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河本 規雄; 佐々木 博文; 河田 剛; 滝 清隆; 木下 繁実*
no journal, ,
廃棄物処理場のセル内には、低放射性廃液を貯槽に受け取るための配管にバルブが約70基設置されている。平成元年以降、定期的にセル内に入室しバルブの点検を実施しており、その際バルブの継手部から微少の漏えいや漏えい痕が確認されていた。これは、ガスケット材であるPTFE(ポリテトラフルオロエチレン)の応力緩和による接面漏れが原因であると考えられたことから、常にガスケットに推奨される締付け力(トルク)がかかるよう定期的な増し締めを行う保全管理を導入した。その結果、バルブ継手部からの漏えいはなくなったものの、高線量のセル内で重厚な防護装備を着装して行う増し締め作業が、大きな負担となっていた。本件では、トルクのデータを調査,解析することでガスケットの応力緩和とトルクの関係を評価し、保全管理の改善を図ったことについて報告する。
橋本 和一; 河田 剛; 永山 峰生; 河本 規雄; 庄司 賢二; 長木 俊幸; 佐々木 博文; 鹿志村 卓男; 木下 繁実*
no journal, ,
東海再処理施設の低放射性廃液処理工程においては、槽類オフガス系にヨウ素フィルタが設置され、吸着材として銀ゼオライト(AgX)を使用している。AgXは銀の含有量が多く高価であることから、AgXとほぼ同程度のヨウ素吸着性能が期待できる吸着材(AgZ)について実オフガスによる吸着性能試験を行い、低放射性廃液処理工程への適用性を確認したことについて報告する。