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松尾 祥史*; 星山 卓也*; 森 茂生*; 吉井 賢資; 道上 勇一*; 神戸 高志*; 池田 直*; Brown, F.*; 君塚 昇*
Japanese Journal of Applied Physics, 48(9), p.09KB04_1 - 09KB04_3, 2009/10
被引用回数:1 パーセンタイル:5.3(Physics, Applied)新規酸化物LuFeTiOを空気中の固相反応法により合成した。この物質の結晶構造と実空間におけるドメイン構造を電子線を用いて調べたところ、室温における結晶構造は、六方晶6cm構造であることがわかった。誘電率測定からは、570K付近にブロードな誘電分散が見いだされ、この物質が新規な誘電体であることが判明した。試料の実空間電子線観察から、この誘電性はナノメータ領域の誘電ドメインに由来するものであることがわかった。
吉井 賢資; 米田 安宏; 池田 直*; 松尾 祥史*; 星山 卓也*; 堀部 陽一*; 森 茂生*
no journal, ,
電子強誘電体RFeO(R:希土類)について、Feを他の元素に置換した場合の物性等について調べた。固相反応法により合成した場合、MnはFeと連続固溶し、RFeMnOの化学式において、0x1の範囲で単相試料が得られた。一方、Cuなど他の元素を置換した場合には、限られた範囲でしか元素置換は行えなかった。たとえば、Ga置換する場合には、Feの全量に対して20パーセントほどの置換しか行えなかった。磁性・誘電性測定からは、元素置換した場合には、磁化及び誘電率は低下することがわかった。RFeOの誘電性の起源から推測し、これはFeイオンサイト間の電気伝導が抑えられたためと考えた。これらのほか、電子線回折や放射光実験の結果も加え、元素置換した場合のRFeOの性質についての多角的なデータを報告・議論する。
星山 卓也*; 森 茂生*; 松尾 祥史*; 船江 岳史*; 神戸 高志*; 池田 直*; 君塚 昇*; 吉井 賢資; 道上 勇一*
no journal, ,
RFeTiO(R=Lu,Yb)について、その結晶構造と物性を調べた。試料作成は空気中の固相反応法により行い、単相試料を合成できた。X線回折及び電子線回折からは、結晶構造はマルチフェロイックMn酸化物RMnOと同構造であることがわかった。磁化測定からは、磁気転移は観測されなかった。誘電率測定からは、高温領域(400K以上)において誘電率のピークが観測され、強誘電相転移であることを示唆する。
松本 圭祐*; 星山 卓也*; 大石 大輔*; 赤浜 裕士*; 吉井 賢資; 狩野 旬*; 花咲 徳亮*; 神戸 高志*; 池田 直*; 森 茂生*
no journal, ,
われわれのグループが発見した新規強誘電体RFeO(R:希土類元素)の性質を詳しく調べる目的で、FeサイトをMnに置換したYbFeMnOを合成し、物性を調べた。電子線回折実験を行ったところ、x=0のYbFeOでは室温でab面内3倍周期の鉄電荷秩序構造が観測された。これはこの系の強誘電性の起源となるものである。しかし、x=0.1の試料では、長距離の鉄電荷秩序は消失し、代わりに短距離秩序を示す散漫散乱パターンが観測された。すなわち、5%のMn少量置換により、長距離秩序構造が壊されることがわかった。講演では、この系の磁気・誘電特性と局所構造の相関及び詳細について報告する予定である。