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加治 芳行; 根本 義之; 永武 拓; 吉田 啓之; 東條 匡志*; 後藤 大輔*; 西村 聡*; 鈴木 洋明*; 大和 正明*; 渡辺 聡*
Proceedings of 27th International Conference on Nuclear Engineering (ICONE-27) (Internet), 8 Pages, 2019/05
本研究では、使用済燃料プール(SFP)の事故時における燃料被覆管の酸化モデル及びSFPに設置されたスプレイの冷却性能を評価するための数値シミュレーション手法を開発した。これらをMAAPやSAMPSONのようなシビアアクシデント(SA)解析コードに組み込み、SFPの事故時解析を実施した。数値流体力学コードを用いた解析を実施し、SA解析コードの結果と比較することにより、SFP事故の詳細を検討した。さらに、3次元臨界解析手法を開発し、SFPにおける使用済燃料のより安全な燃料配置について検討した。
西村 聡*; 佐竹 正哲*; 西 義久*; 根本 義之; 加治 芳行
Proceedings of 27th International Conference on Nuclear Engineering (ICONE-27) (Internet), 8 Pages, 2019/05
使用済燃料プール(SFP)で冷却機能喪失事故あるいは冷却材喪失事故が発生した場合、使用済燃料の冷却性確保の観点から、SFPに注水してプール水位を維持する必要がある。本講演では、別途提案した空気中Zr酸化反応モデルを新たに組み込んだMAAPコード5.05ベータを使用してSFPを対象とした事故進展解析を実施し、SFPスプレイおよび代替注水実施時の燃料冷却効果を評価した結果について報告する。SFPスプレイの評価においては、崩壊熱、スプレイ水の燃料集合体にかかる割合、スプレイ水滴の直径、スプレイ開始時間を解析パラメータとして用いた。使用後4ヶ月冷却した燃料を格納したSFPに、12.5kg/s (200GPM)のスプレイをSFP冷却水喪失後4時間後から使用し、その際のスプレイ水の30%が燃料集合体にかかると想定した場合、燃料被覆管の最高温度は1000K以下に抑えることができ、被覆管の破損が防げることが示された。
西村 聡*; 佐竹 正哲*; 西 義久*; 加治 芳行; 根本 義之
Proceedings of 11th Korea-Japan Symposium on Nuclear Thermal Hydraulics and Safety (NTHAS-11) (Internet), 3 Pages, 2018/11
福島第一原子力発電所の事故を受けて、日本の電力事業者は原子力規制庁より使用済み燃料プール(SFP)の安全性向上のための対策を自主的に行うことを求められている。SFP安全対策において最も重要なのはプールの水位を保つことにより冷却性を担保し、燃料破損及び再臨界を防止することである。そのために事業者らが導入しているものとしては、例えばスプレイ冷却システムや、代替注水システム、また燃料配置において出力の高い燃料と低い燃料を1対4、1対8などの比率でチェッカーボード状に配置する手法、などが挙げられる。本研究ではこのうち特に燃料配置手法の有効性について、MAAP5.04を用いた解析により評価することとした。
大島 宏之; 堺 公明; 上出 英樹; 木村 暢之; 江連 俊樹; 内堀 昭寛; 伊藤 啓; 功刀 資彰*; 岡本 孝司*; 田中 伸厚*; et al.
