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松尾 陽一郎; 長谷川 正憲; 前川 嘉治; 宮原 信哉
保健物理, 46(4), p.304 - 313, 2011/12
放射性腐食生成物(CP)は、燃料破損事故がない場合の液体金属冷却型高速増殖炉(LMFBR)でのメンテナンス時の個人被曝の主な要因である。プラント要員のための放射線被ばく量評価の技術を確立するために「DORE」は開発された。DOREは、PSYCHEコードとQADコードによって構成される。「もんじゅ」の1次冷却系の各々のCP沈着密度は、PSYCHEを用いて計算された。また、QAD-CGGP2Rコードは、「もんじゅ」で1次冷却系室の線量率計算に適用された。原子炉運転後約20年で、空間線量率は2-3mSv/hで飽和すること、またIHXとコールドレグ配管付近で4mSv/hに達することが見積もられた。IHXやコールドレグでの主な放射線源はMnであると推定されるが、
Coについてはホットレグ領域で約23%を占めることが予想された。
松尾 陽一郎; 長谷川 正憲; 前川 嘉治; 宮原 信哉
Journal of Power and Energy Systems (Internet), 5(1), p.96 - 107, 2011/01
放射性腐食生成物(CP)は、燃料破損を伴わないFBRプラントでの補修作業時の個人放射線被曝の主要な原因となる。CPは燃料被覆材と燃料集合体などの炉心領域で生成し、ナトリウム主流によって主冷却系へ移行し、主要な配管と構造物の壁面に沈着する。"PSYCHE"プログラムシステムは、作業員の放射線被ばく量の抑制技術を確立することを目的として開発された。このPSYCHEコードは溶出-沈着モデルに基づいている。「もんじゅ」の主要な冷却系でのCP密度はPSYCHEを用いて計算された。「もんじゅ」における計算から、20年間の運転で、Mnの沈着量は
Coと比較して約7倍多いと予測された。特に
Mnの沈着は、主ポンプとコールドレグに分布し、一方で
Coは主ポンプだけでなくホットレグにも沈着する傾向が予測された。「もんじゅ」の一次冷却系の
Mnと
Coの分布結果は、「常陽」での測定結果の分布の傾向に一致した。
松尾 陽一郎; 長谷川 正憲; 前川 嘉治; 宮原 信哉
Proceedings of 18th International Conference on Nuclear Engineering (ICONE-18) (CD-ROM), 8 Pages, 2010/05
放射性腐食生成物(CP)は、燃料破損を伴わないFBRプラントでの補修作業時の個人放射線被曝の主要な原因となる。CPは燃料被覆材と燃料集合体などの炉心領域で生成し、ナトリウム流によって主冷却系へ移行し、主要な配管と構造物の壁面に沈着する。"PSYCHE"プログラムシステムは、作業員の放射線被ばく量の抑制技術を確立することを目的として開発された。このPSYCHEコードは溶出-沈着モデルに基づいている。また、「もんじゅ」の主要な冷却系でのCP密度及び線量率はPSYCHEとQAD-CGコードを用いて推定された。
松尾 陽一郎; 長谷川 正憲; 前川 嘉治; 宮原 信哉
no journal, ,
高速増殖炉の放射性腐食生成物移行評価コードPersonnel Program System for Corrosion Hazard Evaluation code(PSYCHE)を用いた「もんじゅ」本格運転開始後から約30年間の1次冷却系でのMn-54, Co-60等のCP沈着密度分布の予測解析を行った。また、配管の腐食速度式として下流効果項を含むPNC式、及び含まないT-T式をそれぞれ用い、下流効果の考慮の有無がCP移行沈着挙動に与える影響について評価した。検討結果は、Mn核種と比較してCo核種が下流効果を受けやすいことを意味するものであり、Co核種においては下流効果を無視できないことが示唆された。
木村 大介; 曳沼 裕一; 田邊 正規; 牧野 達也; 前川 嘉治; 速田 憲一*; 汐谷 純哉*; 野原 尚史; 星 勝也; 辻村 憲雄; et al.
no journal, ,
現在、高速増殖原型炉もんじゅで使用している電子式ポケット線量計(ベータ線及び中性子線用)は外部機関で校正されているが、自社校正により工程管理の自由度を高めるため、実用校正装置を開発した。ベータ線用校正装置は、大きさ10072
110mmのアクリル製で、線量計固定部、線源固定部及びシャッターからなり、1台ずつ校正する。中性子線用校正装置は、直径400mm
400mmのポリエチレン製円筒で、中心に線源固定用の孔、同心円状に線量計固定用の孔が6か所配置されている。速中性子線, 熱中性子線を同時に校正でき、1度に6台が照射可能である。本研究では、製作した校正装置について各種評価試験を実施し、装置の性能を検証した。