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舘 幸男; 伊藤 剛志*; 赤木 洋介*; 佐藤 久夫*; Martin, A. J.*
Water Resources Research, 54(11), p.9287 - 9305, 2018/11
被引用回数:6 パーセンタイル:26.30(Environmental Sciences)亀裂性結晶質岩中の放射性核種移行に対する割れ目表面の変質層の影響が、スイスのグリムゼル試験場の単一亀裂を有する花崗閃緑岩試料を用いた室内移行試験、表面分析、モデル化を組み合わせた包括的なアプローチによって調査された。5種類のトレーサーを用いた透過拡散試験,バッチ収着試験,通液試験を含む室内試験によって、移行遅延の程度はHDO, Se, Cs, Ni, Euの順に大きくなること、割れ目表面近傍に拡散に対する抵抗層が存在すること、拡散において陽イオン加速と陰イオン排除の効果が重要であることが確認された。X線CT及びEPMAによる観察から、割れ目周辺の鉱物分布の微視的な不均質性が把握された。これらの知見に基づき、風化したバーミキュライト層、配向した雲母層、マトリクス部から構成される3層モデルを構築し、それぞれの層の間隙率、収着・拡散パラメータを与えることで、通液試験で得られた全てのトレーサーの破過曲線と割れ目近傍のトレーサー濃度分布を良好に解釈することができた。
檜山 和久; 塙 信広; 黒澤 昭彦; 江口 祥平; 堀 直彦; 楠 剛; 植田 久男; 島田 浩; 神田 博明*; 齊藤 勇*
JAEA-Technology 2013-045, 32 Pages, 2014/02
本報告書は、炉室内で作業する者の入域管理と被ばく管理を同時に行い、さらに、炉室内での位置情報と作業員が倒れていないか等の情報を取得できるリアルタイム多機能入域管理システムの開発についてまとめたものである。
津田 修一; 吉田 忠義; 中原 由紀夫; 佐藤 哲朗; 関 暁之; 松田 規宏; 安藤 真樹; 武宮 博; 谷垣 実*; 高宮 幸一*; et al.
JAEA-Technology 2013-037, 54 Pages, 2013/10
東京電力福島第一原子力発電所事故後における広域の詳細な空間線量率マップを作成するために、原子力機構は走行サーベイシステムKURAMA-IIを用いた測定を文部科学省の委託を受けて実施した。KURAMAは、一般乗用車に多数搭載して広範囲の空間線量率を詳細かつ短期間に把握することを目的として京都大学原子炉実験所で開発されたシステムである。KURAMAは、エネルギー補償型線検出器で測定した線量率をGPSの測位データでタグ付けしながら記録する測定器、データを受け取り可視化のための処理や解析を行うサーバ、エンドユーザがデータを閲覧するためのクライアントから構成される。第2世代のKURAMA-IIでは更なる小型化、堅牢性の向上、データ送信の完全自動化等の機能が強化されたことによって、100台の同時測定が可能となり、広域の詳細な線量率マッピングをより短期間で実施することが可能になった。本報告では、KURAMA-IIによる測定データの信頼性を確保するために実施した基盤整備と、KURAMA-IIを空間線量率マッピング事業に適用した結果について述べるとともに、多数のKURAMA-IIを使用した走行サーベイの精度を保証するための効率的なKURAMA-IIの管理方法を提案した。
儘田 豊*; 西上 欽也*; 伊藤 久男*; 桑原 保人*
Geodynamics of Atotsugawa Fault System, p.93 - 102, 2007/00
茂住-祐延断層で行われた発破による人工地震を、断層を横断する地下300mに掘られたトンネル内に設置した直線状の地震計アレイで観測した。記録には25Hz程度までの明瞭な高周波地震波が含まれており、断層破砕帯のイメージングに有効であるヘッドウェーブ,破砕帯中を伝播した波,断層トラップ波と解釈できるフェーズが検出できた。3次元波動場の数値シミュレーションを用い、これらのフェーズの波形モデリングを行った結果、断層破砕帯の走向方向の不連続性を検出した。本観測で得られたような高品質な記録は断層破砕帯内外における
波速度の推定や、不連続性(セグメンテーション)など複雑な断層構造の検出を可能にすることを示唆する。
西上 欽也*; 伊藤 久男*; 桑原 保人*; 水野 高志*; 儘田 豊*
Geodynamics of Atotsugawa Fault System, p.149 - 156, 2007/00
茂住祐延断層を掘り抜く地下観測坑道内において約15m間隔で32点の地震計アレイを設置した。茂住祐延断層の近傍に発生した地震に対して明瞭な断層トラップ波が観測され、そのモデル計算から、断層破砕帯の幅:160-400m,波速度低下率:周辺岩盤の85-90%、及び
値:60-90を得た。この低速度層の幅は、坑道内で地質学的に観察された破砕度の大きい領域(A, B)の全体の幅とおおむね一致する。また、地震計アレイを通過する直達
波及び
波の見かけ速度から、破砕帯A, Bに対応する2か所の低速度域が、アレイ直下(深さ数100m)に存在することが見いだされた。
伊藤 久男; 桑原 保人*; 竹中 博士*
Tectonophysics, (378), p.209 - 222, 2004/01
茂住祐延断層断層を対象に2000年10月に行われた人工震源データについて3次元差分法による数値シミュレーションを行った。すでに茂住調査坑道に近いS1、S2震源について数値シミュレーションを行い、茂住祐延断層断層に伴う低速度体を見いだしたが、今回はそれをS3、S4へも拡張した。その結果、茂住調査坑道から北東に延びる低速度体は4km先のS3、S4までは延長せず、途中で終息していることがわかった。この結果、3次元数値シミュレーションが断層の連続性の把握に有効であることを立証した。
伊藤 久男; 桑原 保人*; 竹中 博士*
American Geophysical Union 2002 Fall Meeting, P. F990, 2002/12
None