JAEA-Research 2008-049, 44 Pages, 2008/06
日本原子力研究開発機構は、高速増殖炉サイクル実用化戦略調査研究の一環として、ナトリウム冷却高速炉の概念検討を進めている。実用化のためのプラントシステム概念は、経済性向上のために出力に比してコンパクトな炉容器を指向している。そのため、既存の概念と比較して炉容器内の流速が相対的に大きくなり、自由液面からのカバーガスの巻込みについてより精度の高い設計評価を行うことが重要となっている。そこで、大学,研究所,電力,メーカの専門家で構成するワーキンググループを設置し、ガス巻込み現象について設計で参照すべき数値解析に基づく指針案の検討を行い、得られた知見をもとに、「数値解析による自由液面からのガス巻込み評価指針」(第1次案)を策定した。本件は、指針の解説として、ワーキンググループにおいて実施した研究に関して紹介するものである。
冨田 豊; 森平 正之; 田巻 喜久*; 西村 一久*; 庄司 修一*; 木原 義之; 加瀬 健; 小泉 務
JAEA-Research 2006-088, 95 Pages, 2007/01
日本原子力研究開発機構では、高速増殖炉サイクルの実用化戦略調査研究において、低除染TRU燃料の有望な候補の一つとして外部ゲル化法による燃料粒子製造技術開発を実施した。フェーズIIでは大径粒子の製造条件の最適化,アンモニア廃ガス処理の軽減を目的とした外部ゲル化法の改良方法の検討及び低除染燃料特有の核分裂生成物の影響について検討した。その結果、振動充填燃料に適した大径粒子の製造条件を把握及び改良型の外部ゲル化法の適用性の可能性を見いだした。さらに、核分裂生成物は粒子製造に悪影響を与えないことを確認するとともに原料液の耐放射線性についてのデータを取得した。これらの結果より、低除染湿式再処理対応の振動充填燃料用燃料粒子製造に外部ゲル化法が適応できる技術的な見通しを得た。
西村 和明; 加藤 良幸; 木村 雄一; 吉元 勝起; 小松崎 舞*; 川崎 諭*
no journal, ,
簡素化ペレット法によるMOX燃料製造技術開発のうち、粉末流動性改良技術開発について、600gMOX/Batch規模の小規模設備を用いた転動造粒試験を実施し、生成したMOX顆粒の粉末物性や収率のデータを取得した。
前田 佳均; 西村 健太郎*; 永澤 良之*; 鳴海 一雅; 境 誠司
no journal, ,
Ge(111)基板上に成長させたHeusler合金FeMnSi(以下、FMS)について、FMS/Geヘテロ界面を拡散対とみなし、ラザフォード後方散乱(RBS)/チャネリング法によってアニール後の元素の濃度分布から構成元素の相互拡散について調べ、Mn濃度の変化による界面の相互拡散と結晶性の劣化を検討した。アニール温度300Cまでは後方イオン散乱の最小収量に大きな増加は見られず、また界面付近での元素の相互拡散が観察されなかった。しかし、400Cでは急激なの増加が見られ、これは界面でのFe、Mn原子と基板のGe原子との相互拡散によって誘発された結晶の乱れによることが明らかになった。また、この温度でのの増加(界面結晶性の乱れ)はMn濃度が大きいほど顕著になるという興味深い事実を見いだした。熱的に非常に安定で相互拡散が起こりにくい化学量論組成FeSi/Geへテロ界面での結果、及び非化学量論組成FeSi/Ge界面での結果と比較すると、後者と同じ挙動を示す。これらのことから、規則格子におけるBサイトのMn原子の占有率が増加すると格子拡散が促進され、同時に界面でのGeとの相互拡散が起こり、結晶性の劣化が著しくなる。さらにMn濃度の増加は、こうした原子空孔の増加を招きやすく、そのために高温でのFe及びMn原子の格子拡散が促進され界面での顕著なGeとの相互拡散につながると考えられる。
西村 健太郎*; 永澤 良之*; 前田 佳均*; 鳴海 一雅
no journal, ,
60keV Cイオン注入により、Si中に埋め込まれた-FeSiナノ結晶に炭素ドープし、その発光挙動への影響を調べた。フォトルミネッセンス(PL)スペクトルのA及びCバンドは、Cドーズ量によっていずれも独立に強度が変化し、特に前者(Aバンド)では110 C/cmで無添加試料の2.6倍に及ぶ顕著な増強が観測された。そこで、Cドーズ量に対する励起子束縛エネルギーの変化をPLピークシフト(レッドシフトと発光強度の温度依存性)から調べたところ、発光に顕著な増大が見られたドーズ量110 C/cmでは束縛エネルギーに1.8meVの増加が起こっていることがわかり、炭素添加によって明確に励起子の束縛エネルギーが増加することが明らかになった。以上のことから、110 C/cmの注入条件ではナノ結晶内部に炭素が効率よく添加され、シリコンを炭素で置換することで炭素原子による電子トラップを介して励起子が束縛された状態(束縛励起子:C:X)が実現していると思われる。
西村 健太郎*; 中島 孝仁*; 永澤 良之*; 鳴海 一雅; 前田 佳均*
no journal, ,
Photoluminescence (PL) properties have been investigated systematically for the -FeSi nanocrystals which were formed by controlling the phase transition from the -phase. Photoluminescence intensity of the FeSi nanocrystals was enhanced by a double thermal annealing in the phase transition process: the preannealing time at 500C surely controls amount of the -phase precipitated on Si(111), and the postannealing time at 800C dominates final amount of the -phase nanocrystals with coherent interfaces as well as the phase transition. It is speculated that the PL enhancement is attributed to the least defective interface between the nanocrystal and Si(111) induced by the phase transition by a double thermal annealing process.
