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四竈 樹男*; Knitter, R.*; Konys, J.*; 室賀 健夫*; 土谷 邦彦; Mslang, A.*; 河村 弘; 永田 晋二*
Fusion Engineering and Design, 83(7-9), p.976 - 982, 2008/12
被引用回数:37 パーセンタイル:90.15(Nuclear Science & Technology)将来の核融合炉がより簡単な構造でかつ予備システムから解放されることが主張されたとしても、機能材料はITERだけでなくITERよりも先の核融合装置に重要な役割を持つ。ITER用テストブランケットモジュール(TBM)の研究は、機能材料の重要性を示している。本論文は、DEMO炉のような発電用核融合炉に適合するための機能性セラミックスの研究開発の現状についてまとめたものである。
林 君夫; 荒木 政則; Baluc, N.*; 山西 敏彦; 西谷 健夫; Hernandez, T.*; Morono, A.*; Moriani, A.*; Tosti, S.*; 野澤 貴史; et al.
no journal, ,
幅広いアプローチ(BA)は2007年半ばに開始され、原型炉R&D活動は核融合へ原型炉の設計のための活動を支えることを意図したものである。本講演では、原型炉R&D活動におけるこれまでの進捗について発表する。原型炉に向けた日欧の共通の関心に基づいて、現状の活動は5つの分野(1)SiC/SiC複合材料,(2)トリチウム工学,(3)原型炉ブランケットのための材料工学(特に低放射化鋼),(4)先進中性子増倍材料の開発,(5)先進トリチウム増殖材料の開発において順調に進捗している。2010年からは、実験設備や施設の準備が完了した後、R&D活動が本格化される。
林 君夫; 中島 徳嘉*; Clement Lorenzo, S.*; Baluc, N.*; 西谷 健夫; 山西 敏彦; Morono, A.*; Hernandez, T.*; Moriani, A.*; Tosti, S.*; et al.
no journal, ,
原型炉研究開発活動は、幅広いアプローチ(BA)における核融合原型炉設計活動を支えることを意図したものである。本講演では、原型炉研究開発活動におけるこれまでの進捗、特に日欧共同活動について発表する。リチウム鉛(Pb-Li)中におけるSiC/SiC複合材料の侵食腐食挙動を研究するための装置は、六ヶ所に設置して実験を行うため、現在欧州で製作中である。低放射化フェライト/マルテンサイト鋼(EUROFER及びF82H)のベルギーの原子炉(BR2)による照射試験が準備中である。また、日欧間で、低放射化フェライト/マルテンサイト鋼,中性子増倍材及びトリチウム増殖材試料を交換して、特性評価を行うことが計画されている。このように、研究開発活動が強化されつつある。
星野 毅; 鈴木 達也; 関谷 真樹子; Kolb, M.*; Knitter, R.*
no journal, ,
核融合エネルギー開発の早期実現をはかることを目的として行う研究開発である幅広いアプローチ(BA)活動の一環として、エマルジョン法による先進トリチウム増殖材料微小球の大量製造技術開発を行っている。トリチウム増殖材料の日本の第一候補材料はLiTiO、EUの第一候補材料はLiSiOである。LiSiOはLi原子密度が高いが、ガラス質のため圧壊強度が低く、微小球が割れやすい課題を有していた。そこで、ドイツのカールスルーエ研究所(KIT)との共同実験として、エマルジョン法による、LiTiOとLiSiOの混合微小球の試作試験を行った結果、スラリー製造時の始発原料として、LiTiO, LiSiO, LiCOの3種類を用いることで、不純物の無いLiTiOとLiSiOの2相混合物の微小球製造に成功した。また、圧壊強度は5161Nの範囲内となり、従来のLiSiO微小球の圧壊強度である約10Nを遙かに上回る値が得られた。