検索対象:     
報告書番号:
※ 半角英数字
 年 ~ 
 年
検索結果: 13 件中 1件目~13件目を表示
  • 1

発表形式

Initialising ...

選択項目を絞り込む

掲載資料名

Initialising ...

発表会議名

Initialising ...

筆頭著者名

Initialising ...

キーワード

Initialising ...

使用言語

Initialising ...

発行年

Initialising ...

開催年

Initialising ...

選択した検索結果をダウンロード

論文

A Proposed method to estimate in situ dissolved gas concentrations in gas-saturated groundwater

玉村 修司*; 宮川 和也; 荒巻 憲隆*; 五十嵐 敏文*; 金子 勝比古*

Groundwater, 56(1), p.118 - 130, 2018/01

地下の環境を調査する上で、二酸化炭素やメタン, 水素, ヘリウムなどの溶存ガス量を精確に把握することが重要である。幌延のような溶存ガスに飽和している環境では、掘削に伴う圧力の低下により溶存ガスの脱ガスが生じるため、掘削前の原位置の情報を得ることはとても困難である。このことは、地上からのボーリング孔を利用した調査でも避けることができず、また地下施設を利用した場合においても同じである。そこで本研究では、脱ガスした試料の溶存ガス分析結果と、脱ガス前の圧力情報を用いた定量的な解析手法を開発した。本研究では、各ガス種の物理的溶解に対してはヘンリーの法則を考慮し、二酸化炭素に対しては化学的溶解についても考慮することで、脱ガスによる溶存ガス濃度の変化を精度よく計算することが可能になった。このことにより、これまで得ることが困難であった掘削前の原位置の情報をより正確に推定することが可能になった。本結果は、ヘリウムガスを用いた地下水年代測定法や、地下水流動解析における飽和・不飽和の判定などに適用することができ、その波及効果は大きい。

論文

北海道幌延地区における地下水中の有機酸のメタン生成微生物の基質としての可能性

玉村 修司*; 遠藤 亮*; 清水 了*; 岩月 輝希; 天野 由記; 大味 泰*; 五十嵐 敏文*

Journal of MMIJ, 128(10,11), p.570 - 575, 2012/10

北海道幌延地区の第四系と新第三系の声問層を帯水層とする地下水中で、微生物の競争排除則とメタン生成反応の非平衡度に基づき、ギ酸及び酢酸がメタン生成微生物の基質となっている可能性を評価した。微生物の競争排除則では、声問層を帯水層とする地下水中で酢酸が基質となっている可能性が示唆され、非平衡度による評価では、還元的なすべての地下水中で、両有機酸が基質となっている可能性が示唆された。これらのことから、還元的な環境では両有機酸がメタン生成微生物の基質となっていること、特に新第三系声問層を帯水層とする地下水中では、酢酸濃度は微生物の競争排除則により規定されている可能性が指摘された。

口頭

幌延深地層研究センターにおける珪藻質泥岩掘削ズリからの無機窒素の溶出挙動

関谷 美智; 北川 義人*; 五十嵐 敏文*; 洞 秀幸*

no journal, , 

幌延深地層研究センターが掘削中の立坑の排水及びそのズリ置場浸出水において、窒素化合物の硝化が進んでいることが明らかになり、硝化対策が求められている。カラム溶出試験により硝化の速度等、窒素成分の溶出挙動を明らかにした。

口頭

珪藻質泥岩掘削土浸出水中の窒素成分の形態変化

関谷 美智; 北川 義人*; 五十嵐 敏文*; 洞 秀幸*

no journal, , 

幌延深地層研究センターにおいて、掘削土(ズリ)置場にて浸出水の亜硝酸態,硝酸態イオンの濃度が徐々に増加していることが明らかになり、排水基準値(日間平均)を超えることがないよう、排水管理を適切に行うことが重要となる。本研究はカラム溶出試験とMODFLOWを使ったモデリングによりアンモニア態窒素の硝化反応のプロセスの解明と溶出濃度の将来予測を行った。

口頭

珪藻質泥岩からの浸出水の硝化反応の評価

関谷 美智; 北川 義人*; 五十嵐 敏文*; 洞 秀幸*

no journal, , 

幌延深地層研究センターにおける立坑掘削に伴い発生する掘削ずりから窒素成分が溶出し、周辺環境へ拡散することが懸念されている。本研究ではカラム試験によって無機窒素の溶出挙動及び硝化挙動を明らかにし、それらのモデル化を行い、アンモニア態窒素から亜硝酸態や硝酸態窒素への硝化反応を評価した。

