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熊田 高之; 三浦 大輔*; 阿久津 和宏*; 奥 隆之; 鳥飼 直也*; 新関 智丈*
波紋, 32(4), p.165 - 168, 2022/11
スピンコントラスト変調中性子反射率法を用いて樹脂と多孔質メチル化シリカ2層膜の構造解析を行った。ところが、一般的なガウス界面を用いる限り共通の構造パラメーターで複数の反射率曲線を再現することができなかった。そこで樹脂がメチル化シリカの空孔に侵入する割合を変えたところきれいに再現することができた。
熊田 高之; 三浦 大輔*; 阿久津 和宏*; 大石 一城*; 森川 利明*; 河村 幸彦*; 鈴木 淳市*; 奥 隆之; 鳥飼 直也*; 新関 智丈*
Journal of Applied Crystallography, 55(5), p.1147 - 1153, 2022/10
被引用回数:1 パーセンタイル:45.99(Chemistry, Multidisciplinary)スピンコントラスト変調中性子反射率法は一つの試料一つのビームラインから複数の反射率曲線が得られる手法である。我々はその特徴を生かしてメチル化ポリシラザンから作られた多孔質シリカ界面においてアクリルウレタン樹脂は多孔質体内に入り込まないことを見出した。
藤田 善貴; 新関 智丈*; 福光 延吉*; 有賀 克彦*; 山内 悠輔*; Malgras, V.*; Kaneti, Y. V.*; Liu, C.-H.*; 籏野 健太郎*; 末松 久幸*; et al.
Bulletin of the Chemical Society of Japan, 95(1), p.129 - 137, 2022/01
被引用回数:5 パーセンタイル:73.17(Chemistry, Multidisciplinary)本研究では、異なるpHの様々なモリブデン酸イオン種を含む溶液に浸したアルミナの各種表面分析(FTIR, XPS,ラマン分光法)により、アルミナへのモリブデン酸イオンの吸着メカニズムを考察した。得られた結果は、モリブデン酸イオンを含む酸性溶液にアルミナを浸すと、表面に存在するヒドロキシル基が除去されて正に帯電したサイトが生成され、モリブデン酸イオン(MoOまたはAlMo
O
H
)が静電相互作用によって吸着されることを示した。アルミナは酸性溶液にわずかに溶解してAlMo
O
H
を形成し、これはMoO
よりも容易に脱離する。さらに、アルミナ表面を多くの-OH基で濃縮し、Mo溶液を最適化してアルミナへMoO
としてモリブデン酸イオンを吸着させることで、アルミナのMo吸着および脱離特性を向上できる可能性が示唆された。これらの発見は、医療用放射性同位体(
Mo/
Tc)ジェネレータ用の、より効率的で安定したアルミナベースのMo吸着剤の開発に貢献できる。
木村 明博; 新関 智丈*; 掛井 貞紀*; Chakrova, Y.*; 西方 香緒里; 長谷川 良雄*; 吉永 英雄*; Chakrov, P.*; 土谷 邦彦
JAEA-Technology 2013-025, 40 Pages, 2013/10
照射試験炉センターでは、JMTRを用いた(n,)法による
Mo製造に関する技術開発を行っている。(n,
)法は簡便な反面、製造される
Moの比放射能は低く、そこから得られる
Tc製品の放射能濃度も低下する欠点がある。そこで、効率よくMoを吸着するための吸着剤として、PZC及びPTCを開発した。一方、これら吸着剤は使用した後、放射性廃棄物として廃棄されるため、再利用による放射性廃棄物の低減化を実用化するとともに、希少資源であるMo原料をリサイクルする必要がある。本報告書は、試作した再利用可能なPZC及びPTCの合成方法並びにMo吸着/溶離特性、
Mo吸着/
Tc溶離特性及びリサイクル性等を調査するために行ったコールド試験及びホット試験についてまとめたものである。
掛井 貞紀*; 木村 明博; 新関 智丈*; 石田 卓也; 西方 香緒里; 黒澤 誠; 吉永 英雄*; 長谷川 良雄*; 土谷 邦彦
Proceedings of 6th International Symposium on Material Testing Reactors (ISMTR-6) (Internet), 7 Pages, 2013/10
