Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Schwehr, K. A.*; 乙坂 重嘉; Merchel, S.*; Kaplan, D. I.*; Zhang, S.*; Xu, C.*; Li, H.-P.*; Ho, Y.-F.*; Yeager, C. M.*; Santschi, P. H.*; et al.
Science of the Total Environment, 497-498, p.671 - 678, 2014/11
被引用回数:14 パーセンタイル:38.98(Environmental Sciences)pHを制御する溶媒抽出法と加速器質量分析(AMS)を組合せることにより、環境水中のI/I同位体比をヨウ素化学種(ヨウ化物イオン,ヨウ素酸イオン,有機体ヨウ素)別に定量する簡便な試料前処理法を開発した。本法は、試料水のイオン強度による影響を受けにくいことから、幅広い特性の環境水試料に適用できることが期待される。本法を米国サバナリバーサイトの地下水分析に適用して測定したI濃度を、既報の分析法(溶媒抽出-ガスクロマトグラフ質量分析法)と比較し、分析法の確かさを評価した。さらに同地域において、地下水中のI及びI濃度とそれらの化学種の空間分布を、地下水中のpH,酸化還元電位,有機物濃度等の地球化学的指標と合わせて解析した。結果として、同地域の地下水中のI/I比やI化学種は、強いpH依存性を示しながら変化することがわかった。
Martschini, M.*; 本多 真紀; Merchel, S.*; Winkler, S.*; Golser, R.*
no journal, ,
純線放出核種であるためにSrの定量分析は煩雑で時間がかかる。従来の加速器質量分析(AMS)法によるSrの検出限界は、同重体Zrの干渉が主な原因で、線検出法の一般的な検出限界3mBqと同程度であった。ウィーン大学のAMS施設で実施している、世界的にユニークなイオンレーザー相互作用質量分析法(ILIAMS)はZrをイオンレーザーとリアクションガスで効果的に除去するため、このイオンレーザー相互作用による同重体除去システムを装備していない従来のAMSシステムよりもSrの検出限界は優れている(0.1mBq)。本研究では極限条件(例えばBq/gの低濃度、グラムオーダーの試料量)の環境試料であるサンゴ等のSr分析を試みた。検出限界0.1mBqを下げるために、大気圏内核実験由来のSr汚染がほとんど無い古い年代のサンゴからSrを精製し(Sr担体)、環境試料の化学分離を実施し、AMSでSrを測定した。分析の結果、検出限界0.03mBq(Sr/Sr510、線検出法の1/100)を達成した。本研究で達成した検出限界は、1mgのSrターゲットに含まれるSr量2agに相当する。本発表では少量の一般環境試料中Srの高感度分析に成功した最新の成果を主に報告する。