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矢野 伶*; 田中 將己*; 山崎 重人*; 森川 龍哉*; 都留 智仁
Materials Transactions, 65(10), p.1260 - 1267, 2024/10
チタン合金の衝撃吸収エネルギー、降伏応力、有効せん断応力、活性化体積、活性化エンタルピーの温度依存性を明らかにするため、77Kから450Kの間で衝撃試験と引張試験を行った。衝撃吸収エネルギーは試験温度の低下とともに減少したが、この合金はbcc構造であるにもかかわらず低温脆化は起こらなかった。引張試験では、約120Kで加工硬化率と降伏応力の温度依存性の両方が変化した。これは、この温度での塑性変形の背後にあるメカニズムの変化を示唆している。転位滑動の活性化エンタルピーの温度依存性から、150Kから200Kまではらせん転位のダブルキンク核生成が転位滑動の支配的なメカニズムであり、200K以上では転位と溶質原子との相互作用が転位滑動の支配的なメカニズムであることが示唆された。120K以下で試験した応力ひずみ曲線には超弾性が現れ、降伏は120K以下の変態誘起塑性に支配されていることが示唆される。
矢野 伶*; 田中 將己*; 山崎 重人*; 森川 龍哉*; 都留 智仁
軽金属, 73(10), p.497 - 503, 2023/10
チタン合金の衝撃吸収エネルギー、降伏応力、有効せん断応力および活性化体積の温度依存性を明らかにするため、衝撃試験および引張試験を77Kから450Kの間で行った。衝撃吸収エネルギーは試験温度の低下とともに減少したが、本合金はbcc構造であるにもかかわらず、低温脆化は起こらなかった。引張試験では、120K付近で加工硬化率および降伏応力の温度依存性の両方が変化した。これは、この温度で塑性変形を起こすメカニズムが変化したことを示唆している。転位運動の活性化エンタルピーの温度依存性から、150Kから200Kまではらせん転位のダブルキンク核形成が、200K以上では転位と溶質原子の相互作用が転位運動を支配していると考えられる。一方、120K以下で超弾性が現れており、120K以下の降伏は変形誘発塑性が支配していることを示唆している。これらの合金における低温での強靭性の向上を転位の遮蔽効果の観点から議論した。
金子 文俊*; 河口 達也*; Radulescu, A.*; 岩瀬 裕希*; 森川 利明*; 高田 慎一; 西浦 正芳*; Hou, Z.*
Review of Scientific Instruments, 90(9), p.093906_1 - 093906_6, 2019/09
被引用回数:5 パーセンタイル:26.73(Instruments & Instrumentation)Small angle neutron scattering (SANS) is a versatile and convenient method to investigate the higher order structure of molecular assembly systems. However, the more complicated a system of interest, the more difficult the interpretation in the SANS profile. In order to increase the reliability of structural analysis on a complicated system, it is desirable to obtain different kinds of structural information from the same sample simultaneously. Polarized infrared spectroscopy is able to provide information about the molecular structure, concentration, and orientation of each chemical species in a system. In order to utilize these advantages of polarized infrared spectroscopy, a simultaneous measurement system was built by incorporating a Fourier transform infrared (FTIR) spectrometer into a time-of-flight small angle neutron scattering instrument covering a wide Q range.