Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
水牧 仁一朗*; 吉井 賢資; 河村 直己*; 渡辺 康裕*; 七尾 進*
Physica Status Solidi (C), 3(8), p.2762 - 2766, 2006/09
被引用回数:0 パーセンタイル:0.02(Materials Science, Multidisciplinary)多段磁気転移を示すScTiFe等のラーベス相化合物について、放射光を用いたX線吸収(XAS)と磁気円二色性(MCD)により研究を行った。実験で得られたスペクトルに総和則を適用することにより、鉄イオンのスピンモーメントと軌道モーメントを求めた。軌道モーメントは磁気転移温度以下で増加することを観測したが、スピンモーメントは大きく変化しないことがわかった。すなわち、この系の磁気転移は軌道モーメントと密接に関係していることが示唆された。
水牧 仁一朗*; 吉井 賢資; 渡辺 康裕*; 七尾 進*
Journal of Alloys and Compounds, 408-412, p.737 - 740, 2006/02
被引用回数:3 パーセンタイル:28.56(Chemistry, Physical)標記金属間化合物について、放射光を用いた磁気円二色性(MCD)測定を行った。セリウムのL吸収端で観測したところ、混合原子化物質に特有の2ピーク構造が観測された。セリウムイオンは、4fと4fの状態からなっているが、セリウムの4f状態は、Coの置換量を増やすとともに増加することがわかった。また、Co置換量を増やすと、MCDの強度は減少することも観測された。総和則より、スピンモーメント,軌道モーメントなどを求めたところ、Ce-5d電子の軌道モーメントは極めて小さいながら存在し、この系の物性に寄与していることがわかった。
林 久史*; 川田 雅輝*; 佐藤 敦*; 宇田川 康夫*; 稲見 俊哉; 石井 賢司; 小笠原 春彦*; 七尾 進*
Physical Review B, 72(4), p.045114_1 - 045114_5, 2005/07
被引用回数:12 パーセンタイル:47.57(Materials Science, Multidisciplinary)HoOの23共鳴非弾性X線散乱スペクトルをエネルギー分解能0.7eVで測定し、Kramers-Heisenberg形式をもとにした式で解析した。内殻ホールの寿命幅(4.26eV)による幅の広がりは完全に抑えられ、位置の不確定さ0.3eVで幅0.5eV以下の鋭い吸収スペクトルが得られた。観測されたピークはよく知られた2 4四重極遷移に帰属され、これらは通常強い2 5双極子遷移に埋もれている。この手法により4-5 相互作用をより精密に研究する道が開けたと言える。
田中 良和*; 稲見 俊哉; Lovesey, S. W.*; Knight, K. S.*; Yakhou, F.*; Mannix, D.*; 國分 淳*; 金澤 雅行*; 石田 興太郎*; 七尾 進*; et al.
Physical Review B, 69(2), p.024417_1 - 024417_11, 2004/01
被引用回数:36 パーセンタイル:79.51(Materials Science, Multidisciplinary)Dy L吸収端における電気四重極遷移による共鳴X線回折を用いて、DyBCの4四重極及び十六重極秩序の直接観測を行った。回折データは24.7KにおけるDyの点群の4/から2/への対称性の低下と時間に偶でA対称性を持ったDy多重極の秩序に伴う構造変化を示した。この温度以下では結晶構造は空間群4/で記述され、Dyイオンは4サイトを占める。この温度ではBとCからなる格子の変形が起こり、これは2/の2回軸に垂直なBC面のバックリングに等しい。Dyの低エネルギー状態のモデルを示し、比熱,われわれのX線回折データ,中性子回折による磁気秩序との関係を論じる。