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小池 克明*; 久保 大樹*; Liu, C.*; Masoud, A.*; 天野 健治; 栗原 新*; 松岡 稔幸; Lanyon, B.*
Tectonophysics, 660, p.1 - 16, 2015/10
被引用回数:26 パーセンタイル:65.77(Geochemistry & Geophysics)岩盤中の割れ目分布と透水性の関連性を把握することを目的に、東濃地域における深層ボーリング調査と立坑の壁面観察データを用いて、地球統計学的手法(GEOFRAC)による3次元割れ目分布モデルを構築するとともに、モデル化された割れ目分布と水理特性の関係について検討を行った。GEOFRACで構築した割れ目分布モデルは、使用した割れ目データの分布とよい一致を示した。また、モデル化された割れ目のうち、連続性のよい割れ目は既知の断層の近傍に分布している傾向にあることを把握した。さらに、GEOFRACで構築した割れ目分布モデルと透水係数分布モデルから、透水性に強い影響を及ぼす割れ目の規模や方向性を確認した。
小池 克明*; Liu, C.*; Masoud, A.*; 天野 健治; 栗原 新
no journal, ,
本研究は、放射性廃棄物地層処分の研究開発に関連し、地質の不均質構造に対する離散的地質情報に基づくマルチスケール空間モデリング手法の開発を目的とするものである。特に、大小あらゆるスケールにおいても存在する亀裂の空間分布を対象とし、地質,物性,水理・水質情報の空間分布を有機的に統合することを試みた。岐阜県の東濃地域を事例に、亀裂と水理地質構造の3次元モデリングを実施したところ、透水係数が大きなゾーンと亀裂分布形態との関係,亀裂面の大きさと透水係数との関係,透水係数の異方性と活断層との関連などを明らかにできた。また、亀裂とリニアメント,マイクロクラックを統合した解析により、長さの頻度分布,密度分布に関するセミバリオグラムの形状の類似性を見いだし、これに基づくマルチスケールモデリング法を提案できた。
栗原 新; 小池 克明*; Liu, C.*; Masoud, A.*; 天野 健治
no journal, ,
本研究では、東濃地域の地質を対象とした既往研究によるマルチスケールモデリング手法を用いて、東西12km・南北8km,垂直方向に1.5kmの解析空間における透水係数分布モデルと水質分布モデルを構築した。これらのモデルと既往研究による亀裂分布モデルとの比較により、長さ2km以上のリニアメントのうちの一部は、透水性又は水質の境界に位置することがわかった。本研究に適用したマルチスケールモデリング手法は、岩盤中の不均質な水理構造を予測する手法としても応用することができる。