吉次 雄一; 辻中 秀介; 後藤 浩仁; 藤田 正人; 西村 善行; 奥井 正弘; 伊藤 公雄; 小野 高行
no journal, ,
人形峠環境技術センターでは、施設の廃止措置に向けた取り組みを進めており、それに伴い、設備や建屋等の解体によって大量の廃棄物の発生が予想される。当センターでは、放射性廃棄物の発生量低減に向けて、「放射性廃棄物でない廃棄物」の制度を導入したので、それについて紹介する。
加治 芳行; 根本 義之; 高瀬 和之; 東條 匡志*; 後藤 大輔*; 岩田 豊*; 大竹 幸彦*; 西村 聡*; 鈴木 洋明*
no journal, ,
使用済燃料プールの冷却機能が喪失し、燃料集合体が破損に至る事故において、どのように事象が進展し、スプレイ散水、燃料配置変更等の安全対策がどの程度機能していくかを重大事故解析手法により定量的に評価する。本発表では、全体計画を報告する。
西村 聡*; 佐竹 正哲*; 曽我 昇太*; 西 義久*; 加治 芳行; 根本 義之
no journal, ,
重大事故解析コードMAAP 5.03を用い、使用済み燃料プール(SFP)における冷却機能喪失事象等を対象とした過渡解析を実施し、SFP初期水位及び崩壊熱が被覆管破損時間や水素生成量に及ぼす影響を定量的に評価した。
若井 栄一; 近藤 浩夫; 金村 卓治; 平川 康; 古川 智弘; 菊地 孝行; 伊藤 譲*; 帆足 英二*; 吉橋 幸子*; 堀池 寛*; et al.
no journal, ,
核融合原型炉開発のための幅広いアプローチ活動の中で国際核融合炉材料照射施設(IFMIF)の工学実証・工学設計活動(EVEDA)は2007年中旬から実施した。IFMIFは加速器施設、Liターゲット施設、試験設備施設、照射後試験施設などから構成する。本研究発表ではLiターゲット施設と試験設備施設を主とした研究開発において、国内の協力体制の下、日本が担当した一連の工学実証試験や工学設計を良好な結果を得て完遂した成果内容を報告する。本成果はIFMIFなどの核融合用強力中性子源施設の実現に向けた飛躍的な技術進歩であり、日欧国際協力における成果として核融合研究開発に大きく貢献したものである。
西村 聡*; 佐竹 正哲*; 曽我 昇太*; 西 義久*; 加治 芳行; 根本 義之
no journal, ,
重大事故解析コードMAAP5.03を用い、使用済燃料貯蔵施設(SFP)における冷却機能喪失事象等を対象とした事故進展解析を実施し、スプレイ注水あるいは代替注水を実施した際の冷却特性を明らかにした。被覆管破損を回避するためには事象発生から何時間以内にスプレイ注水を開始すればよいか等について、数条件での解析を行い検討した。
西村 聡*; 佐竹 正哲*; 西 義久*; 加治 芳行; 根本 義之
no journal, ,
本研究では、これまでに重大事故解析コードMAAPを用いて使用済み燃料プール(SFP)での冷却機能喪失事故等を対象とした事故進展解析を実施し、初期水位や崩壊熱が被覆管破損時間や水素生成量に及ぼす影響や、スプレイ及び代替注水, 燃料分散配置といった安全対策の有効性を評価した。本報では、SFPでの事故進展解析のために新たに提案した、空気中, 水蒸気中、及び、両者の混合雰囲気中にそれぞれ対応した被覆管酸化モデルをMAAPに導入しての解析を行い、それらの結果の比較検討を行った結果について報告する。
西村 聡*; 佐竹 正哲*; 西 義久*; 加治 芳行; 根本 義之; 永武 拓
no journal, ,
