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北村 哲浩; 中道 晋哉; 嘉代 甲子男
保健物理, 47(1), p.66 - 73, 2012/04
プラズマによる切断方式は効果的な解体工法の一つと考えられている。プルトニウム燃料技術開発センターのグローブボックスの解体においても本方式を用いることがあるが、この切断方式では切断時にヒューム状のエアロゾルが飛散する恐れがある。そこで本資料では、実際の核燃料製造設備の構成物についてプラズマ切断を行い、その際発生するエアロゾルの粒径等を測定するとともにHEPAフィルタの捕集性について評価した。その結果、プラズマ切断時に発生したエアロゾルの50%径(空気力学的中央径)は約6マイクロメートルで、標準偏差は1.9であった。また、プラズマ切断時に発生する放射性エアロゾルはHEPAフィルタ以降には検出されず、HEPAフィルタにより捕捉されたと考えられる。
北村 哲浩; 綿引 政俊; 嘉代 甲子男
Nuclear Engineering and Design, 241(3), p.999 - 1005, 2011/03
被引用回数:7 パーセンタイル:48.56(Nuclear Science & Technology)グローブボックス解体設備はグローブボックスを解体し滞留核燃料物質を回収する設備である。解体設備内には一つのロボットアームと六つのマスタースレーブマニピュレータが配備されている。ここでは本解体設備の構造を解説し、解体作業の手順を紹介する。また、グローブボックス解体作業の一例として、人手による解体方式と遠隔による解体方式を用いた解体撤去作業について、作業データを分析し両方式の比較を行った。
北村 哲浩; 岡田 尚; 嘉代 甲子男; 吉野 正則*; 平野 宏志*
Proceedings of International Conference on Advanced Nuclear Fuel Cycles and Systems (Global 2007) (CD-ROM), p.531 - 536, 2007/09
原子力機構サイクル工学研究所プルトニウム燃料技術開発センター第三開発室に設置されている解体設備での廃棄物の取扱作業について説明する。解体設備では同じ容積のグローブボックスのみを取り扱うが、将来どのような廃棄物処理法になっても対応できるよう、廃棄物を材質ごとに分別している。今後の廃止措置,廃棄物処理・処分に反映するために取得したデータを分析する。また、これまでに実施した改善及び今後導入が必要と考えられる改善案をまとめる。
岡田 尚; 浅妻 新一郎; 嘉代 甲子男; 松本 正喜
International Waste Management Symposia 2005(WM'05, 8 Pages, 2005/00
Pu3開発室の解体設備において、遠隔操作によるグローブボックス(GB)の解体作業の実績をまとめた。GB解体作業の45%が遠隔操作で実施できることを確認し、また従来法の作業員による直接解体と比較し、ほぼ同等の作業効率が得られる見通しを得た。さらに遠隔解体の今後の課題について整理した。
飛田 典幸; 岡田 尚; 嘉代 甲子男; 松本 正喜; 綿引 政俊; 仲田 啓二*; 権守 清美*
JNC TN8430 2004-001, 125 Pages, 2004/12
平成15年4月21日(月)、プルトニウム燃料第三開発室地下1階の工程設備解体室の解体設備(グローブボックス)においてプレフィルタが損傷する火災事象が発生した。その直接的原因は、電動カッターにより発生した高温の切粉(火花)がプレフィルタまで飛散したことである。この直接的原因に対し、間接原因、潜在原因へと掘り下げた調査を実施した結果、電動カッターの砥石カバーを外して使用したこと、また衝立・飛散防止障壁が設置されていなかったことにより切り粉が広範囲に飛散したことがハード的な問題点として思考された。このため、対策案として、電動カッターには砥石カバーを取り付けて使用するとともに、切り粉のプレフィルタへの到達を防止する衝立を設置し、プレフィルタを不燃性のものに変更することが検討された。以上の調査・検討結果を受けて、火災発生の原因と対策案の妥当性を確認・評価するため、本確認試験を実施した。
浅妻 新一郎; 岡田 尚; 嘉代 甲子男; 松本 正喜; 仲田 啓二*; 権守 清美*; 戸田 力也*
JNC TN8430 2003-011, 56 Pages, 2004/01
プルトニウム燃料センター環境保全部技術開発室では、プルトニウム燃料第三開発室の解体設備(工程設備解体室内設置)において、供用済みのGB及び内装設備を対象に、パワーマニュプレータ等による解体作業を通して遠隔解体技術の開発を実施している。その際、ディスクグラインダーによる切断作業では高温の切粉(火花)が発生、飛散することから防火管理上の問題があった。また、本解体設備では監視窓からパワーマニュプレタ等で遠隔操作を行う作業であるため、本操作に適した火花への対応が望まれていた。このため火花が発生する切断作業において、火花の拡散を抑制する「飛散防止用パネル」対策を考案し、モックアップ試験においてその有効性を確認した。加えて、その他の防火対策として「プレフィルタへの前面の衝立」「プレフィルタの不燃化」についてその有効性を確認した。
植松 真一; 飛田 典幸; 嘉代 甲子男
WM'02, 0 Pages, 2002/00
