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市川 逵生*; 鳥取 章二*; 山手 浩一*; 白井 裕*; 吉澤 厚文*; 三次 岳志; 広瀬 勉*; 伊藤 邦雄*; 小林 善光*; 土井 荘一*; et al.
日本原子力学会誌, 39(2), p.93 - 111, 1996/00
BWRのMOX燃料少数体実証計画の全体について得られたデータを示し、技術的分析を行うと共に、成果全体をとりまとめた。(1)対象燃料は燃焼後においても全て健全であった。(2)MOX燃料はウラン燃料と同様に設計することが可能であり、設計コ-ドによる解析値ともよく一致した。(3)照射後試験の結果からは、MOX燃料はウラン燃料とほぼ同等の特性を有しており予測される範囲内にあることが確認された。(尚、論文においてはPWRにおける少数体実証計画の結果もあわせて示す。)
市川 逵生; 鴻坂 厚夫; 藤城 俊夫
Proc. of the 9th Pacific Basin Nuclear Conf., Vol. 2, 0, p.583 - 588, 1994/00
日本における軽水炉安全研究は原子力研究の重要な研究分野の一つであり国の定める年次計画に基づき進められている。現在の主要な研究分野は、通常運転時及び事故時の燃料挙動研究、経年変化研究を含む構造健全性研究、事故時の熱水力研究、シビアアクシデント研究、確率的安全評価研究、人的因子研究等である。これら軽水炉安全研究における主要研究分野の現状を紹介する。
市川 逵生; 木下 幹康*
核燃料工学; 現状と展望, p.392 - 398, 1993/11
日本原子力学会「極限燃料技術」研究専門委員会は、平成元年度から4年度までの調査研究活動を「核燃料工学-現状と展望-」にとりまとめた。この報告書第10章は、「ソフトウェア」であり、その内容は「燃料材料データベース」、「燃料ふるまい解析コード」、「材料物性解析シミュレーション」よりなっており、筆者および電中研木下氏が「燃料ふるまい解析コード」を記述した。この節においては、燃料ふるまいコード開発の流れ、燃料ふるまいコード、検証用実験データ、コードの予測性能が述べられている。
市川 逵生
原子力工業, 39(5), p.8 - 16, 1993/00
軽水炉における燃料の高燃焼化およびMOX燃料の利用に関し、わが国の現状をふまえて、諸外国の現状と動向について解説した。内容としては、各国における高燃焼度化の誘因と現状をのべた概要、技術的には、腐食、FPガス放出、変形、MOX燃料の特徴、新型燃料などについてのべている。
市川 逵生; 藤城 俊夫; 川崎 了
Journal of Nuclear Science and Technology, 26(1), p.118 - 125, 1989/01
原研における燃料安全性研究として、RIA、LOCA及び通常運転時における燃料挙動研究のレビューが行われた。RIA条件下での燃料研究は原研のNSRRにおいて実施された。LOCA条件下での燃料研究とは炉外実験により行われたが、この種の研究は終了している。通常運転時の燃料健全性研究ではPCIか主題であり、HBWRにおける照射実験と燃料コード開発についてのべてある。
内田 正明; 中村 仁一; 市川 逵生; 加島 洋一; 瀬崎 勝二; 石井 忠彦; 岩井 孝
JAERI-M 88-202, 53 Pages, 1988/10
JMTR出力急昇試験設備(BOCA/OSF-1)を用いて、国産試験燃料ピンの出力急昇試験を実施した。BWR88型及びPWR1717型を模擬した燃料ピンを、OWL-2ループで5-8MWd/kg-Uまで低出力照射した後、計7本(B型5本、P型2本)をBOCA/OSF-1に移し、初期出力約30kW/mから最高出力48-56kW/mまで、出力急昇させた。このうち3本については、最高出力到達後、最高300回の出力サイクルを加えた。この結果、どの燃料ピンにも、破損あるいは欠陥を生じなかった。
市川 逵生; 内田 正明; 柳澤 和章; 中村 仁一; 中島 鐵雄
Journal of Nuclear Science and Technology, 25(8), p.609 - 614, 1988/08
