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杉江 達夫; 波多江 仰紀; 小出 芳彦; 藤田 隆明; 草間 義紀; 西谷 健夫; 諫山 明彦; 佐藤 正泰; 篠原 孝司; 朝倉 伸幸; et al.
Fusion Science and Technology (JT-60 Special Issue), 42(2-3), p.482 - 511, 2002/09
被引用回数:6 パーセンタイル:3.03(Nuclear Science & Technology)JT-60Uの計測診断システムは、約50の計測装置から構成されている。近年、プラズマパラメータの半径方向の分布計測が精度よく行なわれるようになった結果、プラズマの内部構造が明らかになった。また、ミリ波反射計/電子サイクロトロン放射計測により、電子密度/電子温度揺動の測定が行なわれ、プラズマ閉じ込めに関する理解が進展した。さらに、電子温度,中性子発生率,放射パワー,電子温度勾配等の実時間制御実験が、関係する計測装置のデータを利用して行なわれた。これらの計測,及び実時間制御を駆使することにより、高性能プラズマを実現することができた。次期核融合実験炉用計測装置としては、炭酸ガスレーザ干渉計/偏光計,及び協同トムソン散乱計測装置を開発している。
神谷 朋宏; 小野 綾子; 多田 健一; 山下 晋; 長家 康展; 吉田 啓之
no journal, ,
原子力機構では、軽水炉の設計高度化と安全性の向上を目的として、マルチフィジックスシミュレーション用プラットフォームJAMPANの開発を行っている。このプラットフォーム上でモンテカルロコードMVPと機構論的多相流解析コードJUPITERを結合することで、詳細かつ高忠実な核熱連成シミュレーションの実現を目指している。BWRでは、原子炉内で生じる水の沸騰によって形成される気泡が中性子の輸送に大きな影響を及ぼすため、核熱連成シミュレーションにおいては相変化を考慮することが求められる。今回は、温度回復法を用いて実施した、相変化を含む気液二相流の数値シミュレーション結果について報告する。なお、気液二相流解析手法としては界面捕獲法を用いた。