口頭

珪藻質泥岩から溶出する窒素成分の挙動とその影響因子

上田 貴宏*; 五十嵐 敏文*; 洞 秀幸*; 佐高 裕之; 島田 智浩*

no journal, , 

幌延深地層研究センターでは、地下研究施設を施工中である。施工に伴い発生する掘削ズリは、ズリ置場にて保管している。ズリ置場では、浸出水中の硝酸態窒素濃度が硝化反応により増加する現象が発生している。そこで、本検討では、カラム溶出試験を行うことで、無機窒素の溶出と硝化反応の挙動に与える影響因子について検討を行った。検討の結果、硝化反応は供給溶液の塩分濃度が高い、35$$^{circ}$$Cの保温環境下、また、試料が飽和環境下にある場合に抑制されるという結果を得た。

口頭

珪藻質泥岩における窒素成分の溶出挙動に及ぼす影響因子

上田 貴宏*; 五十嵐 敏文*; 洞 秀幸*; 佐高 裕之; 島田 智浩*

no journal, , 

高レベル放射性廃棄物地層処分技術について研究を行っている幌延深地層研究センターでは、地下施設建設に向け立坑を掘削している。掘削土(ズリ)置場からの浸出水や立坑からの排水の全窒素濃度が時間経過とともに増加する現象が発生している。特に掘削土(ズリ)置場にて硝化反応が生じることで、窒素の排水基準を超過してしまうおそれがある。そこで本研究は、掘削土(ズリ)の種々の形態の窒素の溶出挙動を把握し、窒素濃度上昇への対策を考案することを目的に掘削土(ズリ)粉砕試料を用い、種々の条件下でカラム溶出試験を行った。その結果、硝化反応は供給溶液が飽和環境下にある場合に抑制されることが確認された。これらの試験結果より現地での対策として、掘削土(ズリ)置場を飽和環境にすることにより、硝化反応を抑制させるということも考えられる。

口頭

Factors affecting leaching behavior of nitrogen species from diatomaceous mudstone

上田 貴宏*; 洞 秀幸*; 五十嵐 敏文*; 城 まゆみ*; 佐高 裕之

no journal, , 

北海道の幌延深地層研究センターの排水処理施設では、立坑湧水や掘削土(ズリ)から浸出する高濃度のアンモニア態窒素を処理している。しかしアンモニア態窒素が硝化反応により硝酸態窒素となるため、新たな窒素処理が必要となる可能性もある。そのためさまざまな条件(塩素イオン濃度,雰囲気温度,飽和状況を変更)を設けたカラム試験を実施することで、掘削土における硝化反応などの窒素溶出挙動の影響因子を評価し、さらに対策案を検討した。この試験により、幌延深層における高塩分を含む地下水が高濃度のアンモニア態窒素の溶出に影響を及ぼすことや、温度や水分による飽和状況が硝化反応に影響を及ぼすということがわかった。試料を浸漬させ、飽和状況としたカラム試験において硝化反応が顕著に抑制されたため、原位置での対策として「湛水法」を講じることで硝化反応を抑制できる可能性があることが示された。

口頭

Factors affecting the leaching of nitrogen species from diatomaceous mudstone

五十嵐 敏文*; 上田 貴宏*; 洞 秀幸*; 城 まゆみ*; 工藤 元

no journal, , 

北海道の幌延深地層研究センターの排水処理施設では、立坑や掘削土から高濃度で浸出するアンモニア態窒素を処理している。しかしアンモニア態窒素が硝化反応により硝酸態窒素になると、効率的な窒素処理ができなくなる。そのためさまざまな条件を設けたカラム試験を実施することで、掘削土における硝化反応などの窒素溶出挙動の影響因子を評価し、対策案を検討した。この試験の結果、温度や水分飽和状態が硝化反応を抑制できることが明らかになった。このことから、原位置での対策として「湛水法」を講じることで硝化反応を抑制できる可能性があると判断される。

口頭

人形峠鉱山夜次2号坑道の降雨浸透・地下水流動特性と発生源対策検討

富山 眞吾*; 五十嵐 敏文*; 小田代 佳奈*; 山口 耕平*; 福嶋 繁; 小原 義之

no journal, , 

岡山県の北部、鳥取県との県境付近に位置する人形峠鉱山は事業休止中の核燃料物質鉱山であり、日本原子力研究開発機構が大学・研究機関との連携のもと、閉山措置に向けた計画検討に取り組んでいる。対象となる鉱山施設のうち夜次(よつぎ)2号坑道では、地元自治体との協定で定められた排出基準値を超えた濃度のラジウムを含む坑水が発生しており、坑水量低減のための発生源対策が必要となっている。これまでの研究では、陥没構造など坑道直上部が全般的に高透水性を有していることを仮定した数値解析モデルにおいて、降雨と降水量の応答を概ね再現することができた。一方で境界条件として重要な降雨涵養量や周辺流域からの地下水の出入りについては明らかではなく、課題となっていた。本発表では、流域水収支や地下水流動特性とそれらを踏まえた発生源対策の効果予測結果を報告する。

