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石井 賢司; 藤原 明比古*; 壽榮松 宏仁*; 久保園 芳博*
Physical Review B, 65(13), p.134431_1 - 134431_6, 2002/03
被引用回数:32 パーセンタイル:78.19(Materials Science, Multidisciplinary)Euとフラーレンの化合物であるEuC及びEuをSrで置換したEuSrCについて、結晶構造,磁性,電気伝導についての研究を行った。これらの結晶構造は他のC(はアルカリ金属、または、アルカリ土類金属)と同じbcc構造である。磁気測定では、磁気モーメントは+2価のEu原子(S=7/2)が担っていることがわかり、=10-14Kにおいて強磁性転移が観測された。EuCでは比熱の測定からも強磁性転移が確認できた。EuSrCの物性でもっとも特徴的な点は、低温で非常に大きな負の磁気抵抗が観測される点である。EuCの抵抗率の比(=9T)/(=0T)は、1Kで約10にも及ぶ。このような巨大磁気抵抗はC上の伝導電子とEu上の4電子の間に非常に強い-相互作用が働いていることを示している。
宮原 恒あき*; 石井 広義*; 高山 泰弘*; 広瀬 正晃*; 丸山 健一*; 大部 健司*; 篠田 元樹*; 室 隆桂之*; 斎藤 祐児; 松田 達磨*; et al.
Journal of the Physical Society of Japan, 70(10), p.2977 - 2981, 2001/10
被引用回数:6 パーセンタイル:42.11(Physics, Multidisciplinary)磁気秩序の無いPrFePとCePdについて内殻励起磁気円2色性(MCD)の測定を行い、磁化率とMCDの大きさを比較した。PrFePの磁化率は6K以上で強磁性振る舞いを示すことが知られている。この物質のMCDは高温側では局在モーメントを持つように振る舞うが、低温側では局在モーメントが消失し、近藤温度(T)が10Kより遥かに高い物質で有るかのような振る舞いを示した。一方、CePdのMCDはTが20K程度の通常の希薄近藤物質のような温度依存性を示したのであるが、これはこの物質のTが150Kであることと矛盾し、また以前われわれが測定を行ったCeFePとも大きく異なる結果である。このことは、コヒーレント近藤物質のTが4fモーメント間の反強磁性的交換相互作用による局所的なスピン揺らぎにより、観測されるTよりも高くなりうることを示唆している。