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堀田 洋平*; 大津 宏泰*; 本島 貴之*; 尾上 博則
no journal, ,
トンネルに代表される地下構造物の建設工事においては、事前調査段階で把握された地盤の水理地質構造や力学的特性をもとに設計及び建設コストの積算が実施される。そのため、施工段階において予見されていない地盤条件が出現した場合、当初の設計条件では構造物の性能が満足されず、対策コストが発生する。このため、この対策コストは何らかの統計学手法を用いて事前に推定する必要がある。本研究では岩盤内における立坑掘削を例に挙げ、断層や亀裂等の不連続構造が立坑に遭遇することで発生する突発湧水に着目する。この突発湧水の発生に伴う湧水対策コストにかかわる変動リスクを突発湧水リスクとし、定量的に評価する手法を提案する。