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Brazhkin, V. V.*; 片山 芳則; 神崎 正美*; Kondrin, M. V.*; Lyapin, A. G.*
JETP Letters, 94(2), p.161 - 170, 2011/09
被引用回数:11 パーセンタイル:58.38(Physics, Multidisciplinary)圧縮された融体が構造相転移が起こす例がいくつも知られている。ネットワーク構造を持つカルコゲナイド(AsS, AsS)及び酸化物(BO)の構造変化のデータを紹介する。粘性は液体の最も基礎的な物理的性質の一つである。さまざまな融体において、これは非常に広い範囲で変化する。融体の構造変化は粘性をはじめとして、対応するすべての物理的性質を変化させる。ラジオグラフィー法による高温高圧下のいくつもの融体における粘性測定について報告する。圧力が数GPa変化することによって、何桁もの粘性の変化が観測された。ネットワーク構造を持った融体の拡散機構の圧力による変化を分析する。
Brazhkin, V. V.*; Akola, J.*; 片山 芳則; 小原 真司*; Kondrin, M. V.*; Lyapin, A. G.*; Lyapin, S. G.*; Tricot, G.*; Yagafarov, O.
Journal of Materials Chemistry, 21(28), p.10442 - 10447, 2011/07
被引用回数:17 パーセンタイル:48.01(Chemistry, Physical)POは高い吸湿性を持つ典型的なガラス形成酸化物である。われわれは超高圧下でPO融体を急冷することで、通常よりも12%も高い密度を持つガラスを作ることに成功した。このガラスは吸湿性が少なく、数週間空気中で安定である。この新しい形態のガラスの構造解析によって、ガラス中のナノ空孔の体積が減少していることが明らかになった。
Brazhkin, V. V.*; 片山 芳則; Kondrin, M. V.*; Lyapin, A. G.*; 齋藤 寛之
Physical Review B, 82(14), p.140202_1 - 140202_4, 2010/10
被引用回数:17 パーセンタイル:58.6(Materials Science, Multidisciplinary)常圧のAsS融体は3次元ネットワーク構造を持ち、非常に高い粘性と半導体的な性質を持つ液体である。われわれは高圧下では、この液体で短距離及び中距離秩序に顕著な変化を起こすことを見いだした。すなわち、配位数が増加し、中距離秩序がほとんど消失することが明らかになった。
Brazhkin, V. V.*; 片山 芳則; Kondrin, M. V.*; 服部 高典; Lyapin, A. G.*; 齋藤 寛之
Physical Review Letters, 100(14), p.145701_1 - 145701_4, 2008/04
被引用回数:44 パーセンタイル:83.61(Physics, Multidisciplinary)高温高圧X線回折その場観察実験,電気抵抗測定、及び融体からの急冷実験が液体カルコゲナイドAsSに対して行われた。得られた結果は、圧縮された融体に3種類の構造があることを示している。一つ目はある程度粘性のある分子性液体、二つ目は粘性の高い非金属重合液体、三つ目は粘性の低い金属液体である。2つの構造変化は、1.6から2.2GPaと4.6から4.8GPaでおきる。急激な冷却によって、分子性液体と金属液体は通常の高圧相に結晶化するが、重合液体は急冷によって新種のAsSガラスになった。液体AsSの多段階相転移の一般的な様相を、結晶の相図との関係を含めて議論する。
Brazhkin, V. V.*; 片山 芳則; 稲村 泰弘; Kondrin, M. V.*; Lyapin, A. G.*; Popova, S. V.*; Voloshin, R. N.*
JETP Letters, 78(6), p.393 - 397, 2003/06
被引用回数:31 パーセンタイル:77.51(Physics, Multidisciplinary)結晶,液体,ガラス状BOのX線回折その場実験と回収実験による構造研究を9GPa, 1700Kまでの範囲で行い、平衡及び非平衡相図を得た。特に、融解曲線,結晶BOI及びBOIIの安定領域,液体BOにおいて約7GPa付近で起きる高密度相への一次相転移的な急激な変化を含む液体やガラス状態の高密度化や結晶化など相変態が起きる領域を決定した。回収実験からは、ボロンの量が少ない非化学量論的な液体では、高密度液体への相変態が低い圧力で起きる可能性が示された。BOは、ガラス形成物質として、構造不規則系における構造変態が液体とガラスの両方の状態で初めて調べられた例となった。