JMTR再稼働後の産業利用の拡大の一環として、診断用医薬品として使用されているTcの親核種である
Mo国産化のための技術開発を進めている。国産の
Mo製造方法として、JMTRでは放射性廃棄物の低減と製造工程が容易である(n,
)法を提案している。しかしながら、比放射能の高い
Moを製造するためには、高価な濃縮
MoO
粉末が必要であること、さらに、
Moの生成の際に使用されたMo吸着剤が廃棄物として大量に発生するといった課題がある。そこで、資源の有効利用と放射性廃棄物の低減を目指し、モリブデンリサイクル技術開発に着手した。本研究では、照射済MoO
を用い、使用済Mo吸着剤の再利用、新品Mo吸着剤及び使用済Mo吸着剤からのMo回収試験を行った。この結果、Mo回収率95%以上であり、Mo吸着剤のリサイクル及び使用済PZCからのMo回収が可能であることが証明された。
新関 智丈*; 菱沼 行男*; 鈴木 将*; 長谷川 良雄*; 西方 香緒里; 木村 明博; 石田 卓也; 谷本 政隆; 土谷 邦彦
no journal, ,
JMTR再稼働における「産業利用の拡大」の一環として、Mo-
Tcジェネレータを用いた放射化法((n,
)法)による
Mo製造技術開発を行っている。これまで、Mo吸着剤としてアルミナが用いられているが、Mo吸着量が小さいために、(n,
)法による
Mo製造に用いるジェネレータとして不向きであり、Mo吸着量がアルミナよりも100
200倍大きいZr系無機高分子であるMo吸着剤(PZC)が開発されてきた。本研究では、製造性及びリサイクル性の観点から、塩素を用いない新たなMo吸着材(Ti系無機高分子:PTC)の開発を行った。この結果、Mo吸着量はPTCとほぼ同等の性能を有するとともに、Mo吸着させたPTCからMoを脱着し、さらにこのPTCにMoを再吸着させたMo吸着量は100
170mg/gであったことから、吸着剤のリサイクルの可能性を明らかにした。
西方 香緒里; 木村 明博; 加藤 佳明; 黒澤 誠; 石田 卓也; 土谷 邦彦; 掛井 貞紀*; 吉永 英雄*; 新関 智丈*; 長谷川 良雄*
no journal, ,
材料試験炉(JMTR)再稼働における「産業利用の拡大」の一環として、診断用医薬品テクネチウム-99m(Tc)の原料であるモリブデン-99(
Mo)を放射化法((n,
)法)により製造するための技術開発を行っている。この方法は、核分裂法((n,f)法)による
Mo製造に比べ、
Moの比放射能が低く、得られる
Tc溶液の放射能濃度が低いため、照射ターゲットであるMoO
試料について、
Moを濃縮したMoO
粉末の使用及びペレットの高密度化を行う必要がある。本研究は、始発MoO
粉末特性の違いによるMoO
ペレットの焼結性への影響を調べるとともに、製作した各MoO
ペレットの特性を評価した。
西方 香緒里; 木村 明博; 加藤 佳明; 黒澤 誠; 石田 卓也; 土谷 邦彦; 掛井 貞紀*; 吉永 英雄*; 新関 智丈*; 長谷川 良雄*
no journal, ,
材料試験炉(JMTR)再稼働における「産業利用の拡大」の一環として、診断用医薬品テクネチウム-99m(Tc)の原料であるモリブデン-99(
Mo)の放射化法((n,
)法)による製造技術開発を行っている。この方法は、核分裂法((n,f)法)による
Mo製造に比べ、
Moの比放射能が低く、得られる
Tc溶液の放射能濃度が低いため、照射ターゲットであるMoO
試料について、
Moを濃縮したMoO
粉末の使用及びペレットの高密度化を行う必要がある。本研究は、天然のMoO
粉末を用いた粉末のリサイクル方法を検討するとともに、始発粉末の違いによるMoO
ペレットの焼結性への影響及び製作した各MoO
ペレットの特性の評価を行った。
西方 香緒里; 木村 明博; 掛井 貞紀*; 新関 智丈*; 石田 卓也; 吉永 英雄*; 長谷川 良雄*; 土谷 邦彦
no journal, ,
日本では、毎年約90万件のTcを用いた核医学診断が行われており、世界第2位の
Tc需要国である。しかしながら、その全量を海外からの輸入に頼っている。そこで、JMTR再稼働後の「産業利用の拡大」の一環とし、(n,
