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Loughlin, M. J.*; Batistoni, P.*; 今野 力; Fischer, U.*; 飯田 浩正; Petrizzi, L.*; Polunovskiy, E.*; Sawan, M.*; Wilson, P.*; Wu, Y.*
Fusion Science and Technology, 56(2), p.566 - 572, 2009/08
被引用回数:42 パーセンタイル:92.56(Nuclear Science & Technology)ITERでは700MWもの核融合出力が予定されている。そのため、毎秒2.4810個の14MeV中性子が発生し、第1壁に入射する中性子フラックスは非散乱中性子だけで約410n/cm/sで、散乱中性子も含めると数10n/cm/sにもなる。したがって、ITERは核施設として大掛かりなものであり、核解析に関する効率の良い、首尾一貫した戦略を立てることが不可欠である。この論文では、これまで用いられてきた手法をレビューし、ITERが採用すべき今後の戦略について述べる。具体的には、放射線輸送計算コード,計算モデル作成,情報工学の開発,管理ツールについて検討するとともに、新しいコード,技術を開発する必要がある分野についても提言する。
Barnes, C. W.*; Loughlin, M. J.*; 西谷 健夫
Review of Scientific Instruments, 68(1), p.577 - 580, 1997/01
被引用回数:26 パーセンタイル:82.92(Instruments & Instrumentation)ITERのための中性子放射化システムの概念設計を行った。放射化箔を気送管によりプラズマ近傍に送り込みその放射化量から中性子発生量を測定する、いわゆる中性子放射化法は、広い中性子発生量の範囲(約7桁)で絶対測定を行うことができ、ITERの核融合出力の較正法として最も信頼できる方法である。ITERの3次元モデルを使用した中性子輸送計算を行うことにより全中性子発生量を放射化箔の放射化量を較正すれば、核融合出力を7~10%の誤差で測定することができる。本報告では、使用する放射化箔の種類と重量、プラズマ位置と放射化量の関係についても述べる。