被引用回数:2 パーセンタイル:37.29(Nuclear Science & Technology)原研は1967年からノルウエーのHBWR炉において燃料計装を利用して燃料の照射試験を実施している。その主な目的はペレット・被覆相互作用の研究であった。特に被覆管の直径測定を含む燃料研究に重点をおいて研究を行った。実験条件は定常照射、出力急昇、出力サイクルにわたっている。実験から得られたデータは燃料ふるまいコードFEMAXIの開発と検証に用いられた。本論文は実験から得られた主要な成果をとりまとめたものである。
中島 鐵雄; 市川 逵生; 岩野 義彦*; 伊東 賢一*; 斎藤 裕明*; 鹿島 光一*; 木下 幹康*; 大久保 忠恒*
JAERI 1298, 90 Pages, 1985/12
FEMAXI-IIIは軽水炉燃料棒の照射中における熱的及び力学的なふるまいを解析する計算コードである。FEMAXI-IIIは燃料棒全長の総合的まふるまいを全照射期間を通して解析する機能と動じに、燃料棒の一部分の局所的なふるまいを解析する機能とを併せ持っている。被覆管のリッジ変形のような局所的な力学ふるまいは二次元軸対称有限要素法により解析される。FEMAXI-IIIは特に、温度分布、半径方向変位、FPガス放出及び燃料棒内ガス圧力を時間と軸方向位置の関数として計算すると共に燃料棒の一部分における燃料と被覆管内の応力とひずみを時間の関数として計算する。有限要素解の精度と安定性うを向上させることと計算機記憶容器及び計算時間を最小に抑えることに注意を払った。本報告書ではFEMAXI-IIIコードの概要と基本的なモデルを記憶すると共に、適用例と入力の説明を記した。
泉 文男; 市川 逵生
JAERI-M 84-113, 35 Pages, 1984/06
原子力発電プラント・データベースの開発は、1983年4月より整備・開発が行われ、日本国内において運転及び計画されている原子力発電プラントの原子炉施設の安全設計に関するデータについて、データベースの整備が終了した。この報告書は、そのデータをディスプレイ上で検索するための利用手引書である。
中島 鐵雄; 市川 逵生; 岩野 義彦*; 伊東 賢一*; 木下 幹康*; 斉藤 裕明*; 鹿島 光一*; 大久保 忠恒*
JAERI-M 9251, 64 Pages, 1981/01
軽水炉燃料棒の通常運転時におけるふるまい、とくにPCIふるまい解析のためのコードを開発した。PCIは局所的な被覆管の応力、ひずみ集中が重要な因子であるため、有限要素法による構造解析手法を利用した。FEMAXI-IIIはかねてより開発してあったFEMAXI-I、IIおよび、その他の有限要素法燃料コードMIPAC,FEASTの経験に基き、全く新しく構想の下にプログラムを行ったものである。本報告書はその理論をのべたものである。FEMAXI-IIIは温度計算部と力学的ふるまい計算部よりなり、温度計算では軸方向の出力分布、燃焼度を考慮したFPガス放出効果およびギャップ変化を考慮しており、力学的ふるまいではペレットリロケーション、弾塑性、クリープ、焼きしまり、割れペレットの剛性、およびペレット被覆管の接触問題を考慮している。
菊地 章; 市川 逵生
日本原子力学会誌, 23(7), p.507 - 516, 1981/00
被引用回数:2 パーセンタイル:36.89(Nuclear Science & Technology)インターランプ(Studsvik Inter Ramp-STIR)計画はBWR用燃料棒におけるPCI/SCC破損挙動を求めるための国際的プロジェクトである。4ケ年計画で実施され、1979年に終了した。本試料にはプロジェクトにおける成果の概要が述べられている
内田 正明; 市川 逵生
Nuclear Technology, 51, p.33 - 44, 1980/00
被引用回数:9 パーセンタイル:68.31(Nuclear Science & Technology)ジルカロイ被覆UO試験燃料棒に炉内直径測定装置を付して照射した。照射初期,後期を通じて、被覆管の変形は、ペレット-被覆ギャップ幅によって大きく支配されることが示された。また被覆管の周方向(直径)変形は、ペレット・スタック中の軸力によってひき起されることが示された。一定出力保持中におこる変形回復の速度は、燃焼度の増加と共に小さくなることが示された。
内田 正明; 柳澤 和章; 市川 逵生
JAERI-M 6904, 23 Pages, 1977/02