伊藤 久男; 桑原 保人*; 竹中 博士*
Earth Planets and Space, 54, p.1055 - 1058, 2002/00
被引用回数:8 パーセンタイル:23.14(Geosciences, Multidisciplinary)2000年10月24日に茂住祐延断層を対象に行った発破データについてシュミレーションを行った。発破はS1、S2、S3、S4の四ヵ所で行った。今回はS1、S2を対象とした。シュミレーションは3次元差分法によった。断層直上の発破点S1とそれから100m離れたS2の記録では大きな違いがあり、S1ではP波初動の後に顕著な波群がみられる。P head wave、P直達波、P波初動の後の波群の差を説明するモデルとして幅200m、断層内外のP波、S波速度の差が20%、40%を得た。今回、調査坑道内における稠密アレイによる観測と3次元差分法の有効性が確認された。
桑原 保人*; 伊藤 久男
Earth Planets and Space, 54, p.1045 - 1048, 2002/00
被引用回数:9 パーセンタイル:25.25(Geosciences, Multidisciplinary)トラップ波の解析から得られた断層低速度帯は、地震による破壊が進展する際の端部における塑性破壊が原因で形成されるとして、低速度帯の幅と破壊パラメータとの関係を考案した。
伊藤 久男; 桑原 保人*; 竹中 博士*
EOS Trans., 82(47), 0 Pages, 2001/00
断層帯の深部構造解析に有効な断層帯トラップ波の3次元数値解析シミュレーションのプログラムを開発した。プログラムは格子差分法を用いることにより、速度-応力図において、応力-歪関係を数値処理した。解析結果を検証するために、茂住-祐延断層において、断層帯中央と断層帯の外側の人工震源による実験を行った。数値解析結果は、茂住-祐延断層における人工地震実験の観測結果と良い一致を示し、このプログラムの有効性が確かめられた。
中村 武彦; 斎藤 伸三; 江森 康文*; 難波 久男*; 吉永 真希夫
JAERI-M 93-068, 37 Pages, 1993/03
NSRRでは、反応度事故及び炉心損傷事故時の燃料挙動を調べる実験が続けられている。その際、燃料被覆管の温度は熱電対により測定されている。しかし、2000Kを超える温度域では、熱電対が破損するために、実験の全過程に渡る被覆管の温度履歴を測定する事が困難であった。この問題に対処するため、可視カプセル実験で得られた燃料棒の過渡挙動の撮影カラーフィルムを使って燃料棒の表面温度を評価する方法を開発した。この方法により、燃料の損傷が起こる高温域での被覆管温度を知り、さらに数点の熱電対からでは知る事の困難な詳細な温度分布を評価する事が出来た。
磯谷 順一*; 神田 久生*; 内田 吉茂*; S.C.Lawson*; 山崎 聡*; 伊藤 久義; 森田 洋右
Physical Review B, 45(3), p.1436 - 1439, 1992/01
被引用回数:107 パーセンタイル:95.69(Materials Science, Multidisciplinary)ダイヤモンド人工単結晶に2MeV電子線を照射し生成される欠陥(単一空孔)を電子常磁性共鳴(EPR)及び電子-核二重共鳴(ENDOR)法を用いて測定した。その結果、C単一空孔に起因するSl-EPRスペクトルに対し、g値は4K及び77Kにおいて等方的で、2.0027なる値をとることが解った。またEPRスペクトルの角度依存性から、電子スピンと最近接格子位置のC核スピンとの超微細相互作用テンソルは
111
軸対称であることが判明した。これらの結果から、Sl欠陥はTd対称性を示すことが確認された。さらにENDOR測定より、Sl欠陥の有効スピン量子数は3/2であることが解った。第2近接
Cの配置についても、ENDORスペクトルの角度依存性から、欠陥に対し
110
方向に存在することが確かめられた。以上得られた欠陥の対称性とスピン量子数から、Sl欠陥は荷電状態が負(-1価)の単一空孔であることが明らかになった。
樫原 英千世*; 中川 林司; 浅妻 新一郎*; 根本 利隆*; 蔵光 泰*; 間下 啓次*; 斉藤 誠美; 小島 久雄
PNC TN841 85-05, 116 Pages, 1985/02
この報告書は,第二応用試験棟で実施したせん断試験装置(2)及び分配器の遠隔保守試験について報告するものである。 セル構造及び機器配置は,高速炉燃料再処理試験施設概念設計(4)に従った。 試験は,部品の交換性評価を対象とした保守を行った。 特にセル内部品を対象としておりセル貫通部(油圧シリンダー)は実施していない。 結果は,大部分の部分交換は可能であったが,装荷台チェーン,ガスケット類等の交換が出来ず改善点として指摘した。 今後の課題として実際のセル構造を模擬する必要性(セル壁や,設置する保守機器の数,等)実機における保守形態の検討,再度の保守試験,等についてさらに検討する必要がある。
舘 幸男; 伊藤 剛志*; 深津 勇太; 赤木 洋介*; 佐藤 久夫*; Hu, Q.*; Martin, A. J.*
no journal, ,
In order to develop a realistic model and reliable parameters for long-term safety assessments of geological disposal, it is necessary to understand and quantify the effects of heterogeneities found around the fractures on RN transport processes in fractured crystalline rocks. This paper presents a comprehensive approach developed for coupling laboratory tests, microscopic observations and modeling in order to understand and quantify tracer transport processes occurring in natural fracture, using different types of fractured granodiorite sample from the Grimsel Test Site (GTS), Switzerland. Laboratory tests including through-diffusion, batch sorption and flow-through tests using five tracers with different retention properties indicated that tracer retention was consistently in the sequence of HDO Se
