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滝塚 貴和; 辻本 和文; 佐々 敏信; 高野 秀機; 広田 耕一*; 神島 吉郎*
Heavy Liquid Metal Coolants in Nuclear Technology, 1 (HLMC'98), p.143 - 153, 1998/10
液体重金属冷却加速器駆動システムの技術的成立性の検討及びその技術課題の摘出、ナトリウム冷却システムの比較を行うために、予備的な設計研究を行った。システムは大型軽水炉10基からのマイナアクチナイドを硬い中性子エネルギースペクトルにおいて消滅処理する専焼システムであり、800MWの熱出力及び約250MWの電気出力を発生する。重金属冷却材は核破砕ターゲットを兼ね、中間冷却ループを省くことができる。耐震設計の観点からプール型の構成とした。鉛・ビスマスを用い、運転温度を600-700Kとすることにより材料共存性の問題は大きく緩和される。液体重金属冷却では、ビーム窓の構造健全性の問題がより厳しくなる。
辻本 和文; 佐々 敏信; 滝塚 貴和; 高野 秀機; 向山 武彦; 早野 睦彦*; 神島 吉郎*; 横堀 仁*
Proc. of 2nd Int. Topical Meeting on Nuclear Applications of Accelerator Technology (AccApp'98), p.137 - 143, 1998/00
鉛-ビスマス冷却加速器駆動消滅処理システムの概念検討を行った。冷却材流速及び燃料ピン直径とピンピッチの比(P/D)をパラメータとして、炉心出力800MWの条件で炉心形状、燃料ピン直径等を決定した。その後、初期炉心の実効増倍率が0.95となるように希釈マトリクス材濃度及びマイナーアクチノイドとプルトニウムの割合を求めた。計算には、高速炉用格子定数作成コードSLAROM、拡散計算コードCITATION-FBRを用い、核データはJENDL-3.2をもとに作成された高速炉用ライブラリーを使用した。初期燃料組成を求めた後、ABC-SCコードを用いて燃焼計算を行い、燃焼中の実効増倍率の変化を調べた。その結果、プルトニウムの割合を約40%とすることで、燃焼中の実効増倍率の変化を最小にし、なおかつ年間約10%のマイナーアクチノイド消滅率を達成できるシステムが得られることがわかった。
浅山 泰; Xu, Y.*; 神島 吉郎*
no journal, ,
革新的原子炉用機器のリスクベネフィット設計を実現するためには信頼性評価の実用化が必要である。このために、信頼性評価に必要な入力データセットを整備するとともに、本研究で開発したき裂進展モデルを核として供用期間中検査の効果も含めて信頼性指標を評価することのできるコードを開発した。