検索対象:     
報告書番号:
※ 半角英数字
 年 ~ 
 年
検索結果: 11 件中 1件目~11件目を表示
  • 1

発表形式

Initialising ...

選択項目を絞り込む

掲載資料名

Initialising ...

発表会議名

Initialising ...

筆頭著者名

Initialising ...

キーワード

Initialising ...

使用言語

Initialising ...

発行年

Initialising ...

開催年

Initialising ...

選択した検索結果をダウンロード

論文

Crystallization of a large single crystal of a B-DNA decamer for a neutron diffraction experiment by the phase-diagram technique

新井 栄揮; 茶竹 俊行; 峯崎 善章*; 新村 信雄

Acta Crystallographica Section D, 58(Part 1), p.151 - 153, 2002/01

 被引用回数:23 パーセンタイル:81.54(Biochemical Research Methods)

B型DNA+量体d(CCATTAATGG)を用い、結晶化の相図を作製することにより、中性子結晶回折実験に適した巨大単結晶を得ることに成功した。30%(v/v)のMPD(2-methyl-2,4-pentandiol)存在下において作製したDNAとMgCl濃度に関する相図では、MgCl$$_{2}$$が~100mM近傍でDNAの溶解度が最小になることが判明した。この溶解度最小付近の溶液条件で得たDNA結晶は1.7$$times$$1.3$$times$$0.6mmの体積を有し、中性子回折実験に十分適していることが判明した。

論文

Polar structure of lysozyme aggregates in unsaturated solution determined by small-angle neutron scattering-contrast variation method

新村 信雄; 峯崎 善章; 田中 伊知朗*; 藤原 悟; 安宅 光雄*

Journal of Crystal Growth, 200, p.265 - 270, 1999/00

 被引用回数:14 パーセンタイル:70.47(Crystallography)

ニワトリ卵白リゾチームは未飽和溶液中で既に凝集体を形成している。この凝集体と過飽和溶液中で存在する凝集体の関連を中性子コントラスト変調法により研究した。それによると、未飽和溶液中の凝集体は分子が平行に並んだ構造(極性構造)をとっている。一方、過飽和液中から生成する結晶中の分子の配列は非極性である。つまり、未飽和中に存在する凝集体は、結晶の前駆体ではないと結論付けられる。

論文

An Upgraded neutron diffractometer (BIX-I$$_{M}$$) for macromolecules with a neutron imaging plate

田中 伊知朗*; 栗原 和男*; 芳賀 裕子*; 峯崎 善章; 藤原 悟; 熊沢 紳太郎*; 新村 信雄

Journal of Physics and Chemistry of Solids, 60(8-9), p.1623 - 1626, 1999/00

 被引用回数:9 パーセンタイル:48.91(Chemistry, Multidisciplinary)

既存の生体高分子中性子回折計を改良し、中性子イメージングプレートを装備した回折計(BIX-I$$_{M}$$)の製作のための基礎的な実験と設計を終了した。設計にあたって解決されなければならない問題点が2つ存在した。一つは単位格子が80$AA$以下の生体高分子結晶からの最近接ブラッグ反射スポットを検出器上で分離すること、もう一つは中性子イメージングプレートの中性子及び$$gamma$$線に対する十分な遮蔽である。われわれが建設した既存の中性子回折計と比較すると、試料位置の前進及び弾性湾曲シリコンモノクロメータの高性能化を実現させることにより、検出器の立体角が8.5倍及び中性子強度が5倍となるので、最終的な測定効率が約45倍に向上する。

論文

Structural study of HEW-lysozyme by neutron crystallography

峯崎 善章; 野中 孝昌*; 新村 信雄

Journal of Physics and Chemistry of Solids, 60(8-9), p.1387 - 1391, 1999/00

 被引用回数:2 パーセンタイル:17.06(Chemistry, Multidisciplinary)

われわれは中性子イメージングプレート付中性子ラウエ回折計(LADI)を用いて収集したニワトリ卵白リゾチームのデータ解析を進め水素960原子と水和水157分子を同定することができた。その後解析が進み、今回以下のような最近の成果を発表する。(1)タンパク質中の``N-D…O''タイプの水素結合を解析したところ3.05$AA$と3.25$AA$にピークが見られた。詳しく解析すると、後者は$$alpha$$-helixと$$beta$$-strand由来、前者はloop-region由来であることがわかった。(2)中性子では水素の位置を実験的に決定できる。このため、bifurcated水素結合やtrifurcated水素結合を推測なしで議論できる。今回統計的データを示した。このほかB-factorの解析も行った。

論文

タンパク質の水素と水和水

新村 信雄*; 峯崎 善章

日本結晶学会誌, 40(1), p.114 - 118, 1998/00

我々が開発した中性子イメージングプレートを用い、ラウエ法により行った、ニワトリ卵白リゾチームの中性子結晶構造解析の結果判明した水素原子の構造及び水和構造について、その立体構造形成上における特徴を解説した。水素原子は960個同定でき、N及びO原子に結合している水素原子は重水素に置換することが説明された。ベンゼンリングの上に位置する水和水、骨格の間に入り込む水分子等も同定できた。

論文

Neutron laue diffractometry with an imaging plate provides an effective data collection regime for neutron protein crystallography

新村 信雄; 峯崎 善章; 野中 孝昌*; J.C.Castagna*; F.Cipriani*; P.Hoghoj*; M.S.Lehmann*; C.Wilkinson*

Nature Structural Biology, 4(11), p.909 - 914, 1997/11

 被引用回数:142 パーセンタイル:94.91(Biochemistry & Molecular Biology)

