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仲井 花帆*; 稲垣 厚至*; 神田 学*; Junnaedhi, I. D. G. A.*; 長谷川 雄太; 小野寺 直幸
土木学会論文集(インターネット), 81(16), p.24-16195_1 - 24-16195_7, 2025/02
本研究はLES計算から作成した都市乱流データベースを参照することで、街区内の詳細な乱流統計量の空間分布を即時的に出力する手法を提案する。都市街区内の乱流統計量は建物幾何形状と平均流の主風向で概ね決定される。この特性を活用し、代表16風向ごとに主風向を設定したLES計算を実施し、都市街区乱流統計量の空間分布データベースを作成した。広域気象場の気象情報に合わせて作成したデータベースを参照し、代表速度のスケーリングを行うことで即時的な街区内乱流統計量の診断が可能となる。出力された平均風速の診断値は観測値と線形関係にあることから、街区内の平均流が建物幾何形状と主風向のみで概ね決定されることが確かめられ、本手法の妥当性が示された。一方、推定される領域内の代表風速値の精度が不十分である場合、診断値と観測値には差異が生じることが示された。
横内 浩志*; 稲垣 厚至*; 神田 学*; 小野寺 直幸
土木学会論文集,B1(水工学)(インターネット), 76(2), p.I_253 - I_258, 2020/00
格子ボルツマン法LESモデルを用いた都市大気境界層の大規模数値計算モデルを用いて、都市の自動車由来大気汚染物質を想定したスカラーの動態評価を行った。スカラーはパッシブスカラーを仮定し、その動態計算をLagrange的手法により表現した。本モデルを移動排出源由来の大気汚染が深刻化しているジャカルタを対象に計算を実施した。計算条件として、ジャカルタで以前計画されていた沿岸巨大建造物GARUDAの有無による2通りの条件を設定し、それが下流の都市に及ぼす影響を評価した。計算結果より、地表面付近において、GARUDAの有無に由来する主流方向風速分布,粒子濃度分布に顕著な差は確認できなかった。一方で建物レベル(10[m]-30[m])では、GARUDAの影響による風速の低下に伴い、粒子密度が増加していることを確認した。
稲垣 厚至*; Wangsaputra, Y.*; 神田 学*; Y
cel, M.*; 小野寺 直幸; 青木 尊之*
SOLA (Scientific Online Letters on the Atmosphere) (Internet), 16, p.120 - 124, 2020/00
被引用回数:1 パーセンタイル:2.48(Meteorology & Atmospheric Sciences)都市境界層を対象とした風況解析により、内層および外層のスケーリングと乱流強度分布の類似性を検討した。計算条件として、現実的な建物形状の上に発達する中立条件を仮定すると共に、計算領域19.2km
4.8km
高さ1kmに対して2m格子を設定した。乱流強度分布は計算領域内で局所的に定義できる。内層と外層に対してスケーリング則を当てはめることで、表面形状に関係なく、内層と外層内の乱流強度予測のばらつきを減らすことが可能となる。スケーリングされたプロファイル間のばらつきは、各層のスケーリングパラメーターの不一致に起因するが、長さまたは速度の比率からなる無次元パラメーターを導入することで、それらの類似性を示した。
稲垣 厚至*; 神田 学*; Ahmad, N. H.*; 八木 綾子*; 小野寺 直幸; 青木 尊之*
Boundary-Layer Meteorology, 164(2), p.161 - 181, 2017/08
被引用回数:42 パーセンタイル:75.47(Meteorology & Atmospheric Sciences)本研究では、東京都市部に対して、中立安定状態における大気境界層に対する数値解析を行なった。GPUを用いた並列計算を実施することで、19.2km
4.8km
1kmの領域に対して2m解像度のラージエディ・シミュレーションが可能となった。大規模計算結果より、境界層上部の乱流統計量や境界層全域におよび特徴的なストリーク構造等の再現が可能であることが確認された。
稲垣 厚至*; 小野寺 直幸; 神田 学*; 青木 尊之*
no journal, ,
都市大気環境はマルチスケールの現象であるため、高解像度および広域の計算を実施する必要がある。本研究では、GPUスーパーコンピュータであるTSUBAMEを用いたラージエディ・シミュレーション手法を用いて都市大気境界層を解析することを実現した。統計量として、都市キャノピー内の値を比較することで、解析手法の妥当性を示す。
石垣 志穂*; 神田 学*; 稲垣 厚至*; Junnaedhi, D. G. A.*; 小野寺 直幸; 長谷川 雄太; 渡辺 力*
no journal, ,
急速な都市化に伴い、正確な風況評価が重要となっており、樹木の影響を含む建物周囲の風の流れのアセスメントが求められている。本研究では、インドネシア・ジャカルタ沿岸部を対象に、スーパーコンピュータ「TSUBAME 4.0」を用いて格子ボルツマン法に基づくLESを実施した。樹木が風の動態に与える影響を調査するために、樹木抵抗のパラメータ化手法が導入した結果、樹木の存在により風速が低下する一方で、樹木による後流効果が引き起こされる地域では乱流運動エネルギー(TKE)が増加することを確認した。