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香田 有哉; 松野 広樹; 松嶌 聡; 窪田 晋太郎; 戸田 圭哉; 中村 保之
JAEA-Review 2024-003, 38 Pages, 2024/06
新型転換炉原型炉ふげん(以下「ふげん」という。)は、廃止措置に係る技術開発を計画・実施するにあたり、「ふげん」を国内外に開かれた技術開発の場及び福井県における研究開発の拠点として十分に活用するとともに、当該技術開発で得られる成果を有効に活用することを目的として、日本原子力研究開発機構外の有識者で構成される「ふげん廃止措置技術専門委員会」を設置している。本稿は、令和5年度に開催した第41回ふげん廃止措置技術専門委員会において「ふげん」から報告した「廃止措置の状況」、「蒸気ドラムの解体及び除染について」、「汚染機器解体における放射線管理の知見等」、「放射性廃棄物でない廃棄物(NR)に関する汚染部位の特定・分離の実績と考察」及び「原子炉解体に向けた技術開発計画について」について資料集としてまとめたものである。
郷 慎太郎*; 井手口 栄治*; 横山 輪*; 青井 考*; Azaiez, F.*; 古高 和禎; 初川 雄一; 木村 敦; 木佐森 慶一*; 小林 幹*; et al.
Physical Review C, 103(3), p.034327_1 - 034327_8, 2021/03
被引用回数:4 パーセンタイル:44.13(Physics, Nuclear)Excited states in S were investigated by in-beam
-ray spectroscopy using the
Mg(
O, 2
1
) fusion-evaporation reaction. The de-exciting
-rays were measured with germanium detector arrays along with the measurement of evaporated charged particles in a
segmented Si detector array. The level scheme was extended up to 12470 keV. The obtained level structure is compared with the large-scale shell-model calculations. The possibility of isoscalar-pair excited states is discussed for
states with comparison between the experimental and theoretical results.
郷 慎太郎*; 井手口 栄治*; 横山 輪*; 小林 幹*; 木佐森 慶一*; 高木 基伸*; 宮 裕之*; 大田 晋輔*; 道正 新一郎*; 下浦 享*; et al.
JPS Conference Proceedings (Internet), 6, p.030005_1 - 030005_4, 2015/06
The high-spin states in S were investigated at Tandem-ALTO facility in Institut de Physique Nucl
aire d'Orsay The
Mg(
O, 2
1n)
S fusion evaporation reaction was used to populate high-spin states in
S. The germanium
-ray detector array ORGAM was employed to measure
rays from high-spin states and charged particles evaporated from the compound nuclei were detected by a segmented silicon detector, Si-Ball. A level scheme for
S was deduced based on the gamma-gamma-coincidence analysis and
-ray angular correlation analysis. The half-life of the transition in the superdeformed band was estimated by measuring the residual Doppler shift. The deduced half-life shows the large collectivity of the band.
石山 新太郎; 藤井 亮*; 中村 勝*; 今堀 良夫*
Journal of Chemistry and Chemical Engineering, 8(9), p.870 - 875, 2014/09