口頭

陸域深部地下珪藻質/珪質泥岩層の微生物群集構造解析および微生物群集構造に影響を及ぼす要因の解明

玉澤 聡*; 上野 晃生*; 村上 拓馬*; 宮川 和也; 玉村 修司*; 木山 保*; 猪股 英紀*; 長沼 毅*; 金子 勝比古*; 五十嵐 敏文*

no journal, , 

令和2年度以降の幌延深地層研究計画において原子力機構が取り組んでいる課題の1つである「実際の地質環境における人工バリアの適用性確認」では、物質移行に対する微生物の影響を確認する必要がある。本研究では、幌延地域の地下深部に存在する微生物群集の構造を規定する要因を明らかにするために、幌延深地層研究センターの地下研究施設から掘削されたボーリング孔を利用して地下水を採水し、16S rRNA遺伝子アンプリコンシーケンスデータを取得し、地下水の地球化学データとの関連性について解析的検討を実施した。その結果、試料間に見られる微生物の群集構造の差異は、採水深度や地下水の電気伝導度、Na$$^{+}$$, K$$^{+}$$, Ca$$^{2+}$$, Mg$$_{2}$$$$^{+}$$, Li$$^{+}$$, Cl$$^{-}$$, Br$$^{-}$$, NH$$_{4}$$$$^{+}$$, PO$$_{4}$$$$^{3-}$$, Sr, I, SO$$_{4}$$$$^{2-}$$などのパラメータと統計的に有意な関連性を持つことが示された。これらの溶存イオン種の空間的な差異は、既往の研究により、化石海水が天水によって希釈されることにより形成されたと考えられている。このことから、本地域の微生物群集構造に影響を及ぼす一因は、化石海水の天水による希釈である可能性が示唆される。

口頭

陸域深部地下環境から取得した新規微生物${it Mangrovibacterium}$ sp. Z1-71株のメタン生成アーキアとの共培養について

上野 晃生*; 玉澤 聡*; 玉村 修司*; 村上 拓馬*; 猪股 英紀*; 天野 由記; 宮川 和也; 長沼 毅*; 五十嵐 敏文*

no journal, , 

幌延深地層研究センターの位置する北海道幌延町の深部地下水にはメタンが溶存している。また、酸化還元電位は-250から-100mVの還元的な値を示す。この電位は硫酸還元反応や二酸化炭素の還元によるメタン生成反応により支配されていると考えられており、その還元反応には微生物活動による触媒反応が必要である。しかしながら、微生物活動によるメタン生成機構や地下水中への二酸化炭素の供給機構については不明な点が多い。本研究では本地域におけるメタン生成機構の解明を目的として、地下施設内のボーリング孔から得られた地下水から新規微生物を取得し、その機能を調べた。取得された新規微生物Mangrovibacterium sp. Z1-71株はD-Glucoseを炭素源として水素を生成することが分かった。この新規微生物を、同地下施設から単離された水素資化性メタン生成古細菌とN2/CO2雰囲気で共培養した結果、メタンの発生が認められた。メタン生成古細菌単体ではメタンが生成されなかったことを踏まえると、本研究で取得された新規微生物が生成する水素もしくは低分子量有機物を用いてメタン生成古細菌がメタンを生成していることが考えられる。

口頭

陸域深部地下環境から取得した新規微生物の水素代謝とメタン生成菌との関係性

上野 晃生*; 佐藤 聖*; 玉村 修司*; 村上 拓馬*; 猪股 英紀*; 玉澤 聡*; 天野 由記; 宮川 和也; 長沼 毅*; 五十嵐 敏文*

no journal, , 

幌延深地層研究センター地下施設より採取した地下水を接種源とし、偏性嫌気性の新規微生物Mangrovibacterium sp.Z1-71株(以下Z1-71株)を取得した。全ゲノム解析の結果、ゲノムサイズが約5.7Mbpと、既報のMangrovibacterium属細菌とほぼ同じゲノムサイズであった。16S rRNA遺伝子(1450 bp)の配列比較では、最近縁種のM. diazotrophicum DSM 27148$$^{T}$$株とは94.6パーセントの一致性であったこと、全ゲノムを用いた系統解析では、既知のMangrovibacterium属とは異なるクレードに分類されたことから、Z1-71株は新種細菌である可能性が高いことが分かった。グルコースを炭素源として培養試験を行った結果、水素を生成することが分かった。過去に同地下環境から単離された水素資化性メタン生成アーキア、Methanoculleus horonobensis T10$$^{T}$$株(以下T10$$^{T}$$株)との共培養試験を行った。T10$$^{T}$$株単独の培養ではメタンは生じなかったが、Z1-71株との共培養を行ったところメタンが生じた。本実験結果より、Z1-71株が生成する水素もしくは低分子量有機物を用い、T10$$^{T}$$株がメタン生成を行うと考えられた。

13 件中 1件目~13件目を表示
  • 1