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三上 泰治*; 志賀 基之; 岡崎 進*
Journal of Chemical Physics, 115(21), p.9797 - 9807, 2001/12
被引用回数:27 パーセンタイル:64.18(Chemistry, Physical)溶液中に溶かした分子の振動エネルギー緩和現象は活性化された反応分子の動力学に多大な影響を及ぼす。溶質と溶媒の間の振動,回転,並進運動エネルギーの授受を解析するため、分子動力学シミュレーションを行った。本研究では、分子振動の緩和速度に対する、溶媒運動の量子力学的ふるまいの影響が非常に大きくなる場合があることを数値的に確認した。例として、水溶液中のシアン化物イオンの分子振動緩和の速度やプロセスを挙げ、経路積分影響汎関数理論において量子的水溶液と古典的な水溶液(プランク定数をOにした場合)の違いについて検討を行った。
齋藤 龍郎; 水書 稔治; 鈴木 栄二; 須藤 収; 三上 泰治*
Proceedings of 6th Workshop on Separation phenomena in liquids and gases (SPLG '98), 298- Pages, 1998/00
断熱冷却用の超音速ディフューザは、分子レーザー法同位体分離(MLIS)にとって非常に重要な部分である。このノズルの性能向上に伴い、レーザー照射用の測定部の低温化・低圧化が進んだ。しかし、出口部の背圧は製品ウランの捕集のために下げられないので、出口と測定部との圧力比は現行のディフューザによる圧力回復機能の限界に達しており、これ以上のノズル改善にはより高性能のディフューザの開発が必要であった。そこで、測定部を低温・低圧に保ち、その一方で出口を製品捕集に充分なほど高圧にするための新型ディフューザを、数値計算による形状最適化により設計した。実験による性能検証の結果、新型ディフューザは平行ディフューザと比較して約2倍の圧力回復性能を持つことが示された。