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長谷美 宏幸; 高橋 竜太*; 山内 康弘*; 石角 元志*; 河村 聖子; 小峰 良太
JPS Conference Proceedings (Internet), 41, p.011003_1 - 011003_5, 2024/03
The instrument control software framework "IROHA2" is used for the neutron and muon experiments at J-PARC MLF. IROHA2 consists of four core software components: i) The device control server controls and monitors devices, ii) the instrument management server authenticates users, manages measurements and configures device combinations, iii) the sequence management server builds and controls automatic measurements, iv) the integrate control server has centralized control over the device monitoring and measurement. Since IROHA2 is equipped with a web user interface, the control system can be accessed remotely using a web browser. MLF's sample environment team developed several device modules of the device control server in order to be able to use the sample environment equipment for automatic measurements. For example, the modules currently used in the experiments are those for He and
He cryostats, superconducting magnets, niobium furnaces, and so on. In this presentation, we will introduce the features of IROHA2 and the functions of the device modules for the sample environment equipment.
小峰 良太; 神原 理*
no journal, ,
大強度陽子加速器施設J-PARC MLFには、約30台のチョッパー機器が設置されている。これらのチョッパー機器の利用は10年を超えてきており、長期間の運転に伴う老朽化等の問題が発生している。近年、この問題に対応するため、機器のパーツ交換やチョッパー機器の新規開発を進めている。昨年度新規開発された高速ディスクチョッパーをビームラインに導入した。高速ディスクチョッパーはモデレータからの中性子ビームを整形する機器であり、振動が大きな問題となる。特に共振による影響は非常に大きく、実験に利用する回転数付近に共振点が存在すると大きな振動が発生し、ビーム実験を継続できない。このため補強治具を取り付け、その前後でハンマリング試験を実施した。測定結果はFFTアナライザーにより解析され、これにより高速ディスクチョッパーの振動特性を評価した。また、MLF機器制御ソフトウェアフレームワークIROHA2が利用されている。本高速ディスクチョッパーについて、実験機器状態の監視やリモート制御ができるようにIROHA2も用いたシステムを構築した。本発表では高速ディスクチョッパーに対して実施した、振動特性の評価と機器制御システムの構築ついて、その概要を述べる。
小峰 良太; 神原 理*; 中谷 健
no journal, ,
大強度陽子加速器施設J-PARC(Japan Proton Accelerator Research Complex) MLF(Materials and Life science Experimental Facility)における中性子実験において、中性子源から供給される中性子ビームは非常に幅広いエネルギーを持っており、実験に不必要なエネルギーの中性子も含まれる。これらの中性子はバックグラウンドノイズとして観測され、特にT0バースト(Time Zero Burst)と呼ばれる中性子源から放出された直後の中性子ビーム成分は実験に大きな影響を与えるため、試料に照射される前に取り除く必要がある。このT0バーストを取り除くために使用される機器の一つがT0チョッパである。MLFでは、近年メンテナンス期間の延長を目的として高耐久性T0チョッパが開発され、平成31年度より複数のビームラインで利用されている。また、MLFでは装置制御ソフトウェアフレームワークIROHA2が導入されており、実験機器をIROHA2に接続することにより、機器データの自動的な収集や機器の遠隔操作、多数の機器の総合的な機器制御が可能となる。令和2年度高耐久性T0チョッパをIROHA2に接続するための通信プログラムを作成しT0チョッパおよびIROHA2に導入した。これにより高耐久性T0チョッパを常時監視でき、遠隔による制御も可能となるため、機器の安定的な運転や柔軟なトラブル対応が期待できる。本発表では、構築した高耐久性T0チョッパ用の制御システムについて、その概要を述べる。
原田 正英; 橋本 典道*; 小峰 良太; 石角 元志*; 奥 隆之; 細谷 倫紀*; 清水 勝美*; 森水 宏次*; 増田 志歩
no journal, ,
MLF放射線安全チームは、主に、課題申請時の放射線安全審査を始めとして、ユーザー実験の放射線安全の管理と担保及び実験ホールでの放射線管理の支援を行っている。非管理区域への汚染拡大防止及び実験の自由度の拡大のために、2016年11月より、第1種管理区域表面汚染低減区域を運用している。申請課題の安全審査においては、実験が法令の範囲内であるの確認や作業者の被ばくの可能性の示唆など、放射線安全を担保している。放射線管理セクションと調整し、実験室内の汚染検査も担当している。試料や機材の放射化の程度や核種同定を行うために、固定式及び可搬式のGe検出器を用いて、ガンマ線を測定している。機材の放射化は、Co-60(T1/2=5.271y)の成分が多く検出されており、これは、ステンレス材やガイド管などに含まれているCo-59による放射化であることが推測されている。また、生物試料では、核種であるP-32(T1/2=14.26d)やS-35(T1/2=87.51d)らしきものも観測されている。試料の放射化を推測するために、試料の放射化計算コードを整備し、試料の放射化量の推定に活用されている。当日ポスターでは、2024年度の放射線安全チームの活動報告を行うとともに、詳しい運用や設備の現状と今後の予定を報告し、ユーザーからの相談を受け付ける。