BNCT用中性子ターゲットインサートPdの0.1-5keV VH照射特性をXAFSで計測することにより、下記結論を得た。(1)照射により1.1-3倍の顕著なエッジジャンプが低照射量域で観察された。(2)このことからPd 4d軌道のホール数の増加を意味している一方、比較材であるAgには変化はみられなかった。(3)同照射条件で0.12-0.66eVのエッジシフトが生じるとともに、重照射時には急激は減少が見られた。(4)Pd内に蓄積されている注入イオンはH
の状態で存在している。
石山 新太郎; 馬場 祐治; 藤井 亮*; 中村 勝*; 今堀 良夫*
日本金属学会誌, 78(8), p.317 - 321, 2014/08
被引用回数:0 パーセンタイル:0.00(Metallurgy & Metallurgical Engineering)BNCT用Liターゲットの運転中の蒸発損耗を防ぐためN/H
O添加環境下でのLiターゲット表面における窒化合成実験を超高真空容器内で行うとともに、H
Oを添加した窒素ガス中でのリチウム窒化直接合成において観察された表面汚染の主要原因を探るべくXPSによる計測も実施し、その結果下記結論が得られた。(1)1
10
Paの超高真空容器内室温状態において101.3PaN
ガス添加によりLi表面に窒化反応が生じる。(2)13.3-80Pa/1.33-4.7Pa N
/H
O混合ガス中で合成された窒化リチウム化合物表面で顕著なO及びCによる汚染が観察された。(3)0.013-0.027Pa/0-0.005Pa N
/H
O混合ガスの場合、窒化反応ならびにO及びCによる汚染は観察されなかった。(4)O及びCによる表面汚染は1.33Pa以上の過剰なH
O添加により助長される。(5)XPS計測の結果、Li-N化合物表面にLi
CO
の生成することが示された。以上の結果、リチウムは窒素ガス中のH
Oの存在に敏感に反応するものの、H
Oの存在が室温においてLiとN
ガスとの反応を促進する助剤として機能することに関する実験事実は得られなかった。
石山 新太郎; 馬場 祐治; 藤井 亮*; 中村 勝*; 今堀 良夫*
日本金属学会誌, 78(8), p.322 - 325, 2014/08
被引用回数:0 パーセンタイル:0.00(Metallurgy & Metallurgical Engineering)ホウ素中性子捕獲治療法のためのリチウムターゲット表面に合成した蒸発防止用LiN表面層のO及びCの表面汚染を低減するための1123Kまでの超真空加熱試験を実施した結果、主要な汚染要素であるH
O, Li化合物であるLiOH及びLi
CO
は1123Kまでの真空加熱による分解除去できることがわかった。
石山 新太郎; 馬場 祐治; 藤井 亮*; 中村 勝*; 今堀 良夫*
日本金属学会誌, 78(4), p.137 - 141, 2014/04
被引用回数:0 パーセンタイル:0.00(Metallurgy & Metallurgical Engineering)BNCT用リチウムターゲット表面の直接窒化を0.1MPaの窒素ガス雰囲気で実施した。さらにLiN膜膜合成後の汚染除去を目的としたリチウムターゲットのAr
スパッタリングを行うとともに、これら成膜特性をXPSにより評価した。その結果下記結論が得られた。目的としたリチウムターゲットのAr
スパッタリングを行うとともに、これら成膜特性をXPSにより評価した。その結果下記結論が得られた。(1)窒素ガス雰囲気でのリチウム表面に均一な窒化リチウム化合物が直接合成された。(2)窒化中のリチウム表面に顕著な色調変化が観察された。(3)窒化処理によりリチウム表面に生成された窒化リチウム物は化学的量論組成に近いLi
Nであり、その表面はO及びCにより汚染されやすい。
石山 新太郎; 藤井 亮*; 中村 勝*; 今堀 良夫*
Materials Transactions, 55(4), p.658 - 663, 2014/03
被引用回数:3 パーセンタイル:16.11(Materials Science, Multidisciplinary)Li/Pd/Cu三層中性子発生ターゲットの3KeV H照射を行い、ターゲットの生じる物理的化学的特性変化をXPS及びXAFSを用いて調べた結果、下記成果を得た。(1)無電解メッキによるPd/Cuターゲットの境界面結合は物理的結合である。(2)H
照射によりPd 4
のエッジジャンプが生じた。これは照射により4
バンド内にホールが生じたことを意味している。(3)Pd 4
に0.9eVの化学シフトが照射により生じた。これはPd内にPdH
化合物が生成したものを考えられる。
石山 新太郎; 馬場 祐治; 藤井 亮*; 中村 勝*; 今堀 良夫*
Materials Transactions, 55(3), p.539 - 542, 2014/01
被引用回数:2 パーセンタイル:11.25(Materials Science, Multidisciplinary)BNCT治療装置のリチウムターゲット表面の蒸発防止を目的に窒化した表層汚染除去を高温乖離法で行った結果、下記結論を得た。(1)1023Kまでの乖離処理によりLiN表層のコンタミ層で融点が1023K以下のものの除去は可能である。(2)主要な汚染化合物はH
