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高橋 道和; 飯田 芳久; 山口 徹治; 中山 真一; 斉藤 拓巳*; 長崎 晋也*; 田中 知*
no journal, ,
ネプツニルイオンのマグネタイトへの吸着においては遅い吸着反応が起こることが知られており、これはマグネタイト表面のFe(II)がネプツニルイオンを還元するためと推測されている。そこで、Ar雰囲気下で吸着実験を行い、脱離挙動の液相における酸化還元条件依存性を観察した。吸着実験はAr雰囲気下でNp(V)濃度1.0M,固液比50g/L, pH4-8,イオン強度10mMの条件で実施した。脱離実験は先の条件で1週間経過した試料に対して、液相を脱離液に置換して行った。脱離液はArバブリングとOバブリングを行ったものを用意してネプツニウムの脱離挙動の違いを測定した。液相中のネプツニウム濃度測定においては、TTA/xylene溶液による溶媒抽出法でネプツニウムの酸化数も分析した。これらの結果から、遅い吸着に関する検討を行った。
舘 義昭; 高木 直行*; 飯田 拓海*; 若林 利男*
no journal, ,
使用済燃料に含まれる長寿命核分裂生成物(LLFP)であるSe-79, Zr-93, Pd-107及びCs-135はいずれも中性子吸収断面積が小さく、原子炉の中性子による核変換が困難であるとされてきていた。しかしながら、これらの核種においても中性子エネルギーが低くなるほど吸収断面積が増大し、核変換効率の向上が期待できる。そこで、軽水炉よりも炉内温度が低い重水炉の炉内に極低温領域を創生し、冷中性子によりLLFPを効果的に核変換させるため、CANDU炉を想定した冷中性子生成装置について検討した。