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天野 将*; 堀川 賢*; 石原 一樹*; 宮本 修治*; 早川 岳人; 静間 俊行; 望月 孝晏*
Nuclear Instruments and Methods in Physics Research A, 602(2), p.337 - 341, 2009/04
被引用回数:75 パーセンタイル:97.76(Instruments & Instrumentation)ニュースバル電子蓄積リングにてCOレーザーを用いてMeV領域のレーザーコンプトン散乱線源を開発した。電子エネルギーが974, 1220, 1460MeVのときに、計測した線の最大エネルギーは1.72, 2.72, 3.91MeVであった。線の輝度は、7300photon/mA/W/sであり、5.810 photon/sの強度が実現した。これらの計測値は計算値と一致した。この世代の線は蓄積リングのノーロスモードで稼働しており、最大フラックスはレーザーパワーによってのみ制限を受ける。
早川 岳人; 静間 俊行; 宮本 修治*; 天野 壮*; 堀川 賢*; 石原 一樹*; 森 道昭; 川瀬 啓悟; 神門 正城; 菊澤 信宏; et al.
Physical Review C, 77(6), p.068801_1 - 068801_4, 2008/06
被引用回数:12 パーセンタイル:60.96(Physics, Nuclear)Erはp核であるが、近傍のp核と比較して太陽組成が1桁大きいため、1950年代から起源が議論されてきた。その生成メカニズムの1つとして高温下でベータ崩壊するDyを基点とした遅い中性子捕獲反応過程の分岐が提案されている。Hoは生成過程の途中に位置するため、その崩壊スキームの解明は重要である。Hoには約37.5分の半減期のアイソマーが存在する。しかし、その半減期は1966年に計測された後、測定されていない。そこで、本研究では、NewSUBARUの逆コンプトン線による(,)反応によってHoを生成し、アイソマーの崩壊による線の崩壊曲線を計測する手法で、半減期をより精密に測定した。
早川 岳人; 静間 俊行; 宮本 修治*; 天野 壮*; 堀川 賢*; 石原 一樹*; 森 道昭; 川瀬 啓悟; 神門 正城; 菊澤 信宏; et al.
no journal, ,
NewSUBARUには8-17MeVのエネルギー領域の逆コンプトン線が稼動している。この逆コンプトン線をHoターゲットに照射し、Ho-165からHo-164を生成する。Ho-164にはベータ崩壊する基底状態のほかに、約37分の半減期で崩壊するアイソマーが存在する。このアイソマーを光核反応で生成し、その内部崩壊線の崩壊曲線を計測することで半減期を測定した。その結果、従来の値より8%短い半減期を得ることができた。
小山 珠美*; 高阪 勇輔*; 秋光 純*; 井上 克也*; 西原 禎文*; Maryunina, K.*; 大石 一城*; 鈴木 淳市*; 加倉井 和久; Hutanu, V.*; et al.
no journal, ,
本研究では、空間群P6122とP6522のキラルな結晶構造を持つCsCuCl3に着目して、結晶構造とらせん磁気構造のキラリティの関連性を明らかにすることを目的とした。らせん磁気構造のキラリティを決定するために、偏極中性子回折測定をJ-PARC, BL15(TAIKAN)およびFRM II, POLIで実施した。入射中性子のスピン偏極方向の反転に伴う磁気衛星反射強度の変化を観測し、右手系結晶構造では右巻きのらせん磁気構造、左手系結晶構造では左巻きのらせん磁気構造が形成されていることを明らかにした。