)法による
Mo/
Tc製造方法の技術開発を行っている。しかしながら、この方法で得られる
Tc溶液は核分裂法と比較して、放射能濃度が低い。そのため、単位体積あたりの
Mo含有量を増やすため、高密度照射ターゲット及び
Mo濃縮MoO
粉末を利用した照射ターゲットの製造技術の開発と、高価である
Mo濃縮MoO
粉末のリサイクル技術開発が必要不可欠である。本研究では、異なる3種類のMoO
粉末(未使用,リサイクル,
Mo濃縮)を用いて、SEMによる粉末形状観察及びプラズマ焼結法による高密度焼結体の焼結特性を調べた。その結果、未使用MoO
粉末は焼結温度500
Cにて目標焼結密度(90%T.D.)以上に達するのに対し、リサイクルMoO
粉末及び
Mo濃縮MoO
粉末は、580
C以上の焼結温度が必要であった。これは、MoO
粉末の焼結特性が、MoO
粉末の粒子径及び2次粒子の存在に大きく影響を受けることが示差された。
土谷 邦彦; 川又 一夫; 竹内 宣博*; 石崎 博之*; 新関 智丈*; 掛井 貞紀*; 福光 延吉*; 荒木 政則
no journal, ,
医療診断用アイソトープであるTcの親核種である(n,
)法(放射化法)を用いた
Moの製造を計画している。日本はこの
Moを全量海外からの輸入に依存している。2014年、JMTRを用いた放射化法による
Mo国産化製造に関する高度化研究がつくば国際総合戦略特区のプロジェクトとして採用され、日本の大学及びメーカと共同でR&Dを行っている。また、本プロジェクトにおいて、JMTRホットラボ施設内に
Tc溶液製造のための様々な試験装置が整備された。R&Dの主な項目は、(1)MoO
ペレットの製造技術開発、(2)
Tcの抽出・濃縮、(3)
Tc溶液の標識試験及び(4)Moリサイクルである。特に、照射ターゲットとして、高密度MoO
ペレットの製造を確立するとともに、
Tcの模擬元素としてReを用いて、MEKによる溶媒抽出法にて
Tc溶液の製造予備試験を行っている。本発表では、R&Dの状況及び今後の計画について報告する。
鈴木 善貴; 新関 智丈*; 北河 友也*; 西方 香緒里; 松倉 実*; 長谷川 良雄*; 棚瀬 正和*; 福光 延吉*; 山内 悠輔*; 有賀 克彦*; et al.
no journal, ,
高濃縮ウランの使用制限、核セキュリティ及び核分裂生成物の廃棄の観点から、中性子放射化法((n,)法)による
Mo/
Tcの製造技術開発を進めている。(n,
)法により生成された
Moの比放射能は核分裂法((n,f)法)によって生成された
Moの比放射能に比べて極めて低い。一方、
Mo/
Tcジェネレータでは、Mo吸着剤としてアルミナ(Al
O
)が広く使用されている。このため、(n,
)法に適用するには、高いMo吸着能を有するAl
O
の開発が必要不可欠である。本研究では、Al
O
の特性改善のため、EPMA、赤外分光法、XPS等の表面分析により、Al
O
表面におけるMo吸着挙動を調べた。この結果、赤外分光法とXPSの測定結果により、Moの吸着サイトはAl
O
表面のOH
基にMoO
として、吸着していることが分った。
熊田 高之; 三浦 大輔*; 阿久津 和宏*; 鳥飼 直也*; 新関 智丈*
no journal, ,
透過率の高い中性子線を用いて反射率測定を行うと多層膜中に埋もれた界面の構造を決定できるというアイデアに基づき、これまで多くの測定が行われ成果が発表されてきた。しかしながら、従来の反射率法は原理的に多層膜における複数の面からの反射を識別することができない。さらに、ソフトマテリアルの多層膜試料などでは、成分間の絡み合いにより界面がぼやける結果その反射信号強度が弱まり試料および基板表面からの強い信号に隠れてしまうことが多々ある。スピンコントラスト変調中性子反射率法は、中性子の水素核に対する散乱能が互いのスピン方向に強く依存する性質を用いた測定法である。本手法を用いると、複数の面からの散乱成分を識別することができる。また、従来法では試料や基板表面からの強い反射信号に埋もれて見えなかった埋もれた界面の構造情報を抽出することができる。本講演では偏極性能を向上した核偏極装置を用いた最新の結果を交えて本測定法のメリットと今後の研究の方向性を紹介する。