2013年7月に施行された実用発電用原子炉及び核燃料施設等に係る新規制基準では、原子炉に加えて使用済燃料貯蔵施設(SFP)を対象とした安全対策の実施とその有効性評価が要求されている。われわれはこれまでに、米国電力研究所(EPRI)が開発した重大事故解析コードMAAP (Modular Accident Analysis Program)を用いてSFPでの冷却機能喪失事故等を対象とした事故進展解析を実施し、初期水位や崩壊熱が被覆管破損時間や水素生成量に及ぼす影響や、スプレイ及び代替注水, 燃料分散配置といった安全対策の有効性を評価した。本研究では、MAAPコードのSFPスプレイモデルの妥当性を評価することを目的として、別途原子力機構が実施したスプレイ冷却試験の再現解析を行った。
加治 芳行; 根本 義之; 永武 拓; 吉田 啓之; 東條 匡志*; 後藤 大輔*; 西村 聡*; 鈴木 洋明*; 大和 正明*
no journal, ,
本研究は、重大事故の発生時における使用済燃料プールでの燃料被覆管の温度上昇や、燃料破損等の事象進展を精緻に再現できる重大事故解析手法を高度化し、燃料貯蔵の安全対策を定量的に評価することを目的として行った。本発表では、全体概要を報告する。
西村 聡*; 佐竹 正哲*; 西 義久*; 加治 芳行; 根本 義之
no journal, ,
2011年に発生した東京電力福島第一原子力発電所事故以降、使用済燃料貯蔵施設(SFP)の事故時安全対策として、プール水位維持のための代替注水設備や燃料損傷緩和を目的としたスプレイ設備の設置が求められている。本研究では、代替注水設備による燃料冷却の最適化検討のため、重大事故解析コードMAAPを用い、SFPにおける冷却機能喪失と冷却水漏えいの重畳事象を想定した事故進展解析を実施して、代替注水冷却による被覆管破損回避条件を調べた。
羽部 浩*; 稲葉 知大*; 青柳 智*; 愛澤 秀信*; 佐藤 由也*; 堀 知行*; 山路 恵子*; 小原 義之; 福山 賢仁; Cai, H.*; et al.
no journal, ,
休廃止鉱山の第5次基本計画に基づき、鉱害防止技術に関する基礎研究、技術開発が産学官連携で推進されており、特に重金属除去作用を有する植物や微生物を利用した自然回帰型坑廃水浄化法に関して効果検証が行われている。人形峠環境技術センターでは、従来の中和処理法と比較し、薬品使用量の削減や殿物の減容化が可能で、かつメンテナンス頻度も低い廃水処理システムに着目し、坑水中の鉄やマンガン等金属の除去について実証試験を重ねてきた。本廃水処理システムにおいては、化学的酸化による除鉄のみならず、生物的な反応による鉄除去の関与も推測されたが、除鉄槽内に存在する微生物等については解析されていなかった。そこで次世代シークエンサーを用いて、人形峠坑水および除鉄槽内の微生物コミュニティを網羅的に解析した。
神崎 訓枝; 皆川 龍平; 曳沼 裕一; 迫田 晃弘; 西村 善行
no journal, ,
人形峠環境技術センターでは安全最優先で日々の業務に取り組んでいるが、最新の情報処理技術を応用することでさらなる安全性の向上が期待できる。そこで、我々は、人工知能を取り入れた安全作業支援体制の構築を試みている。ここでは、人工知能によるテストデータを用いたデータ解析例を報告する。3万件を超える一般労働災害の概要を収集し、文章から重要単語を抽出するため、形態素解析をしてTF-IDF (Term Frequency-Inverse Document Frequency)を求め、機械学習によるクラスタリングを行った。その結果、同じような性質を有する一般労働災害のクラスタが表れ、同じ事象(骨折など)に対して考えられるいくつかの要因を予想できる可能性が示唆された。今後は、作業概要-リスク-要因-改善策の無数の組み合わせを人工知能に考えさせられるように改良し、実用化に向けた検討を行っていく。