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稲熊 宜之*; 田中 樹恵*; 土谷 武史*; 森 大輔*; 勝又 哲裕*; 大場 友則*; 開 康一*; 高橋 利宏*; 齋藤 寛之
Journal of the American Chemical Society, 133(42), p.16920 - 16929, 2011/09
被引用回数:84 パーセンタイル:85.78(Chemistry, Multidisciplinary)We synthesized two high-pressure polymorphs PbNiO with different structures, a perovskite-type and a LiNbO-type structure, and investigated their formation behavior, detailed structure, structural transformation, thermal stability, valence state of cations, and magnetic and electronic properties. A perovskite-type PbNiO synthesized at 800C under a pressure of 3 GPa crystallizes as an orthorhombic GdFeO-type structure with a space group Pnma. The reaction under high pressure was monitored by an in situ energy dispersive X-ray diffraction experiment, which revealed that a perovskit-type phase was formed even at 400C under 3 GPa.
大場 良二*; Bushnak, A.*; 小尻 利治*; 松浦 知徳*; 永井 晴康
Proceedings of the 3rd International Conference on Water Resources and Arid Environments 2008 and the 1st Arab Water Forum (Internet), 12 Pages, 2008/11
文部科学省「人・自然・地球共生プロジェクト」の課題「広域水循環予測及び対策技術の高度化」(研究代表機関:三菱重工業)において、サウジアラビア西部紅海沿岸域を対象として持続的な緑化のための気象シミュレーション研究及び緑化対策技術開発を進めてきた。原子力機構は、三菱重工からの受託研究としてこのプロジェクトに参加し、大気・陸面・水文結合モデルによる洪水シミュレーションを実施した。本報告では、このプロジェクトチームが開発した降水,水流出及び地下水モデルからなる水循環統合シミュレーションシステム及びその適用事例について紹介し、サウジアラビアでのダムサイトの決定や貯水量予測に本システムの数値シミュレーションが有効であることを示した。
大場 敏弘; 井上 広己*; 菊地 泰二; 高 勇; 千葉 雅昭; 石川 和義; 津田 和美*; 武山 友憲; 磯崎 太*; 照沼 勲*; et al.
NIFS-MEMO-36, p.121 - 124, 2002/06
原子力機器である容器等は厳重な機密性が要求されることから、これらの容器に対して極めて精度の高い漏洩検査が実施され、健全性の確認が行われている。この精度の高い検査法として、透過性の高いヘリウムガスを使用するヘリウム漏洩検査法が広く利用されている。しかし、このヘリウムガスは透過性が高いために漏洩検査のシール材として用いられるゴム系Oリングを透過漏洩して、検査を妨害する要因となる場合もある。著者等は、この問題を回避するためにゴム製Oリングを二重に装着する方法を考案し、この方法について実験を行った。その結果、予測を遥かに上回る透過漏洩の遅延現象が観察され、この現象を解析した。この結果、フランジに二重に装着したOリング間の空間の存在が、ヘリウムガスの透過漏洩を抑制する極めて有効な作用をすることがわかった。
大場 敏弘; 菊地 泰二; 高 勇; 磯崎 太*; 千葉 雅昭; 石川 和義; 井上 広己*; 照沼 勲*; 沢辺 正樹*; 津田 和美*; et al.
JAERI-Tech 2001-067, 29 Pages, 2001/11
原子力関連機器の気密漏洩検査としてヘリウム漏洩検査が行われているが、この検査においては検査箇所の気密を維持するためにシール用ガスケットとしてゴム製のOリングが使用される。一方、ヘリウムは透過性が強いため該Oリングをも透過漏洩し、漏洩検査時にこのヘリウムが検出され検査が阻害される問題がある。この問題を回避するためにOリングを2重に装着してヘリウムをシールする方法を考案し、ヘリウム透過漏洩量の時間変化の測定試験を行った。この結果、2重に装着したOリング間の空間の存在がOリングを透過して漏洩するヘリウムを抑制するうえで極めて有効であることが確認された。
武山 友憲; 千葉 雅昭; 磯崎 太*; 雨澤 博男; 板橋 行夫; 菊地 泰二; 小田部 芳清*; 平田 雄二*; 高 勇; 大場 敏弘
JAERI-Tech 2001-024, 32 Pages, 2001/03
中性子スペクトル調整型キャプセルの製作にあたり、試料に高速中性子のみを照射する目的で、熱中性子吸収材であるカドミウムのアルミニウム被覆密封薄肉円筒を製作した。核設計、熱設計上からの要求は、カドミウムの肉厚5.5mm,内径23mm,全長750mm,アルミニウム被覆肉厚0.7mmであり、カドミウムの表面に酸化膜があってはならない、アルミニウム被覆は全面においてカドミウムと密着していることであった。この仕様を満足するため鋳造によって製作した。酸化を防止するためとカドミウムは特定化学物質であるため、真空溶液鋳造装置を製作して鋳造を行った。
大場 良二*; Bushnak, A.*; 小尻 利治*; 松浦 知徳*; 永井 晴康
no journal, ,
サウジアラビアでは、降水イベントが少なく河川への流出に関するデータがないため涵養ダムのサイトを決定することが困難である。また、気象観測所がまばらで少なく気象観測データが限られているためダムの貯水量の推定も困難である。日本の水循環研究プロジェクトチームは、降水,水流出及び地下水モデルからなる水循環統合シミュレーションシステムを開発した。本モデルシステムについて報告するとともに、サウジアラビアでの水管理への適用性について議論する。
大場 洋次郎; 石田 倫教*
no journal, ,
中性子散乱法は結晶粒や転位、析出物等によって構成される金属中の複雑なミクロ組織の定量評価に適した実験手法であり、近年鉄鋼研究等での活用が進んでいる。特に、中性子回折法は結晶構造や格子ひずみ、結晶集合組織、結晶子サイズ、転位組織等の解析に利用され、中性子小角散乱法は析出物や介在物等の第二相の解析に利用されている。しかしながら、金属材料の特性とミクロ組織の相関を理解するためには、回折法と小角散乱法の両方を用い、ミクロ組織を総合的に評価する必要がある。近年、J-PARCの稼働に伴う実験技術の高度化により、回折法と小角散乱法の同時測定が容易にできるようになってきた。そこで本講演では、この同時測定技術を報告し、利用方法や課題等について議論する。