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伊藤 孝*; 村岡 明子*
JNC TJ7420 2005-099, 127 Pages, 1999/03
地下水の流動や水質など将来の地質環境を予測するためには,海水準変動の形態や規模とともに,これに伴う海岸地形の変化を把握し,地質環境予測に反映する必要がある。氷期・間氷期における海水準変動のプロセスと海岸線の移動範囲を明らかにするため,最終氷期以降の海水準を連続的に記録している房総半島の九十九里浜を対象地域とした。
田村 美乃*; 久保内 明彦*; 村岡 明子*
JNC TJ7420 2005-043, 225 Pages, 1998/02
本調査は、将来の断層運動の発生の可能性やその範囲を検討するための一環として、完新世に活動した横手盆地東縁の千屋断層系と山形県新庄盆地の逆断層系を対象に、断層の活動場の移動(時間的・空間的変化)に関するデータを得ることを目的に実施したものである。調査内容は、断層周辺地域の層序年代を検討するための年代測定(K-Ar法、FT法、美化石分析)と、新庄盆地の逆断層系の地下形態の把握を目的とした反射法地震探査である。調査の結果、千屋断層周辺に分布する荒川安山岩のK-Ar年代は6.87.4Ma、弥勒層の軽石凝灰岩のFT年代は8.18.6Ma、真昼川層のハイアロクラスタイトのFT年代は12.3Maと求められた。さらに、新庄盆地の山屋層の凝灰岩のFT年代についても4.0Maという値が得られた。一方、新庄盆地の逆断層系の地下形態についても反射法地震探査によって新たな知見が得られた。これらの調査結果と既往の資料から、千屋断層と新庄盆地の断層の活動場の移動に関して検討を加えた。