱物の種類によって特徴付けられるN70$$^{circ}$$E80$$^{circ}$$NWW系, N40$$^{circ}$$E60$$^{circ}$$NW系, N20$$^{circ}$$E90$$^{circ}$$系, 傾斜20$$^{circ}$$C以下の割れ目系の4つの割れ目群からなっている。(2)KD-90坑道における岩盤透水性試験から坑道規模の透水係数として2.07$$times$$10$$^{-6}$$cm/secが得られた。この値は、同位置で行った低圧透水性試験結果の対数平均値1.14$$times$$10$$^{-6}$$6cm/secと概ね一致し、周辺岩盤の平均的な透水性を表していると考えられる。また、試験区間によるバラつきは10$$^{-6}$$$$sim$$10$$^{-7}$$cm/secの範囲であって、割れ目情報から算出した透水テンソルも併せて検討した結果、この試験エリアでのREV(最小構造単位)は20数m程度と推定された。(3)単一割れ目における地下水流下試験によって、割れ目面におけるチャンネリング現象を実験的に明らかにし、飽和・不飽和浸透流解析から割れ目面は10$$^{-2}$$$$sim$$10$$^{-6}$$cm/secの透水係数を有するいくつかのゾーンに分けられると推定された。しかし、割れ目面内での流量を説明するにはここで用いた解析法は不十分であった。また、坑道壁面における割れ目情報から割れ目面上の流れを推定することは非常に困難である。(4)岩石溶出試験から、岩石成分の溶出が地下水の水質決定に大きく関与すると推定された。特に花崗閃緑岩や閃緑岩がNa$$^{+}$$, K$$^{+}$$を、鉱石がCa$$^{2+}$$, Mg$$^{2+}$$, SO$$_{4}$$$$^{2-}$$, Cl$$^{-}$$を相当量供給することが明らかになった。KH-I孔開放後の水質は古い地下水への変化が認められたが、坑道湧水は残層タイプに変化した。この違いには流出量の多寡

口頭

地球統計学に基づく統合比抵抗値モデルの構築と地下水水質分布の推定,1; 統合比抵抗値モデルの有効性検討

本多 眞*; 桜井 英行*; 鈴木 誠*; 穂刈 利之*; 岩佐 健吾*; 松井 裕哉; 杉田 裕; 真田 祐幸

no journal, , 

日本原子力研究開発機構の幌延深地層研究計画において取得されたデータを利用し、著者らは、堆積軟岩を対象に、モデルの信頼度と取得された情報量との関係を客観的に評価できる地質環境モデルの構築技術の研究開発を行ってきた。具体的には、各種比抵抗探査データを統合して三次元比抵抗値分布モデルを構築する技術、そして、その統合比抵抗値モデルとの相関性を利用し、離散的にしか得られない水質などのデータからその三次元分布を推定する技術である。これらは網羅的な補助データを利用した地球統計学手法であり、推定結果の信頼度の客観的評価も可能である。本稿では、幌延深地層研究計画における地質調査の経年進捗に対応する地質環境モデル群を本提案手法と、網羅的な補助データを考慮しない一般的手法(ユニバーサルクリギング)の両者で構築,比較することにより、本手法の有効性について報告した。

口頭

地球統計学に基づく統合比抵抗値モデルの構築と地下水水質分布の推定,2; モデルの信頼性と調査計画の関係に関するケーススタディ

桜井 英行*; 本多 眞*; 鈴木 誠*; 穂刈 利之*; 岩佐 健吾*; 松井 裕哉; 杉田 裕; 真田 祐幸

no journal, , 

日本原子力研究開発機構の幌延深地層研究計画において取得されたデータを利用し、著者らは、堆積軟岩を対象に、モデルの信頼度と取得された情報量との関係を客観的に評価できる地質環境モデルの構築技術の研究開発を行ってきた。具体的には、各種比抵抗探査データを統合して三次元比抵抗値分布モデルを構築する技術、そして、その統合比抵抗値モデルとの相関性を利用し、離散的にしか得られない水質などのデータからその三次元分布を推定する技術である。これらは地球統計学の応用であり、推定結果の信頼度の客観的評価が可能である。本稿では、実際の計画とは手順の異なる調査計画を複数想定し、それぞれの計画の経年進捗に応じて統合比抵抗値モデルと地下水水質分布モデルを構築し、試錐孔を対象としたそれぞれの交差検証の結果を比較することにより、モデルの信頼性と調査計画の関係を考察する。

口頭

比抵抗探査及び試錐孔のデータによる地下水水質分布の地球統計学的推定

山本 真哉*; 櫻井 英行*; 鈴木 誠*; 穂刈 利之*; 白石 知成*; 松井 裕哉; 杉田 裕; 真田 祐幸

no journal, , 

高レベル放射性廃棄物の地層処分における性能評価や処分場の設計を行ううえで、処分場を展開する領域内の地質構造や水質分布を効率的に把握することは重要である。そこで、筆者らは幌延深地層研究計画が研究対象としている領域内で実施された空中電磁探査,地上電磁探査,電気検層の3つの比抵抗値と地下水の水質分布に関する情報を用い、地球統計学をベースにした三次元比抵抗モデルと水質分布モデルを構築するとともに、調査手順とモデルの信頼性との対応関係に関する考察を行った。その結果、比抵抗モデルの構築については、地上探査を早期に実施することで信頼性の高いモデル化が行えることが確認できた。水質分布モデルの構築については、比抵抗値と水質との相関より水質の深度依存性が大きいため、本手法の利点が反映されない結果となった。

口頭

試錐調査における地下水水質の時間的推移

穂刈 利之*; 沖原 光信*; 岸 敦康; 水野 崇; 宮川 和也

no journal, , 

放射性廃棄物の地層処分に係わる安全評価には原位置の地下水水質が必要であり、その調査には試錐孔が利用される。対象が地下深部となるため、試錐孔には鋼製ケーシングの立て込みやセメンチング等の孔井仕上げが行われるが、それが地下水水質に影響を与えることが知られている。そこで本研究では、原子力機構幌延深地層研究センターにおいて新たに採水調査を行い、既存データとともに試錐調査における孔井仕上げ等による水質の時間的推移を把握するべく検討を行った。その結果、今回調査を行った区間では、削孔後に見られたセメンチングなどの影響が見られなくなり、元の環境に戻りつつあることが確認された。

口頭

試錐調査における地下水水質の時間的推移,2

穂刈 利之*; 沖原 光信*; 岸 敦康*; 水野 崇; 宮川 和也

no journal, , 

放射性廃棄物の地層処分に係わる安全評価には、岩盤中の核種移行評価のため、原位置の地下水水質が必要であり、その調査には試錐孔が利用される。対象が地下深部となるため、試錐孔には鋼製ケーシングの建込みやセメンチング等の孔井仕上げが行われるが、それらのうち主にセメンチングが地下水水質に影響を与えることが知られている。そこで本研究では、幌延深地層研究センターにおいて採水調査を行い、既存データとともに試錐調査における孔井仕上げ等による水質への影響の時間的推移を把握するべく検討を行った。平成25年度に引き続く平成26年度の調査では、水の酸素・水素安定同位体組成の推移から、HDB6孔の区間6の地下水には変化が見られない一方で、区間4ではここ数年でより淡水系の地下水の流入の可能性が考えられることが分かった。

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