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論文

安全評価手法の適用性にかかわる調査ボーリング

宗像 雅広; 松末 和之; 久田 公一; 木村 英雄

岩の力学ニュース, (98), p.17 - 20, 2011/01

本調査ボーリングの目的は、地下水流動評価における検証に必要なデータを現地において取得し、解析結果と得られた観測データとの比較・検討を通して、地下水流動評価手法及びその検証にかかわる技術的課題を取りまとめることで、総合的な検証手法を整備することである。本調査では、幌延URLの東側に位置する涵養域で掘削長710mのボーリング掘削(SAB-2孔)と原位置試験等を行っている。また、幌延URLの西側に位置する流出域において、掘削長160mのボーリング掘削を2孔(SAB-3, 4)と原位置試験等を行う予定である。平成21年度では、SAB-2孔において460mまでの掘削と原位置試験等を行った。3区間で水理試験を実施した結果、間隙水圧から判断して、3区間とも被圧状態にあり、透水係数は、10$$^{-8}$$$$sim$$10$$^{-9}$$(m/sec)のオーダーであった。平成22年度は流出域でのボーリングからのデータとともに、地質学的,水理学的な解釈を行い、地下水流動解析結果の評価を行うことにしている。

論文

Simultaneous determination of site responses and source parameters of small earthquakes along the Atotsugawa fault zone, Central Japan

松末 和之; Jin; 安藤 雅孝

Bulletin of the Seismological Society of America, 90(6), p.1430 - 1445, 2001/00

 被引用回数:32 パーセンタイル:53.5(Geochemistry & Geophysics)

跡津川断層帯に沿う9ヶ所の観測所で記録された102個の微小地震の速度記録からS波スペクトルを解析した。その結果、Stress dropが地震の場所によって異なることが判明し、茂住断層や茂住断層と跡津川断層の合流部のStress dropが跡津川断層の最南部やクリープ部より高いことが明らかとなった。また、地震モーメントやcorner frequencyの関係から、地震がその大きさによる多階層的なシステムであることも示された。

論文

日本列島における最終氷期最寒冷期の気候

松末 和之; 藤原 治; 末吉 哲雄*

サイクル機構技報, (6), p.93 - 104, 2000/03

地質環境の長期安定性に関する研究の一つとして、氷期の気温や降水量、永久凍土の分布を予測することは、地下水の流動や水質の変化を予測するために必要である。そのためのデータとして、最終氷期最寒冷期の気候条件を種々のデータから復元した。花粉化石などのデータによれば、当時の年平均気温は現在よりも4$$^{circ}$$C$$sim$$13$$^{circ}$$C低かったと考えられ、降水量は現在の7割$$sim$$5割程度に低下していたと推定される。この気候条件では、本州北部の山岳と北海道には永久凍土が形成されたと想定される。永久凍土の形成深度を、熱伝導の数値シミュレーションを用いて、氷期の北海道の丘陵部を例に解析した結果では、永久凍土の層厚は最大で150mに達することが示された。

口頭

地下水流動解析モデルの総合的検証手法の検討,2; 広域地下水流動解析と検証計画

宗像 雅広; 久田 公一; 松末 和之; 木村 英雄

no journal, , 

本検討の目的は、幌延地域を例に広域地下水流動解析を実施し、掘削調査で新たに取得する実データを用いた解析コードの検証を行うとともに、地下水流動評価にかかわる検証手法の整備を進めることである。解析では、各地層に対する地質パラメータを透水係数の深度依存特性を考慮して設定し、地表面の涵養量を1, 5, 10, 20mm/yとした4ケースを設定した。その後、既存文献での全水頭値の結果と解析結果を比較し、最も整合性の高い涵養量ケースの条件を用いて、解析期間を10万年とした塩分洗い出し解析を行った。解析結果の全水頭値の空間分布からは、おおむね東から西方向への流れが認められ、北川口背斜付近で地形の起伏に起因した全水頭値の高い領域から天塩川への流出している様子がうかがえた。既存報告でのHDB孔における観測値と比較した結果、涵養量10mm/yのケースが最も整合的であった。また、粒子追跡法による流動経路・速度の解析では本地域での流速は0.5mm/y程度と非常に緩慢な流れの場であることが示唆された。

