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里山 朝紀; 岸本 克己; 星 亜紀子; 高泉 宏英; 堤 正博; 稲野辺 浩; 吉森 道郎
JAEA-Technology 2011-003, 53 Pages, 2011/03
原子力科学研究所のバックエンド技術部では、放射性廃棄物の合理的な処分及び資源の有効利用を図るとともに、保管廃棄施設の保管能力の逼迫回避を目的として、1985年度から1989年度にかけて実施されたJRR-3改造工事に伴って発生し、第2保管廃棄施設の保管廃棄施設・NLに保管している放射能レベルの非常に低いコンクリートを対象としたクリアランスを進めている。JRR-3改造工事に伴って発生したコンクリートのクリアランスにあたっては、2005年度から2007年度にかけて、コンクリートの汚染状況の調査を行った。その調査結果をもとに、放射能濃度の測定及び評価の方法を策定し、2007年11月8日付けで文部科学大臣へ認可申請を行い、2008年7月25日付けで認可を得た。その後、クリアランス作業に必要な測定機器やコンクリートの取り出し設備等のハード面の整備、保安規定や作業要領書等のソフト面の整備を進め、2009年度からクリアランス作業を開始した。本報告は、JRR-3改造工事に伴って発生したコンクリートをクリアランスするために策定した放射能濃度の測定及び評価の方法をとりまとめたものである。
里山 朝紀; 大木 恵一; 内藤 明; 吉森 道郎; 大越 実; 木暮 広人; 堤 正博; 稲野辺 浩
no journal, ,
原子力科学研究所では、昭和60年度から平成元年度にかけて行われたJRR-3の改造工事に伴って発生し、現在、保管廃棄施設に保管している放射能レベルの極めて低いコンクリートのクリアランスを進めている。ここでは、事前調査の結果を踏まえ策定した放射能濃度の測定及び評価の方法の概要について報告する。