Oのほか、LiOH並びにLi
CO
が考えられ、これらは高真空中で残存しているH
O及びCO
とのLi
N分解反応により生じたものである。
石山 新太郎; 馬場 祐治; 藤井 亮*; 中村 勝*; 今堀 良夫*
Materials Transactions, 54(12), p.2233 - 2237, 2013/12
被引用回数:5 パーセンタイル:30.15(Materials Science, Multidisciplinary)BNCT治療装置用リチウムターゲット表面にN/H
O混合ガスを超高真空中で吹きかけ、低温低圧での窒化実験を行った結果、下記結論が得られた。(1)1
10
Paの超高真空中で101.3PaN
ガスによりリチウム表面にリチウム-窒素化合物が形成した。(2)13.3
80Pa/1.33
4.7PaN
/H
O混合ガスの吹きかけにより生成した化合物表面にO及びCの顕著なコンタミが発生した。(3)しかしながら、0.013
0.027Pa/1.33
4.7PaN
/H
Oの条件下では窒化もコンタミを生じなかった。(4)O及びCのコンタミは1.33PaH
O以上の過剰添加により増長する。
石山 新太郎; 馬場 祐治; 藤井 亮*; 中村 勝*; 今堀 良夫*
日本金属学会誌, 77(11), p.509 - 513, 2013/11
被引用回数:1 パーセンタイル:9.97(Metallurgy & Metallurgical Engineering)真空蒸着/イオン注入法により合成したBNCT治療用中性子発生源リチウムターゲットの熱的安定性をレーザー加熱実験により検証した結果、下記結論を得た。(1)N
イオン注入により表面窒化したターゲットのリチウム蒸発温度が120K程度上昇し、ターゲット自体の熱的耐久性が向上した。(2)また、
真空蒸着/イオン注入法による損傷したターゲットの再補修が可能である。
石山 新太郎; 馬場 祐治; 藤井 亮*; 中村 勝*; 今堀 良夫*
Materials Transactions, 54(9), p.1765 - 1769, 2013/09
被引用回数:6 パーセンタイル:33.91(Materials Science, Multidisciplinary)BNCT用リチウムターゲットの蒸発損耗防止を目的に、0.1MPa窒素ガス中でターゲット表面の直接窒化によるLiN薄膜生成実験を548K以下で実施した結果、(1)276
548Kにおいてリチウム表面にLi
N薄膜を生成できることがわかった。生成表面にはO及びCによりコンタミが見られた。(2)生成膜速度はリチウム融点温度以下では0.02
0.5wt.%で、融点以上で1
5wt.%であった。(3)Li
N表面のOによるコンタミはArスパッタにより除去可能である。
石山 新太郎; 馬場 祐治; 藤井 亮*; 中村 勝*; 今堀 良夫*
Materials Transactions, 54(9), p.1760 - 1764, 2013/09
被引用回数:4 パーセンタイル:26.04(Materials Science, Multidisciplinary)癌治療用中性子源リチウムターゲットの使用時の損耗を防ぐためリチウム表面を窒化する技術を酸素や水分のない高真空状態で実施した結果、リチウム真空蒸着法並びに窒素イオン注入法により従来リチウム窒化合成に必要とされていた酸素や水分の存在なしでその合成並びに再合成に成功した。その結果リチウム表面に窒化物を合成後のリチウムターゲットの蒸発温度をリチウム単体の温度より120K高くすることに成功した。
石山 新太郎; 馬場 祐治; 藤井 亮*; 中村 勝*; 今堀 良夫*
Nuclear Instruments and Methods in Physics Research B, 293, p.42 - 47, 2012/12
被引用回数:14 パーセンタイル:69.00(Instruments & Instrumentation)ホウ素中性子捕捉療法(BNCT)の中性子源として、プロトン照射により発生する中性子を用いることが計画されており、そのための中性子発生用ターゲットとして金属リチウムが候補に挙がっている。しかし金属リチウムは熱的に不安定であり、高フルエンスのイオン照射によりブリスタリングを起こすという問題がある。そこで熱的に安定な窒化リチウムに着目し、真空中でリチウムをその場蒸着した後、低エネルギー窒素イオンを照射することにより窒化リチウムのその場生成を試みた。表面状態変化を放射光光電子分光法で調べた結果、表面層には化学量論組成(LiN)に近い窒化リチウム層が生成していることがわかった。また得られた窒化リチウム層は、空気中に3か月間放置しても安定であり、BNCTの中性子発生用ターゲットとして有望であることがわかった。
石山 新太郎; 馬場 祐治; 藤井 亮*; 中村 勝*; 今堀 良夫*