口頭

地下水流動解析モデルの総合的検証手法の検討,1; 計画概要

木村 英雄; 宗像 雅広; 松末 和之; 久田 公一

no journal, , 

本研究では、幌延深地層研究施設(以下、幌延URLという)地域を対象に、広域地下水流動解析モデルの検証を行うことを目的としている。原位置データを取得するためのボーリング調査では、幌延URLの涵養域で掘削長710m、流出域において掘削長160m(2孔)のボーリング掘削と原位置試験等を行う計画である。広域地下水流動解析モデルの検証は、本事業等で取得された実データと解析結果の比較により検討するとともに、解析モデルの検証方法についても評価を行う。さらに、海水準変動の広域地下水流動への影響についても検討する。平成21年度は、涵養域において、460mまでの掘削と原位置試験等を行った。3区間の深度での間隙水圧測定など水理試験の結果、調査地区は被圧状態にあることがわかった。平成22年度は、710mまでボーリング掘削し、原位置試験並びに地下水流動解析結果の評価等を行う計画である。

口頭

地下水流動解析モデルの検証のための原位置データの取得

松末 和之; 宗像 雅広; 久田 公一; 木村 英雄

no journal, , 

「平成21$$sim$$22年度地下水流動解析モデルの総合的検証手法の検討(幌延ボーリング調査)」の委託事業のうち、幌延地域の広域地下水流動モデルの検証を行うための原位置データを取得するため、既往調査により幌延URL付近の東側の涵養域と西側の流出域において、ボーリング掘削及び孔内原位置試験等を行った。幌延URL東側のSAB-2孔では稚内層が分布し、450m以浅では平衡水位がGL+5m付近で一定であるが、450m以深ではGL+20mと間隙水圧が上昇する。岩盤の透水性は450m以浅では透水係数が10$$^{-8}$$m/s程度であるが、450m以深では10$$^{-11}$$m/s程度と低透水性を示した。また、地下水の水質は450m付近までは深度に伴って塩分濃度が上昇するが、450m以深では塩素濃度がほぼ一定となっている。これらの結果からSAB-2孔地点では450m付近より上位では稚内層堆積時の古海水由来の塩水がその後の天水の浸透により洗い出しを受けているが、450m以深ではほとんど移動していないと考えらえる。また、流出域にあたる幌延URL西方におけるSAB-3孔とSAB-4では勇知層と声問層が分布し、透水係数は2孔とも勇知層で10$$^{-9}$$m/s程度、声問層で10$$^{-10}$$m/s程度であった。

口頭

北海道幌延地域、SAB-2孔における塩素同位体を用いた地下水年代の推定に関する調査

久田 公一; 宗像 雅広; 松末 和之; 木村 英雄

no journal, , 

「平成21$$sim$$22年度地下水流動解析モデルの総合的検証手法の検討(幌延ボーリング調査)」の委託事業のうち、幌延町北進地域で行ったボーリング調査(SAB-2孔,掘削深度710m)から得られたコア間隙水と原位置地下水の$$^{36}$$Cl/Cl値及びClイオン濃度をもとに、地下水年代の推定に関する検討を行った。SAB-2孔における地下水の$$^{36}$$Cl/Cl値は、孔口付近の地表水(沢水)で80$$times$$10$$^{-15}$$程度、GL-100$$sim$$-150mにおいて30$$times$$10$$^{-15}$$程度、深部に行くにしたがい5$$times$$10$$^{-15}$$程度に収束する傾向を示す。また、Clイオン濃度は地表水で15mg/L、GL-150mまでは数10mg/L程度と低い。さらに、GL-150$$sim$$-450mではClイオン濃度は深度とともに3,000mg/L程度まで増加し、それ以深ではおよそ3,100$$sim$$4,400mg/Lの範囲でほぼ一定となっている。深部の地下水は、$$^{36}$$Cl/Cl値がほぼ一定値を示す傾向が認められることから放射平衡に達している可能性が高く、100万年オーダーの古い地下水であると推定される。一方、GL-450m以浅の地下水については、Clイオン濃度及び$$^{36}$$Cl濃度の深度プロファイルをもとに地下水形成過程を検討した。

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