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前田 真吾*; 平野 貴弘*; 島田 太郎; 中山 真一
JAEA-Technology 2008-066, 35 Pages, 2008/10
建屋コンクリートなど大きな表面積を有する物体に対するクリアランス測定手法の一つとして、可搬型Ge半導体検出器を用いた一括測定法と呼ばれる方法がある。従来の一括測定法では、表面汚染が均一に分布していることを前提にすることから、表面汚染の均一性を確認するためにサーベイメータ等による全面走査測定等による事前サーベイを必要としている。本報告では、クリアランスレベル検認にかかる表面汚染の均一性に関する基準を満足しつつ、事前サーベイを省略できる方法として、1トンの評価対象に対し最遠地点点線源として評価した放射性核種量を測定単位100kgで除すことにより放射性核種濃度を算出し、クリアランス判定値と比較する方法を提案した。
石丸 卓; 相澤 康介; 前田 茂貴; 岡田 泰一*; 廣瀬 めぐみ*; 熊谷 幸博*; 井坂 慎吾*
no journal, ,
アラミド繊維を適用した竜巻飛来物防護ネットの実現性を確認するため、中規模ネット(10mmのアラミド繊維製ロープを使用)を試作し、落錘試験により、当該ネットが十分な強度を有する見込みを得た。また、実規模ネット(30mmのアラミド繊維製ロープをラッセルネットにより拘束した体系)での静的載荷シミュレーションにより、その仕様を確定した。
相澤 康介; 石丸 卓; 前田 茂貴; 岡田 泰一*; 廣瀬 めぐみ*; 熊谷 幸博*; 井坂 慎吾*
no journal, ,
軽量・高強度化を指向し、竜巻飛来物防護ネットにアラミド繊維を適用した。スケールモデルを用いたロープ単体試験やネット形状静的載荷試験等を実施し、30mmのアラミド繊維製ロープをラッセルネットにより拘束した体系を構築することで、飛来速度52m/sの乗用車の飛来物衝撃に耐える見込みを得た。
相澤 康介; 石丸 卓; 前田 茂貴; 岡田 泰一*; 松井 宏之*; 熊谷 幸博*; 井坂 慎吾*
no journal, ,
原子力施設における竜巻飛来物防護対策の一つとして、屋外に設置された安全施設の周囲への防護ネット等の設置がある。原子力機構では、軽量・高強度化を指向しアラミド繊維を用いて、乗用車衝突に耐え得る竜巻防護ネットの開発を実施している。スケールモデルを用いたネット形状動的試験及び実規模ロープ試験により、ロープ単体を含めたネット特性を把握して、ロープ規格値を基としたネット設計が有効であることを確認した。実規模ネット仕様を決定し、当該ネットに対して乗用車衝突条件の動的解析を実施し、発生する最大張力はロープ規格値未満であり、当該ネット仕様の成立性を検証した。また、アラミド繊維ロープは高い耐火性及び耐候性を有していることを試験により確認した。