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神永 敬久; 二瓶 康夫; 木村 康彦; 菊池 博之; 高橋 五志生; 松浦 孝信; 鈴木 和博; 北村 敏勝; 佐藤 泰雄; 畑中 一男*
no journal, ,
原子力船「むつ」使用済燃料集合体(1111型、バーナブルポイズン棒9本含む。濃縮度3.24%, 4.44%の2種類)は通常の軽水炉燃料集合体と構造,寸法,濃縮度が異なりそのままでは再処理施設での受入・再処理ができないため、(1)バーナブルポイズン棒及び側板がないこと,(2)形状がPWR型と同等であること,(3)燃料集合体1体あたりの濃縮度が4.0%未満であることの受入条件に見合うよう、燃料試験施設において再組立用スケルトン(PWR1515型相当)に燃料棒(10.581123mm)を軸方向に3段重ねて挿入した。また、シンブル管内にも燃料棒を挿入して効率化を図り、使用済燃料集合体全34体(全燃料棒3,808本)を挿入し、再組立集合体6体を完成させた。再組立集合体は外観検査,寸法・重量測定等を実施し、異常のないことを確認後、燃料貯蔵プールで保管・管理している。今後、核燃料サイクル工学研究所再処理技術開発センター再処理施設へ輸送し、再処理する計画である。
坂本 淳志; 佐野 雄一; 竹内 正行; 松浦 孝信*; 坂本 幸生*; 関田 智*
no journal, ,
本研究では、遠心抽出器内へ堆積したスラッジの洗浄性について、実験的な評価を行った。結果として、遠心抽出器内へスプレーノズルを適用することにより、洗浄液量、並びに洗浄時間を大幅に削減させることが可能であることを確認した。
坂本 淳志; 佐野 雄一; 竹内 正行; 松浦 孝信*; 坂本 幸生*; 関田 智*
no journal, ,
遠心抽出器のスラッジ耐性に関して、スラッジの堆積が抽出性能へ及ぼす影響に関して報告する。既報のとおり、遠心抽出器において、スラッジの堆積が現れるのはロータ内部(分離部)にのみ限定される一方で、ロータ外部(混合部)においては、スラッジが堆積しないことが確認されている。遠心抽出器においては、混合部において二相が強力に攪拌されることで抽出操作が行われるが、このとき、抽出性能に寄与する因子としては、混合部における二相の混合時間、並びに分散状態が挙げられる。本研究では、これらを踏まえた抽出性能に関する一連の調査を行い、スラッジ堆積による影響について評価した。結果として、ロータ内部へのスラッジの堆積は、混合時間や分散状態へ影響を及ぼさないことが確認され、抽出性能に対して影響がないものと推測された。最終的には、ウランを用いた抽出性能の評価を行い、これらの傾向が妥当であることが確認された。