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Jolivet, E.*; Lecointe, F.*; Coste, G.*; 佐藤 勝也*; 鳴海 一成; Bailone, A.*; Sommer, S.*
Molecular Microbiology, 59(1), p.338 - 349, 2006/01
被引用回数:40 パーセンタイル:57.25(Biochemistry & Molecular Biology)放射線抵抗性細菌のDNA2本鎖切断修復における組換え修復タンパク質RecAの重要性を評価するために、遺伝子発現が調節可能なPプロモーターを用いて、RecA濃度変化による細胞への影響を調べた。野生株RecA低濃度細胞の線照射後の生存率は、RecA高濃度細胞と同様であったが、あるいは遺伝子破壊株をRecA低濃度状態にすると線高感受性になり、遺伝子破壊株をRecA高濃度状態にすると線耐性が部分的に復帰した。また、野生株RecA低濃度細胞を線照射後に液体培地で培養すると、DNA2本鎖切断修復の遅延が起こり、DNA複製の再開ができないことが明らかになった。さらに、RecA低濃度細胞ではDNA損傷後のLexAタンパク質分解が起こらないこともわかった。しかしながら、遺伝子破壊株及びLexA非分解変異タンパク質産生株における線照射後の生存率とDNA2本鎖切断修復の速度は、野生株と比べて変化がなく、RecAの細胞内濃度にも依存していなかった。このことから、放射線抵抗性細菌のLexAタンパク質は線照射後のDNA修復過程に関与していないと考えられた。