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Quaini, A.*; Goss, S.*; Payot, F.*; Suteau, C.*; Delacroix, J.*; Saas, L.*; Gubernatis, P.*; Martin-Lopez, E.*; 山野 秀将; 高井 俊秀; et al.
Proceedings of International Conference on Fast Reactors and Related Fuel Cycles; Sustainable Clean Energy for the Future (FR22) (Internet), 10 Pages, 2022/04
CEAと原子力機構は、現在の実施体制の下で新しいサブタスク、炉心混合物質における相互作用の動力学、炉心混合物質の物性、UO-Fe-BC系の高温熱力学データ、BC-SS速度論およびBC-SS共晶材料の再配置(凍結)に関する実験的研究、SIMMERコードシステムのBC/SS共晶および動力学モデル、混合物の液相化速度をモデル化するための方法論を定義した。この論文は、以前の実施協定の下での日仏協力で得られた主要な研究開発結果と、現在の協定の下での実験的および分析的ロードマップについて説明する。
渡辺 耕助*; 松田 晶平; Cuevas, C. A.*; Saiz-Lopez, A.*; 薮下 彰啓*; 中野 幸夫*
ACS Earth and Space Chemistry (Internet), 3(4), p.669 - 679, 2019/04
被引用回数:10 パーセンタイル:46.82(Chemistry, Multidisciplinary)ヨウ素の物質循環において、海洋から大気への輸送が起こる要因の一つに、海面付近での太陽光による光酸化過程がある。これまでに液相のヨウ化物イオン(I)の光酸化によって気相へヨウ素分子(I)が放出されることが報告されている。この過程の全球的な影響を評価するため、溶液中のIの光酸化を実験的に詳細に調べ、290-500nmの波長域におけるIのモル吸光係数と光酸化の量子収率を決定した。さらに、I光酸化量子収率のpHおよび溶存酸素依存性を調べた。これらから海洋条件でのIの光酸化によるI放出速度を推定した。全球化学気候モデルを用いてシミュレーションを行った結果、低緯度域では1年あたり約8%の寄与があることが明らかになった。本研究は、シビアアクシデント時において環境中へ飛散される放射性ヨウ素の挙動を予測するために必要な基礎的知見を与える。
Broggio, D.*; Bento, J.*; Caldeira, M.*; Cardenas-Mendez, E.*; Farah, J.*; Fonseca, T.*; Konvalinka, C.*; Liu, L.*; Perez, B.*; Capello, K.*; et al.
Radiation Measurements, 47(7), p.492 - 500, 2012/07
被引用回数:23 パーセンタイル:83.00(Nuclear Science & Technology)In order to assess the reliability of Monte-Carlo (MC) based numerical calibration of counting systems, and in order to provide training for this issue, particularly the use of voxel phantoms, the EURADOS network supported a comparison of MC simulation results of well defined experiments. measurements of enriched uranium in a thoracic phantom have been carried out and the needed information to simulate these measurements was distributed to participants. About half of the participants managed to simulate the measured counting efficiency without support from the organizers. Following additional support all participants managed to simulate the counting efficiencies within a typical agreement with experiment of 5%.
Belleguic, M.*; Azaiez, F.*; Dombrdi, Zs.*; Sohler, D.*; Lopez-Jimenez, M. J.*; 大塚 孝治*; Saint-Laurent, M. G.*; Sorlin, O.*; Stanoiu, C.*; 宇都野 穣; et al.
Physical Review C, 72(5), p.054316_1 - 054316_7, 2005/11
被引用回数:42 パーセンタイル:89.62(Physics, Nuclear)原子核の殻構造が不安定核で変化する可能性が指摘されているが、その是非を明らかにするにはいわゆる侵入者状態の励起エネルギーを系統的に調べることが必要である。この論文では、GANIL研究所で不安定核Neの新たな準位を見つけ、その結果を原研らのグループによってなされたモンテカルロ殻模型計算の結果と比較したものである。これらの不安定核をSビームの入射核破砕反応によって生成し、脱励起線を観測することにより、新しい準位を見つけた。Neにおいては、観測された準位は殻を仮定した殻模型計算の結果とよく一致し、低励起状態において侵入者状態は見つからなかった。一方、この実験で新たに見つかったNeにおける2.24MeVの状態は、旧来の殻模型で対応するものが存在しないため、侵入者状態が支配的と考えられる。実際、モンテカルロ殻模型計算によって2.2MeV付近にこのような状態があると予言される。この実験で得られたN=18核における非常に低い状態の存在は、不安定核においてN=20の殻ギャップが非常に狭まっていなくては説明できず、不安定核で魔法数が消滅するメカニズムの解明に大きな知見を与えるものである。
S.L.Allen*; M.D.Brown*; J.A.Byers*; T.A.Casper*; B.I.Cohen*; R.H.Cohen*; M.E.Fenstermacher*; J.H.Foote*; E.B.Hooper*; C.J.Lasnier*; et al.
Physical Review Letters, 72(9), p.1348 - 1351, 1994/02
被引用回数:17 パーセンタイル:72.22(Physics, Multidisciplinary)電子サイクロトロン周波数(140GHz)の大出力マイクロ波(1GW,20ns)の高密度プラズマ(2.410m)中での吸収・伝播の実験結果の報告である。吸収は非線型理論で予測されるように大出力領域では減少することが初めて見出された。しかし、マイクロ波ビームを磁力線に平行方向に広げることにより、大出力マイクロ波の吸収は、線型吸収程度まで著しく改善することがわかった。
杉田 裕; 大野 宏和; Beese, S.*; Pan, P.*; Kim, M.*; Lee, C.*; Jove-Colon, C.*; Lopez, C. M.*; Liang, S.-Y.*
no journal, ,
本報告は、幌延の地下研究施設で実施している人工バリアを対象とした原位置試験の解析シミュレーションの成果を発表するものである。これは、原子力機構が参画している国際共同プロジェクトDECOVALEXの現フェーズ「DECOVALEX-2023」のタスクのひとつの成果である。このタスクには、原子力機構を含め6つの国と地域から解析チームが参加している。異なる解析のアプローチやそのアプローチによる解析結果への影響等、タスクを通じて得られた人工バリアにおける連成現象の評価に影響する因子について紹介する。