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Lee, S.; 吉川 英樹; 松井 敏也*
Materials Research Society Symposium Proceedings, Vol.1265, p.209 - 214, 2010/11
鉄還元菌共存下での炭素鋼腐食試験を実施した。41日の培養条件で、バイオフイルムの生成と腐食生成物が確認され、腐食生成物はSEM観察等を実施した。本実験の結果、防食機能を持つVivianiteが微生物の作用で腐食生成物として生成することが確認された。
吉川 英樹; Lee, S.*; 松井 敏也*
Corrosion, 65(4), p.227 - 232, 2009/04
被引用回数:4 パーセンタイル:31.52(Materials Science, Multidisciplinary)長期間地中に埋没していた考古学資料を用いたオーバーパックの長期腐食挙動調査を目的として、ナチュラルアナログ研究に資するための採取方法を提示した。小田城遺跡から出土した鉄製の鍬について、大気との接触を極力避けるために周囲の土壌を含めたブロックでの資料採取を行い、X線CTによる非破壊分析で土壌ブロック内の鉄器の腐食量を測定するとともに、微生物調査試料を採取した。本研究の結果、鉄の残存の確認と好気性微生物の検出ができた。腐食環境は弱酸化性雰囲気での腐食であることがわかった。
松井 裕哉; 丹生屋 純夫; 名合 牧人*; 山本 俊也*
第42回地盤工学研究発表会発表講演集(CD-ROM), p.157 - 158, 2007/07
本測定は、日本原子力研究開発機構が北海道幌延町において実施中の幌延深地層研究計画の一環として実施した。対象岩盤は、幌延町北進地区の約3km四方のエリアに深度1000m程度まで分布する新第三紀堆積岩であり、測定手法は大深度の初期応力測定手法として実績のある水圧破砕法を用いた。測定は、掘削深度500-1000m級の7ボーリング孔で実施し、深度2001000m程度の範囲までの応力値及び水平面内主応力方向のデータが得られた。測定の結果、深度600m程度の範囲までは水平面内最小主応力はほぼ被り圧に等しく最大主応力はその1.5倍より小さいが、それ以深では応力環境が変化する可能性があること,最大主応力方向は深度によらずほぼ東西方向で一定していることがわかった。
Lee, S.; Morgos, A.*; 松井 敏也*; 吉川 英樹
no journal, ,
出土鉄製文化財の腐食研究として腐食生成物と微生物活動の関係を調べ、遺物診断及び金属材料の劣化に関するデータ取得を行った。人工的に腐食させた炭素鋼片について鉄還元菌を作用させたところ、鉄リン酸塩の生成が見られた。鉄リン酸塩の生成は鉄腐食を抑制すると考えられており、微生物活動と防食被膜との関係が示唆された。
Lee, S.*; 松井 敏也*; 吉川 英樹
no journal, ,
出土した鉄製遺物への鉄還元細菌の影響を調べるために、遺跡から出土した鉄製遺物の顕微鏡観察,X線CT撮影を行い、出土後の鉄還元細菌による腐食挙動を検討した。遺跡の土壌に鉄還元細菌が活動していることを確認するとともに、鉄還元細菌が亀裂部で観察された鉄(III)腐食生成物を用いて活動し、鉄製遺物の腐食を進行させると推定された。
Lee, S.; 松井 敏也*; 吉川 英樹
no journal, ,
鉄製遺物の土壌中での腐食に対する微生物影響把握の一環として、鉄片を用いた鉄還元菌による腐食の室内試験を実施した。腐食環境の影響が重要であり、リン酸が供給される場合は鉄表面に防錆性のあるリン酸塩化合物が発生することが確認された。これは土壌中での鉄製品の長期安定性に一つの知見を与えるものである。
Lee, S.*; 松井 敏也*; 吉川 英樹
no journal, ,
鉄製遺物に付着した繊維の鉄腐食に対する影響について、考古学鉄試料を用いた長期腐食挙動の評価のために把握することが、遺物の保存状態を考慮するうえで必要である。本報告は、絹繊維と鉄腐食に関係する鉄還元菌との関係を実験的に調査し、絹繊維の劣化に与える微生物影響について調べた。絹繊維の存在が微生物の活動の場を与える可能性が示唆された。
吉川 英樹; 三ツ井 誠一郎; 松井 敏也*; 稲田 健一*
no journal, ,
2011年度にひたちなか市十五郎穴横穴墓群(県指定史跡)より出土した鉄製品を用いて長期の大気腐食事例として、非破壊分析を行い、長期土壌腐食事例等の既往データとの比較による検討を行った。
三ツ井 誠一郎; 吉川 英樹; 松井 敏也*; 金子 誠*; 仲松 有紀*; 宇都宮 聡*
no journal, ,
高レベル廃棄物の地層処分のための人工バリアはガラス固化体、金属製オーバーパック,緩衝材から構成される。オーバーパックや緩衝材はガラス固化体からの放射性核種の放出を抑制する機能が期待されているが、これらの材料の影響によるガラス溶解の促進を示す実験的研究がある。今回、ガラスと鉄の接触部におけるガラス固化体の長期挙動に関する知見を得るため、1868年に北海道江差沖に沈没した軍艦「開陽丸」の鉄製大砲と約100年間接触していた砂の変質状態を調査した。発表では、透過型電子顕微鏡等を用いた微小部の分析結果、X線CTを用いた砂の間隙の閉塞の状態等について報告する。