密度、粒径、ポア径分布の異なる8種のUOペレットをJMTRにおいて8000~11000MWD/t-UOまでの燃焼度で照射した。照射前の密度測定には数種類の測定法を、照射後のそれはメタキシレン液浸法を用いた照射前後のデ-タ比較を行った。初期密度95%TDのペレットの焼きしまりは粒径に著しく依存した。即ち微細粒径のペレットは著しく焼きしまった。しかし初期密度90%TDのそれでは焼きしまりは一般にかなり小であった。照射後のポア分布の解析もこの結果を裏付けた。照射中に顕著な結晶粒の成長は見られなかった。しかし炉外加熱後のペレットでは相当な結晶粒成長と密度の増加が見られた。
内田 正明; 市川 逵生
Journal of Nuclear Science and Technology, 13(10), p.585 - 590, 1976/10
被引用回数:7ジルカロイ-2被覆管にあらかじめ200ppmまで水素を添加した燃料を製作し、HBWRで照射後被覆管のリング引張試験を行なった。室温での試験では、水素化と照射の相乗により、延びおよび肉厚減少率が大きく減少したが強度に対しては水素の影響は見られなかった。また300Cでの試験では水素の影響は全く見られなかった。室温での水素化と照射の相乗による脆化は、水素の熱拡散による被覆管外面部での水素化物濃度の増加という形でもたらされたものと考えられた。
内田 正明; 市川 逵生
JAERI 1203, 10 Pages, 1971/03
擬二次元素UO-DyOをヘリウム中1100C2100Cの温度で熱処理することにより調整し、X線回析および顕微鏡観察で調べた。DyOの成分比から65mole%にわたって螢石型構造の固溶体が形成され、さらに6070%の範囲で中間相の学相領域が見られた。この中間相は、b.c.c.構造で螢石型固溶体の一種の規則状態と考えられ、その存在範囲は高温になるほどUO側に広がることが見出された。この中間相とDyO相の間には70から90%にわたってかなり広く二相領域が見られた。
武谷 清昭; 市川 逵生
Journal of Nuclear Science and Technology, 6(2), p.55 - 62, 1969/00
抄録なし
武谷 清昭*; 市川 逵生
日本原子力学会誌, 10(8), p.426 - 434, 1968/00
原子炉内で高出力状態で照射されたUOあるいはPuO-UO燃料に、非ガス性の核分裂生成物(F.P.)が偏在することについては、すでに多くの報告がある。これらの報告で取り扱われている燃料内は、著しい温度勾配を有するものがほとんどで、濃縮UあるいはPu含有のものに限られている。
武谷 清昭; 市川 逵生
Journal of Nuclear Science and Technology, 4(1), p.1 - 10, 1967/00
被引用回数:2抄録なし
武谷 清昭; 市川 逵生
日本原子力学会誌, 2(4), P. 190, 1960/00
われわれはJRR-3(国産一号炉)に使用するための燃料および金属ウラン燃料の開発のための研究を進めてきた。金属ウラン丸棒(10mm)の熱処理が熱サイクルに及ぼす効果についてはすでに発表してあるが、本報告ではその実験に用いられた試料についてX線回折法によって相対逆極点図という一種の集合組織図を求め、前に得られた熱処理法とG(熱サイクル成長率)との関係を説明する。相対逆極点図は Harris らによって開発されたものであるが、われわれは熱サイクルによって寸法変化を示さなかったものの結晶組織を基準として他の試料の組織を調べた結果、圧延のままの(基準試料に対する)いちじるしい集合組織はGの値と関係性を持ち、焼入れの効果によって消失することが明らかになった。このような実験の結果10mmの金属ウラン丸棒において一応の成果を得たので、現在25mmの試料の基本的な解析研究に着手した。つぎにさらにこの方法を発展させて金属ウランの集合組織が熱サイクルおよび再結晶によってどのような変化をうけるかということを研究した。これらの結果は次報にて報告する予定である。さらに上記の実験を総合して、天然ウラン燃料要素で実用されている燃料ウラン棒の評価解析を行い、将来のJRR-3運転時の燃料要素の校正性格解析の一助とする計画であり、さらには燃料要素ミートの検査法を新しく開発する資料とするものでもある。本報はこのような研究計画の一連の報告の一部である。