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木村 麟太郎*; 墨田 岳大*; 大澤 崇人; 松野 航太*; 中島 邦彦*; 齊藤 敬高*
ISIJ International, 66(7), p.814 - 820, 2026/06
被引用回数:0高温熱電対法は、試料の急速加熱・冷却条件下で高温溶融物をその場で観察できるため、非常に有用である。しかし、この技術は広く利用されているにもかかわらず、電気回路や装置構成が複雑なため、保守や新規設置に手間がかかるという課題がある。本研究で開発した新しいシステムは、計測・制御用のグラフィカルプログラミング環境であるLabVIEWを用いることで、この技術的な課題を克服する。このシステムにより、高精度かつ高い自由度で温度制御が可能になる。また、従来の高温熱電対装置の電気回路を簡略化することで、基本的な工学知識のみで装置を製作できる。試験測定により、開発したシステムを用いた温度測定の信頼性と、複雑なパターン(例えば、振幅50度、周期1秒の正弦波)を持つ試料の温度制御における有望な可能性が実証された。さらに、開発したシステムを用いて試料溶融物をその場で観察することにより、CaO-SiO
-Li
O系の時間-温度-変換図の作成が実証された。画像解析と組み合わせることで、結晶化のタイミングを定量的かつ機械的に決定することができ、人的分析による不確実性を効果的に排除することができた。
木村 麟太郎*; 墨田 岳大*; 大澤 崇人; 松野 航太*; 中島 邦彦*; 齊藤 敬高*
鉄と鋼, 111(15), p.955 - 962, 2025/11
この研究は、従来の高温熱電対技術の課題を解決する新しいシステムを開発した。従来の熱電対技術は、複雑な電気回路と装置構成のため、メンテナンスが困難で、部品の入手も難しくなっている。開発された新しいシステムは、グラフィカルプログラミング環境であるLabVIEWを活用することで、高精度かつ自由度の高い温度制御を実現した。従来の複雑な電気回路を簡略化し、基本的な技術知識があれば容易に製作可能である。試験では、開発システムの信頼性と、複雑な温度パターン(例: 50
C振幅、1秒周期の正弦波)の温度制御能力が確認された。さらに、CaO-SiO
-Li
O系のTTT図を作成するデモンストレーションを行い、画像解析と組み合わせることで、結晶化のタイミングを定量的に、かつ客観的に決定することに成功した。つまり、この新しいシステムは、従来の技術の課題を克服し、より高精度で信頼性の高い高温観察・制御を可能にする画期的な技術である。
助永 壮平*; 大杉 武史; 稲富 陽介*; 齊藤 敬高*; 中島 邦彦*
Journal of MMIJ, 129(5), p.203 - 207, 2013/05
酸素分圧をふることにより鉄の酸化状態を変化させたRO-SiO
-FexO(R=Ca, Sr, Ba)融体の粘性変化を1773Kで測定した。全てのサンプルでFe
とFe
の比は、酸素分圧の増加にしたがって増加した。一方で、粘性は、Fe
とt-Fe比の増加にしたがって減少した。これは、修飾酸化物として働くFe
が増えることで、シリケートアニオンの切断が進んだことを示している。加えて、Fe
/t-Feを同じにした場合、粘性の増加は、アルカリ土類のカチオン半径の大きさ順となった。これは、融体中のFe
の配位数が変化したためと考えられる。
大杉 武史; 助永 壮平*; 稲富 陽介*; 権田 義明*; 齊藤 敬高*; 中島 邦彦*
ISIJ International, 53(2), p.185 - 190, 2013/02
被引用回数:26 パーセンタイル:71.33(Metallurgy & Metallurgical Engineering)鉄イオンの酸化状態の違いによって引き起こされる粘性の変化を理解することは、溶融スラグに関係するシミュレーションや鉄含有シリケート融体の構造を理解する上で重要である。しかしながらこれらの粘性変化はいまだよくわかっていない。そこで酸素分圧を変化させることでFeイオンの酸化状態を変化させながらR
O-SiO
-FexO(R=Li, Na, K)の粘性を1773Kで測定した。鉄イオンの酸化状態だけでなく、Fe
の配位構造も粘性を考える上で重要であることを示した。
桑原 彬; 大杉 武史; 塙 律; 伊藤 圭祐; 中塩 信行; 小澤 一茂; 目黒 義弘; 赤堀 光雄; 岡本 芳浩; 中島 邦彦*; et al.
no journal, ,
除染廃棄物の焼却灰等を溶融処理した場合の耐火物へのCs蓄積についての知見を得る目的で、Csを含む溶融スラグに耐火物を浸漬させる試験を行い、耐火物へのCs移動について調査した。耐火物でCsがとる化学形態について分析を行った。
大杉 武史; 塙 律; 伊藤 圭祐; 桑原 彬; 中塩 信行; 小澤 一茂; 中島 邦彦*; 齊藤 敬高*; 大越 実
no journal, ,
除染廃棄物の焼却灰等を溶融処理した場合の耐火物へのCs蓄積についての知見を得る目的で、Csを含む溶融スラグに耐火物を浸漬させる試験を行い、耐火物へのCs移動について調査した。試験の概要について報告する。
O-SiO
-Fe
O
系スラグの粘度および構造解析肥後 智幸*; 大杉 武史; 齊藤 敬高*; 中島 邦彦*
no journal, ,
Cs
O-SiO
-Fe
O
系スラグに種々の酸化物(Al
O
, TiO
もしくはZrO
)を添加した際の粘度および構造の変化を調査し、粘性と構造について考察した。
の分布の分析大杉 武史; 塙 律; 伊藤 圭祐; 小澤 一茂; 赤堀 光雄; 岡本 芳浩; 大越 実; 中島 邦彦*; 齊藤 敬高*
no journal, ,
Csを含む土壌の処理を検討するために、土壌中でCsがどのような状態で存在するのかを福島の土壌にCsを付着させた模擬土壌を用いて調査した。CsとFeの存在についてイメージングXAFSを用いて検討した結果、Csを多く含む領域では、Fe
が多いことが明らかになった。