中性子イメージングプレートを装備したラウエ中性子回折法により、正方晶系ニワトリ卵白リゾチームの結晶構造解析を行った。結晶は2mm$$times$$2mm$$times$$1.5mmの大きさのものを用い、約10日間のマシンタイムで、分解能2$AA$の回折データを収集することができた。データ解析の結果、(1)960ケの水素原子を同定することに成功した。(2)157ケの水和水を水素原子まで含めて決定できた。(3)リゾチームの糖を加水分解する機構が判明した。

論文

Small angle neutron scattering from lysozyme solutions in unsaturated and supersaturated states (SANS from lysozyme solutions)

峯崎 善章; 新村 信雄*; 安宅 光雄*; 曽良 達夫*

Biophysical Chemistry, 58, p.355 - 363, 1996/00

 被引用回数:27 パーセンタイル:66.44(Biochemistry & Molecular Biology)

リゾチーム蛋白質の結晶成長初期過程を調べるために、未飽和及び過飽和水溶液で、中性子小角散乱実験を行った。その結果次の事柄が判明した。1)使用する中性子のエネルギーは10MeVと大変小さいので、これによる生体物質の放射線損傷は大変少なく、1日~2日に亘る結晶成長過程研究に適したプローブである。2)結晶成長観察は10$AA~100AA$の粒子径を観測することが必須で、中性子小角散乱実験は、これが可能である。3)未飽和液で結晶化剤(NaCl)を添加してゆくと、分子凝集が始まり、結晶核の前駆体と考えられる。

論文

Aggregation in supersaturated lysozyme solution studied by time-resolved small angle neutron scattering

新村 信雄*; 峯崎 善章; 安宅 光雄*; 曽良 達生*

Journal of Crystal Growth, 154, p.136 - 144, 1995/00

 被引用回数:72 パーセンタイル:97.57(Crystallography)

生体物質は3次元立体構造を形成して、生理機能を発揮する。3次元立体構造の解明には、生体物質単結晶が試料として必須である。生体物質単結晶成長は、現在殆どが試行錯誤で行われている。生体物質単結晶成長メカニズムの研究は、制御された単結晶成長法の開発に必要である。本論文は、時分割中性子小角散乱法により、リゾチーム・タンパク質が結晶成長していく過程をその場観察した結果をまとめたもので、従来全く考えられていない新しいモデルを提案することができた。

論文

Small-angle neutron scattering from lysozyme crystallization process

新村 信雄*; 安宅 光雄*; 峯崎 善章; 曽良 達生*

Physica B; Condensed Matter, 213-214, p.745 - 747, 1995/00

 被引用回数:7 パーセンタイル:45.21(Physics, Condensed Matter)

中性子小角散乱法で、リゾチーム・過飽和水溶液から、結晶が成長を始める過程を観察した。その結果、次のようなことが判明した。リゾチームは過飽和水溶液では、先ず、2種類の凝集体を形成する。一つは、TypeIと呼ばれるもので、大きさの異なる数100$AA$以上の半径を有する凝集体で、時間経過に対して、さ程敏感な構造変化をしない。もう一つは、TypeIIと呼ばれるもので、回転半径は25$AA$位の凝集体である。TypeIIの凝集体は、時間経過と共に回転半径が40$AA$位まで大きくなり、(13時間経過)、再び減少始める。この回転半径の減少が、新たな結晶核形成に関与していると考えられる。

論文

Diffractometer for neutron crystallography in biology

新村 信雄*; 田中 伊知朗*; 峯崎 善章; 唐沢 裕子*; 田中 勲*; 三木 邦夫*; 佐藤 衛*; 日高 昌則*; 皆川 宣明; 森井 幸生

Physica B; Condensed Matter, 213-214, p.786 - 789, 1995/00

 被引用回数:18 パーセンタイル:70.91(Physics, Condensed Matter)

タンパク質・DNA等の生体物質の水素の位置及び、それらの配位水の水素の位置を決定するための装置が生体物質中性子回折計である。生体物質中性子回折計では、試料位置での中性子束が強く、かつ、ビーム分散の小さい中性子束が必要で、そのためのモノクロメーターが開発された。又、結晶からのBragg反射を出来るだけ多く観測できるように大面積の中性子検出器を設置した。その他種々の工夫を凝らした生体物質中性子回折計を製作し、卵白リゾチーム単結晶からのbragg反射パタンを得ることに成功した。

論文

Small angle neutron scattering from lysozyme in unsaturated solutions, to characterize the pre-crystallization process

新村 信雄*; 峯崎 善章; 安宅 光雄*; 曽良 達*

Journal of Crystal Growth, 137, p.671 - 675, 1994/00

 被引用回数:32 パーセンタイル:94.23(Crystallography)

生体物質の生理機能は、三次元構造を形成して発揮される。生体物質の三次元立体構造を決定する最もすぐれた手法は、X線及び中性子による単結晶構造解析である。但し、そのためには単結晶を作製する必要があるが、生体物質の単結晶成長はその成長機構がわかっておらず、手探りで行われている。本論文は、タンパク質リゾチームの単結晶成長初期過程を、中性子小角散乱により原子・分子レベルで観察しながら、その成長メカニズムを解明しようとするものである。シリコン等の無機物質の結晶成長の類推から、生体物質も、単結晶成長は、ある結晶核が発生し、一分子ずつ附加して生長して行くと考えられているが、本研究によると、生体物質は、そのようなプロセスを経ていないことが判った。むしろ4~6ヶの分子が凝集した状態が単位になっている。

11 件中 1件目~11件目を表示
  • 1