解体設備は、MOX燃料製造に用いられたグローブボックスを解体するためにプルトニウム燃料第三開発室に設置されている。本設備は、グローブボックスとしての核燃料物質の閉じ込め機能を有し、遠隔機器(M/Sマニュプレータ及びロボット)の導入により、作業員の残留プルトニウムからの放射線被ばくを低減することができる。また、ステンレス製ボックス構造であるため、切断機器としてプラズマ切断機を使用することができ、作業の効率化を図っている。本設備による供用済グローブボックスの解体作業は1996年5月から開始され、現在までに8基(72m3)の解体を実施した。その結果、現行のグリーンハウスによる解体方法に比べて、被ばく線量、二次廃棄物量、及び人工数はそれぞれ61%、80%、及び54%まで低減されることを確認した。
嘉代 甲子男; 松本 正喜
JNC TN8440 2000-015, 25 Pages, 2000/05
プルトニウム燃料施設に設置されているグローブボックスは、負圧維持及び気密検査を行い密閉構造であることを確認してから使用を開始している。しかし、使用開始後については日常の負圧維持の確認は行っているが、気密性については確認していないのが現状である。そこで、プルトニウム燃料第三開発室で実施しているペレット製造工程設備の更新に伴い解体撤去するグローブボックスを使用して、供用終了後の気密試験を行った。試験は、許認可上の判定基準との比較及び新設時の測定データとの比較等を考慮して、新設設備の施設検査に用いられている漏れなし容器法により実施した。また、合わせて気密試験前のグローブボックス負圧喪失時におけるグローブボックス外への放射性物質の漏洩状況についても確認した。その結果、グローブボックス負圧喪失時の放射性物質の漏洩については、本試験では最大21日間放置した場合においてもグローブボックス外への放射性物質の漏洩は確認されなかった。また、本試験のメインテーマである気密試験において、漏れなし容器法による測定結果は0.025vol%/hであり、施設検査時の判定基準(-0.040.06vol%/h)内であることが確認できた。なお、今回の測定結果は、漏れなし容器の持つ誤差(0.04vol%/h)範囲内であるため、新設時の施設検査記録(0.019vol%/h)との比較においても有意な差がないことから、設置後10年経過してもグローブボックスの閉じ込め性能に問題のないことを確認した。
嘉代 甲子男
PNC TN8440 91-002, 14 Pages, 1991/09
動燃事業団,東海事業所におけるプルトニウム取扱い施設での解体撤去に関する経緯を述べると共に,これまで実施したグローブボックス解体撤去技術をまとめた。また,グローブボックス解体撤去の問題点に対する技術開発の動向について記述した。
嘉代 甲子男; 三代 広昭; 浅野 孝; 村山 富彦*; 品田 雅則*; 橋本 敏美*; 大島 博文
PNC TN8410 90-054, 203 Pages, 1990/05
プルトニウム燃料第二開発室湿式回収室(F-104室)に設置している、湿式回収工程脱硝設備の解体撤去を実施した。本設備はグローブボックス12基(グローブボックス総容積107m/SUP3)からなり、過去に実施した解体撤去のうちでも設備規模が最大のものである。また、グローブボックス内の残留プルトニウム汚染が5.4 Ci/cm/SUP2と極めて高く、作業の安全確保及び作業員の放射線被ばくの防止を確実に実施する必要があった。グローブボックスの解体は昭和63年1月の室内間仕切り工事の後、非汚染物の撤去からはじめ、平成元年1月にトラブルゼロで完了した。安全確保・向上のために実施した事前放射線モニタリング、簡易フードの設置等の各種対策や技術改良が有効であったことを確認した。
大島 博文; 三代 広昭; 浅野 孝; 嘉代 甲子男; 村山 富彦*; 品田 雅則*; 橋本 敏美*
PNC TN8410 89-015, 41 Pages, 1989/02
設備解体前に実施するグローブボックス内除染方法として新たに塗膜はく離除染法を採用した。塗膜はく離除染法の概要及び結果について報告した。 プルトニウム燃料第二開発室F-104室に設置されている脱硝設備(グローブボックス容積107M3)の解体撤去作業に先立って塗膜はく離除染法による除染を行った。 除染前に実施したグローブボックス内の汚染状況は,表面汚染密度については,スミヤ法による測定で10-104dpm/100CM2であったが,塗膜はく離除染法による除染で103104dpm/100CM2まで除染することができた。
中道 晋哉; 北村 哲浩; 梁川 千尋; 中井 宏二; 岡田 尚; 浅妻 新一郎; 嘉代 甲子男
no journal, ,
核燃料設備の解体撤去に関連して、MOX燃料製造設備をプラズマ切断する際に生じるMOXエアロゾルの粒径分布を把握するとともに施設フィルタの捕捉性能を確認する実験を行った。核燃料物質で汚染した金属片をプラズマ切断した際、発生するMOXエアロゾルの放射能基準空気力学的中央径(AMAD)は約6mで標準偏差()は1.9であった。また、PuO粉末密度である11.5g/cmの値を用いて計算した重量基準中央径(MMD)は、約1.8mで、これらの値は過去の類似の報告例よりも若干大きな値を示した。プラズマ切断時に発生するエアロゾルのHEPAフィルタ捕捉については、フィルタの後ろ側にろ紙を設置し、フィルタの面及びろ紙の放射能を測定した結果、ともに検出下限値未満であり、十分に捕集されていることが確認できた。