Nuclear Instruments and Methods in Physics Research B, 288, p.18 - 22, 2012/10
被引用回数:15 パーセンタイル:71.07(Instruments & Instrumentation)BNCT治療装置用の中性子発生源リチウムターゲットにおける放射線損傷の低減化を図るためLi/Pd/Cu三層構造ターゲットモデルを新規提案し、電解メッキ技術とその場真空蒸着技術を融合化することにより同ターゲットモデルの試作を試みた。その結果、その場真空蒸着法によりPd/Cu上に均質なLi層を形成できること、補修時を想定し再蒸着できること並びにLi蒸着膜とPdは金属結合による強固な固着形態をしていることがわかった。
石山 新太郎; 馬場 祐治; 藤井 亮*; 中村 勝*; 今堀 良夫*
Nuclear Instruments and Methods in Physics Research B, 288, p.18 - 22, 2012/10
ホウ素中性子捕捉療法(BNCT)の中性子源として、原子炉の中性子以外に、加速器から発生する中性子を用いることが計画されており、そのための中性子発生用ターゲット材として金属リチウムが候補にあがっている。しかしリチウムターゲットは高フルエンスのプロトンの照射効果によってブリスタリングを起こすため、リチウムを真空中で繰り返しその場蒸着して安定なリチウム層を作成する技術の開発が必要である。そこで本研究では、銅表面上にパラジウムを電着した基板に真空中でリチウムを蒸着する3層構造のターゲットを提案し、作成した3層構造の表面・界面の化学結合状態を放射光を用いたX線光電子分光法(XPS)及びX線吸収微細構造法(XAFS)により調べた。その結果、蒸着したリチウム表面には、1層以下のごく薄い水,炭酸などが吸着しているものの、バルクの化学状態は金属リチウムであり、真空中でのその場蒸着によって新たな金属リチウム層を繰り返し作成できることがわかった。またリチウムとパラジウムの界面にはPd-Li合金と思われる層が生成しており、それがリチウム薄膜の安定性に寄与していることが明らかとなった。
長尾 敬介*; 岡崎 隆司*; 中村 智樹*; 三浦 弥生*; 大澤 崇人; 馬上 謙一*; 松田 伸太郎*; 海老原 充*; Ireland, T.*; 北島 富美雄*; et al.
Science, 333(6046), p.1128 - 1131, 2011/08
被引用回数:137 パーセンタイル:94.64(Multidisciplinary Sciences)はやぶさが回収した小惑星イトカワの岩石粒子中の希ガス同位体組成を測定した結果、月試料に匹敵する高い濃度の太陽風起源He, Ne, Arを確認した。これらの希ガス組成は繰り返されたインプランテーションと、イトカワ上のレゴリス粒子同士の摩擦によってHeに富んだリムの除去による選択的Heの損失によって説明可能である。イトカワ上のレゴリスの照射時間はわずか1000万年未満であり、小さな小惑星上の物質が容易に宇宙空間に散逸してしまうことを反映している。
大橋 隼人*; 須田 慎太郎*; 田沼 肇*; 藤岡 慎介*; 西村 博明*; 西原 功修*; 甲斐 健師; 佐々木 明; 坂上 裕之*; 中村 信行*; et al.
Journal of Physics; Conference Series, 163, p.012071_1 - 012071_4, 2009/06
被引用回数:7 パーセンタイル:89.07(Physics, Multidisciplinary)多価電離スズイオンのEUV領域(波長1022nm)の発光スペクトルを、イオンの電荷交換分光実験及び電子ビームイオントラップ(EBIT)における電子衝突励起の実験で測定した。電荷交換分光実験では、共鳴線と励起状態間の遷移が観測されたのに対し、電子衝突励起実験では共鳴線のみが観測された。両者を比較して、どのような遷移が発光に寄与しているか考察した。
芳賀 芳範; 酒井 宏典; 常盤 欣文; Opletal, P.; 木俣 基*; 中村 慎太郎*; 淡路 智*; 佐々木 孝彦*; 青木 大*; 神戸 振作; et al.
no journal, ,
重い電子系UTeの高純度単結晶について強磁場磁気抵抗測定を行った。強磁場領域でシュブニコフ・ドハース振動が観測され、
でのフェルミ面極値断面積及び有効質量を決定し、
軸方向にのびた2次元フェルミ面を観測した。また、フェルミ面に起因する横磁気抵抗が観測され、キャリアの易動度に関する情報が得られ、重い電子の挙動に関する新たな情報が得られた。
石山 新太郎; 馬場 祐治; 藤井 亮*; 中村 勝*; 今堀 良夫*
no journal, ,
実装配備が予定されているBNCT治療装置のLiターゲット部のin-situ蒸着とイオン注入とを融合化させた量子ビーム融合化技術によるLiN/Li/Pd/Cu
積層ターゲットモデルの合成に成功した。本モデルは長時間大気暴露後も安定した特性を有することが明らかとなった。