Cs
Ni
Eu. Microscale heterogeneities around the fracture were clarified and quantified by coupling X-ray computed tomography and electron probe microanalysis. Realistic model incorporating heterogeneities around the fracture and their properties provided a much better interpretation for breakthrough curves of all tracers.
舘 幸男; 伊藤 剛志*; 深津 勇太; 赤木 洋介*; 佐藤 久夫*; Martin, A. J.*
no journal, ,
To develop a realistic model and reliable parameters for long-term safety assessments of geological disposal, it is necessary to understand and quantify the effects of heterogeneities around the fractures on radionuclide transport in fractured crystalline rocks. This paper presents a comprehensive approach developed for coupling laboratory tests, microscopic observations and modelling in order to understand and quantify tracer transport occurring in natural fracture, using different types of fractured granodiorite sample from the Grimsel Test Site, Switzerland. Realistic model incorporating heterogeneities around the fracture, and their properties such as porosity, sorption and diffusion parameters, provided a much better interpretation for experimental results of several tracers with different transport properties. Mechanistic understanding and detailed modeling considering the effects of heterogeneities around a natural fracture should improve confidence for the safety assessment in fractured crystalline rocks.
舘 幸男; 伊藤 剛志; 赤木 洋介*; 佐藤 久夫*; Martin, A. J.*
no journal, ,
亀裂性結晶質岩中の放射性核種移行に対する亀裂表面の不均質性の影響が、スイスのグリムゼル試験場の単一亀裂を有する花崗閃緑岩試料を用いた室内移行試験、表面分析、モデル化によって調査された。亀裂とマトリクス部におけるトレーサー移行挙動が透過拡散試験や通液試験を含む一連の室内試験により評価された。X線CT及びEPMAによる観察から、亀裂の開口幅や連続性、及び亀裂近傍の鉱物分布の不均質性が定量的に把握された。これらの知見に基づき、風化したバーミキュライト層、配向した雲母層、マトリクス部から構成される不均質な亀裂表層モデルを適用することによって、トレーサーの破過曲線を解釈することができた。
小島 久雄; 伊藤 正徳; 高橋 三郎; 朝倉 浩一; 青木 義一
no journal, ,
原子力機構は、再処理及びMOX燃料製造の事業を一つのサイトで行っている世界中でも数少ない例であり、再処理と燃料製造をつなぐ取りあい部分の技術の最適化を世界に先駆けて実証してきている。本報告ではMOX燃料による高速増殖炉システムの確立に向けた核燃料サイクル工学研究所の役割と現状について報告する。
和田 毅; 荒明 祐司; 植田 久男; 高崎 浩司; 清水 武彦; 伊藤 公雄
no journal, ,
原子力機構大洗研究開発センターでは、平成17年10月の2法人統合以降、旧原子力研究所(北地区)及び旧核燃料サイクル開発機構(南地区)の両法人の被ばく管理方式を引継ぎ、個人線量計はそれぞれガラスバッジ及びTLDバッジを使用して運用を行ってきた。しかし、個人被ばく管理の一元化を図るため、平成22年4月から、個人線量計をガラスバッジに一本化した。両線量計においては、感度,エネルギー特性の基本性能については実証済であるが、各現場での放射線状況において特性の違いによる大きな差がないことを確認するため、両線量計に対するフィールドでの1cm線量当量を測定して比較測定を行った。